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元サッカー日本代表 石川直宏さんに学ぶ「人間力」~ 自立したビジネスパーソンとして力強く生きていくために

こんにちは。コーポレートコミュニケーション局の髙橋です。
2023年11月、全社員が参加するワークショップを開催しました。今回は、ビジネスパーソンの土台となる「人間力」をテーマに、トップアスリートのお話から学ぶとともに、ワークやディスカッションをおこないました。当日の様子について、本レポートでお伝えします。

定期的に、全社員参加のワークショップを開催

ビルコムでは、半年に一度、全社員を対象に半日間のワークショップをおこなっています。開催の目的は、下記の3点です。

  • 普段の業務から少し離れて、自身の視座を高める

  • 新しい価値観をインプットする

  • 部署を超えたコミュニケーションにより、新たな視点で思考する

ワークショップを通して、社員のスキルアップとコミュニケーションの円滑化を図っています。過去のワークショップの様子については、下記noteをご覧ください。

人間力を高めるためのワークショップ

人間力をテーマにした背景

ワークショップのテーマ「人間力」は、2023下期ビルコム全社方針にもとづいて設定しました。ビルコムでは、データを活用したPRの高度化・効率化を目指し、下記3つの事業を展開しています。

  • 統合型PRコンサルティング事業

  • PR効果測定SaaS事業

  • メディアデータベース事業

そして、上記の事業を安定的に提供し続けるために欠かせないのが人間力です。

内閣府がまとめた「人間力戦略研究会報告書」によると、人間力とは「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」と定義され、以下の3つの要素で構成されるものとしています。

・知的能力的要素
・社会・対人関係的要素
・自己制御的要素

上記の3つの要素は、ビジネスパーソンが顧客や社会から信頼され、事業を継続・発展させていく上でも非常に重要です。そこで、今回のワークショップでは、厳しい競争やプレッシャー、逆境を乗り越えて長期間にわたり第一線で活躍されてきた「トップアスリートが持つ人間力」について学びました

ゲスト講師は、サッカー元日本代表 石川直宏さん

■石川 直宏さん プロフィール
神奈川県横須賀市出身の元プロサッカー選手。現役時代のポジションはミッドフィールダー、フォワード。元日本代表。7度の手術を乗り越え、計18年間プレー。
現在は地域や社会との繋がりの中で、FC東京・サッカーを通じ、普及・育成・講演活動や、「NAO’s FARM」農場長として、心の感度・豊かさを求め『場づくり』を意識した活動をおこなっている。

お迎えしたゲスト講師は、元サッカー日本代表の石川直宏さんです。

石川さんは、日本代表やオリンピック代表、Jリーグベストイレブンに選出されるなど輝かしい実績をお持ちの他、度重なる大けがと手術、リハビリという逆境を乗り越え、平均約7年と言われる短命なプロサッカーのキャリアを18年にわたり積み上げられました。
現在(2023年11月時点)は、FC東京クラブコミュニケーターとしての活動に加え、プロアスリートのセカンドキャリアを支援する活動や、農業を通した活動など多方面で精力的にご活躍されています。

当日は約2時間にわたり、講演とセッション、質疑応答に対応いただき「人間力」に関する貴重なお話を伺いました。

石川直宏さんのお話を通して「人間力」を学ぶ

ワークショップの第1部では、『逆境を乗り越えるプロフェッショナリズム』をテーマに以下の内容について講演をいただきました。

■キャリアのご紹介
厳しいことや、つらいこと、もどかしいことが8割の中で逃げずに向き合うことで少ないチャンスをつかみながらキャリアを積み重ねられてきた。

■日本代表に上り詰めるために大切にされていたこと
逆境に出会うことが成長につながった。逆境を環境や外的要因のせいにせず、「今にフォーカスし、何ができるか」を考え、行動することが自身のレベルアップにおいて重要だった。

■逆境をどう乗り越えたのか
手術後、病室のテレビで自チームの試合を見た時、「俺たちはナオを待っている」とスタジアムに掲げられた横断幕を目にした瞬間が大きな転機になった。それまでは自分の夢や目標のためにプレーしていたが、これからはファン、サポーターのためにサッカーを続けようと勇気と希望をもらい、逆境を乗り越えられた。

様々な逆境を乗り越え、トップアスリートとして第一線で活躍し続けるために石川さんが大切にされてきたことについて伺うことができました。

第2部では、セッション形式で『成果を生み出すチームとは』をテーマに、チームスポーツであるサッカーにおけるコミュニケーションの重要性や、引退後に取り組まれている周囲の方を巻き込んだ様々なチャレンジについてお話しいただきました。

■勝てる(勝てない)チームのコミュニケーション
「関係の質」を高めることの重要性をお話しいただきました。石川さんご自身のキャリアハイの成績も、監督が描いた理想をチームメンバーと対話、議論しながら理解を深め、良い関係性の中で結果として生まれた。

■キャリアと組織貢献の両立
周りを尊重し周りとの関係性を構築していくほうが、結局自分の力もより活きるし、チームの結果も出る。活かし合い助け合うことが、結果自分を活かすことになると経験をもとにご説明いただきました。

■今後の挑戦
周りから期待の声をもらい、その声に応えてきたことが成長につながり、現在の石川さんがある。今後も、FC東京やサッカー界全体、農業など幅広い活動にチャレンジして成長していきたい。

講演及びセッション終了後の質疑応答では、想定を上回る多数の質問が出ました。一つひとつの質問に丁寧に受け答えされる石川さんの姿勢からも、人間力を学ぶことができました。

「人間力」ワークショップのまとめ

最後は、石川さんのお話から得た学びから、「人間力を高めるためにやること・やらないこと」を各自アウトプットし、ワークショップを終了しました。

以下、ワークショップに参加した社員の感想を紹介します。

『メンタルの保ち方や向上心、分析力、周囲との関係性と自分の在り方など、トップアスリートの方の頭の中がこんなにもビジネスと通じるものがあるのかととても感動し、学びが多い時間でした。』

『人間力向上の本を一冊読むくらい、学びになる内容がたくさんありました。』

『すごく心が動かされたワークショップでした。石川さんの人間力もですが、登壇してるときの話し方、周りを巻き込む力、また、資料も含めとても学びの多い時間でした。』

『石川さんの経験談やマインドのお話を聞いて普段の生活や仕事で活かせるようなことを学び、とても参考になりました。』

今回のワークショップでは、トップアスリートの実体験にもとづく講演と、部門を超えメンバーどうしで意見交換を通して、自立したビジネスパーソンとして力強く生きていくために必要な「人間力」について考える貴重な機会となりました。

なお、ビルコムではミッション「共感あふれる未来をつくる」の実現に向け、データと人間力を掛け合わせ、PRの進化に挑戦する仲間を募集しています。下記よりぜひお問い合わせください。

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