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テレワークを通じて新しい『デキる私』を創ろう。テレワーク歴4年の外資系キャリアコンサルタントがお伝えする成果も評価も上がる働き方5つのヒント。

こんにちは。

現役外資系OLでキャリアコンサルタントのAyakoです。

テレワーク(在宅勤務・リモートワークとも言う)が一気に広まり

・新しい働き方を手に入れられて嬉しい人

・図らずも働き方が変わり戸惑っている人

様々な方がいらっしゃるかと思います。

働き方の変化に合わせて今まさに議論をされているものの一つが「テレワーク時の評価」。

上司も部下の働いている姿をずっと眺めている訳にいかない分、目に見える成果がより評価に繋がりやすくなっていきます。

働き方が変わっても、成果は出したいし評価もされたい。

今回はそのような方々に向けた新しい『デキる私』になる働き方のヒントを、テレワーク歴4年、売上を拡大しながら毎年評価も昇給も得ている現役キャリアコンサルタントの私がお伝えします。

1、自分の仕事のゴールを再認識しよう。

突然ですが、あなたの仕事のゴールは何ですか?

会社の利益を上げる事、お客様の利益に貢献する事、またそこに至るまでのプロセスの管理・調整・メンテナンス・・・職種や役割によってここは様々でしょう。

遠隔で仕事をしていて業務迷子に陥りがちな時、それは「仕事のゴールを見失っている時」です。

会社では近くに上司や同僚がいますから、何となく言われた事、つまり必要な情報が振ってきて、何となく成果も出せるもの。

遠隔では、情報の受発信を自分からより意識的に行う事が求められます。

仕事のゴールを再認識する事で、その為に今必要な業務は?情報は?と逆算志向で勝手に仕事が回り始め、自然に成果に近づく事が可能となります。

2、タスク管理の方法は大きく2つ。自分に合ったやり方で無理なく効率を上げよう。

「サボっていると思われないようにしっかりタスク管理をしよう!」

そう思われる方も多いのではないでしょうか。

実は、タスク管理の方法も自分にあったやり方を選ばなければ逆にストレスがかかって非効率になることもありますのでご注意を。

タスク管理の方法は大きく2つ、<積み上げ型>と<余白型>があります。

<積み上げ型>とは、読んで字のごとくタスクを1日の時間単位できっちり管理し積み上げていくやり方です。

ゴールに向かって丁寧に、着実に、確実に仕事を進める事で達成感を感じる方におすすめです。

一方で<余白型>とは、タスクは決めるものの時間の幅は余裕を持たせ、一週間単位などで複数のタスクを同時に管理していくやり方です。

ゴールに向かって自分のやり方で自由に仕事をする事がモチベーション維持に繋がる方におすすめです。

どちらが優れている・劣っているという事ではなく、また職業で一概に決まるものではありません。

相手ありきの仕事でも、ご自身の楽な、つまり無理せず成果を出しやすい方法を知っておけばそれに合わせて相手と調整を進める事が可能です。

得意なやり方に偏らせつつ、この2つの方法を状況に応じて使い分けて行けるとベストですね。

ポジティブなパフォーマンスに適度なストレスは必要であるものの、過度なストレスになりそうなものは手放していく事もデキる私になる為には大切です。

個人的には、タスクの中に「運動」を入れるのがおすすめです。

テレワークをしていると、ほとんど動かずにあっという間に夜なんて事も。

運動不足を解消したくて、仕事の合間にスクワットやウォーキングをするようにしてみたら、気分転換にもなるしその後の集中力も高まるし良いことづくめでした。

一日10分でも良いので、ぜひお試しあれです。

3、相手に合わせた『プロセスの報・連・相』で信頼を勝ち取る。

報連相はデキる人の常套句ではありますが、テレワークこそ『報・連・相』でデキる私を印象付けることが可能です。

特にテレワークは目に見える成果で評価をされやすい働き方になりますから、自分の成果に至るまでのプロセスのアピールをする機会はぜひ意識的に設けてみてください。

上司は、「自分が把握出来ている、またはコントロール出来ている」と感じる部下ほど受け入れやすいものです。

上司への信頼を得ておく事で、必要な時にサポートが受けやすくなりますし、評価に繋がりやすくなります。

コツは、上司が欲しいであろう報連相のタイミングの少し前に、自分から発信をする事。

上手くいった事は勿論、やってみて得た課題、どのように改善を試みているかなど具体的な内容をアピールしていきましょう。

もちろん、何でもかんでも報連相すれば良いってものでもありませんから(新人だったら可愛いかもしれないが)、上司の好みのタイミングは見極めます。

ちなみに私は毎年組織も上司も変わるような環境で中間管理職として働いていますが、「どんな報連相を受けると嬉しいのか」は必ず自分から上司に確認をして、出来る範囲でその通りに接するようにしています。

これはお客様や一緒に働くメンバーに対しても同様で、様子を伺って右往左往するくらいなら直接聞いてしまった方が楽だし相手の為にもなります。

時々「いつか報われる」「察してくれる人がいるはず」と自分からは動かず、ただ自分の評価に不満や不公平さを感じてモヤモヤしている方もいらっしゃいますが、仕事は情で動く事もザラですから、自分からアピールをしないのはとても勿体ないなと感じます。

