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ほんのりと甘くやさしい口触り。きびだんごとの出会いは、もうかれこれ四半世紀ほど前のことになる。きっかけは、岡山出身の祖母との外出だ。物産展で見かけるたび、おやつに食べようと買って帰るのが定番となっていた。

日本国内、それぞれの土地の個性。今、岡山にスポットを当てたデザイン展が、渋谷で行われている。このどこか愛らしい鬼の顔は、絵本作家の五味太郎氏がとあるきびだんごのパッケージに手掛けたもの。平成になってからこのデザインが取り入れられ、鬼のほかにも桃太郎や仲間たち(なかにはロボットまで!)が顔をそろえる。

あの桃太郎の物語にロボット?ふと首をかしげたくなるが、きびだんごの箱をいざ開けると、穏やかな調和にまるでそんなことも気にならなくなる。何かとこころがすさみがちな昨今の情勢だからこそ、遠くから晴れの国に思いを馳せ、つかの間ののびやかさを味わうのもまた良いだろう。


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ビルコム株式会社 [BILCOM, Inc.]
担当:小川

※上記記事は私の個人的な見解であり、会社の意見を代弁するものではない旨申し添えます。

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