相手に合わせた主体的な発信が、結果自分の評価に繋がっていきます。

また、普段から「自分で何とかしよう」と仕事を抱え込みがちな方にもこのプロセスの報連相はチャレンジして頂きたいです。

会社で抱え込みがちな方が、家で一人になったら・・・ますます仕事を抱えやすくなり一人ブラックまっしぐらの可能性も。

自分の為にも周りの為にも、ぜひ意識的に報連相していきましょう。

4、ありきたりなミーティングを手放し、意義ある共有の場を創ろう。

これは私自身がテレワークを始めて良かったと感じた事の一つでもあるのですが、今まで1時間も2時間もかけていた定例の会議や打ち合わせの時間が、オンライン化によってかなり短縮されました。

今私の組織では、週次の定例会議であれば最短15分、長くても45分で終了するようになっています。

ミーティングの短縮のコツはただ一つ、アジェンダの事前共有です。

共有したい議題はアジェンダにして事前に各自で読んでもらい、ミーティングの場は意見のシェア、決定事項の確定を行うのみ。

議事録をその場で作成しながら進める事で、ミーティング終了と同時に議事録が完成、それをまた共有すれば一連の流れが終了です。

この流れが出来てからは、オフラインミーティングの時間短縮も叶えられました。

とはいえ、新人や若手を抱えるチームリーダーやマネージャーは効率だけを求めるわけにはいかない事もあるでしょう。

遠隔での仕事は人によっては孤独や不安も抱えやすく、メンバーのコンディションの把握がしづらいといった一面もあります。

その為、私の組織では社歴やパフォーマンスに合わせた個別の1on1を不定期で実施したり、ランチ時間にメンバー全員をオンラインで繋いで話しながらランチを取ったり、若手向けにナレッジ共有のみを行う会を開いたり、と様々な取り組みをしています。

中には、レクレーションとしてオンラインでラジオ体操(!)をしている会社もあるそうです。

これらは全て1時間以内で出来る事ですし、組織の活性化が結果お客様の為になったりもしますから、決して無駄な時間では無いと思っています。

テレワークによって出来た時間の余白で、新しいコミュニケーションの形を創っていく。

とても有意義な時間の使い方です。

5、文字面で『感じの悪い人』になっていない?ここを見直すだけで好感度アップ。

テレワークの実施に合わせて社内のコミュニケーションツールとしてよく活用されるのが、オンラインチャットやメール。

実はこのオンラインツールを使ったコミュニケーションにもコツがあります。

対面や電話で話すと感じの良い人なのに、チャットやメールになった途端、なんだか無愛想に感じる方っていませんか?

そういう方は、文章の語尾がきつい事がほとんどです。

例えば、

・このデータ、夕方までにチェックして返信してください。

・もっと早く出来ない?

・ここの見出しはもっとこうすべきじゃない?

仕事中にこんな文章が飛んで来たら・・・忙しければ尚更、やるつもりだった仕事もやる気が下がります。

もちろん社内だから必要以上に気を遣う事もありませんが、社内だからこそこれからも一緒に気持ちよく仕事はしていきたいですよね。

伝える内容は同じでも、感情に寄り添う言葉を語尾に付け加えてみます。

・このデータ、夕方までにチェックして返信してくれたら嬉しいです。

・もう少し急いでもらえると助かります。

・ここの見出しはこうしたらもっと良くなるよ!

こうするだけで、一気に好感度が増すと感じませんか?

またこれはご自身のキャラクターしだいにもなりますが、私は同僚やメンバーであれば不真面目にならない程度に顔文字も多用しています(^_-)-☆

仕事では感情は出さない方が良いと捉えがちですが、感情を味方につけたちょっとした共感力が、社内の関係を和やかにし、よりスムーズに成果も評価も得るきっかけに繋がります。

まとめ:皆が初心者の今だからこそ、リーダーシップは取ったもの勝ち。

5つの働き方のヒントを挙げてみましたが、決して斬新なものは無く、心がけ一つで今すぐ始められる事ばかりであったと思います。

変化の激しい時代だからこそ、本来大切なものを見失いがちになるのではという思い、そして今の私に出来ることは何かと考えて、この記事を書いてみました。

2019年が『働き方改革元年』だとしたら、2020年は『働き方改革二年』。

つまり働く人達のほとんどが、まさに今新しい局面を経験している初心者ですから、いち早く新しい働き方(プロセス)を試し、成果を得た人が新しい道を示し、評価される時代であるとも言えます。

リーダーシップとは本来、管理職など地位や役職を指すのではなく、「ある一定の目標達成のために個人やチームに対して行動を促す力」、つまり道を示していくスキルの事を指します。

持って生まれた資質では無くスキルです。

しかも今はまだ初心者だらけですから、プロセスで失敗しても大丈夫、失敗すら次の成果に繋がりやすいのです。

私自身、成果や評価が全てだとは思っていません。

しかし、自分がしたい仕事を続けいく為に、自分で自分の仕事を守っていく為には成果や評価が必要だとも思っています。

この記事に興味を持って頂いた皆さんには、ぜひリーダーシップをご自身の持ち場で発揮し、周りに好循環をさせながら更なるご活躍をして頂きたいと考えています。

働く人を支援するキャリアコンサルタントとして、無理せず自分らしく働き、プロセスを楽しみながら成果も評価も手に入れる人達が増えたら嬉しい限りです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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