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自己紹介#2 ~理系を志すまで~

今の仕事(某メーカの機械系エンジニア)に至った経緯について書いておこうと思います。
長くなりそうです。予めご了承ください。
幼少期〜大学入学までを書きます。

幼少期

父親がエンジニア、母親が専業主婦、という、田舎の家庭で育ってきました。
二人ともできた親で、
牛乳が大好きで(あまりにもミルクをよく飲むので、ミルクづくりにつかれた両親は早々に牛乳に切り替えたらしい)ちょっと(?)ぽっちゃりしていた私を、ルッキズムにさらすことなく、健康でいてくれたら十分、というスタンスで育ててくれました。
(ぽっちゃりはしていたけど年相応に元気だった)

将来の夢は?と聞かれてもうまく答えられず、無難なところを狙って「お花屋さん」と答えていた幼いころの私。
自分の意志を持って「科学者」と言えるようになったのは確か小学校4年生のころ、
近くで開催された「青少年のための科学の祭典」に連れて行ってもらってからだと思います。
一見すると「不思議」に思えるたくさんの現象ひとつひとつに、きちんと理由があって、それがなんだかとても面白くワクワクしたものに思えました。

理系を選ぶ

時は経ち、いろいろあって東京都内の私立の中高一貫校に入学します。
中学受験の勉強は1,2か月しかできなかったので、高望みをせずに学校選びをしたのですが、これが幸か不幸か、学校ではずっと成績1位…

鯛の尾より鰯の頭、とはよく言ったもので、
勉強が大好き、は言い過ぎだけど、頑張ったら頑張った分だけできるようになったので、嫌いではなかった。
高校生になっても状況はあまり変わらず、高1のときは世界史も地理も、化学も生物も大好きで、文理選択に困る困る。

このころには部活動のチアダンス(ソングリーディング)に没頭していて、「科学者になりたい」なんてそんなことすっかり忘れていたのですが、
何となく心のどこかに引っかかってはいて、
最初はなんとなく理系を選択しようとしました。
でも周りの人と相談したり、オープンキャンパスに行ったりする中で、気になる学問の欄には「商学」「心理学」という字が並び…

周りがあっさりと、文系か理系か選択していく中で困り果て、
「文系?理系?」という本に出会います。

(文系か理系か迷っている人、文系・理系というくくりに疑問を感じている人におすすめです!)
この本を通して、やっぱり文系・理系って分けるのはおかしい!全部知りたい!やりたい!という気持ちが強くなり、
教養学部に入学後、3年生への進級時に学部を決められる、東京大学を志すようになります。
東京大学を目指すなら、文系のほうがいいよね(当時の私の学力では余裕で合格、というわけにもいかなかったので、滑り止めの選択肢が多い文系のほうが安心)、ということで、
高校に提出する文理選択調査票には「文系」と書きました。

でもなんだかもやもやして。
そんな中、母親にこんなことを言われます。

「文系の女子の就職は、まだまだ見た目でジャッジされてしまうらしい。
理系なら、見た目じゃなくて、実力をちゃんとみて採用してくれるらしい。
申し訳ないけど見た目でジャッジされて戦えるように生んでやることはできなかったから、理系のほうが生きていきやすいのではないか?」

母親、かなりひどいこと言ってるんですけど、妙に納得しました。
(見た目については、お世辞にもかわいいとか美人とかそういう感じではなく、
しかも牛乳好きは相変わらずでずっとぽっちゃりのままだったので(今も相変わらずなんですけどね)、
家の中ではあまり言われたことなかったけど、まあそうだよね~って感じ。
見た目ジャッジの話は、文系として就職活動をしなかったのでわからないですが、結果として理系でよかったなと思っています。)

と、そんなこんなで、ほかにもいろいろ理由はあったんですけど、
やっぱり理系にしよう、と決意します。
担任にお願いして、理系に変更してもらいました。

でも、この決意は、ただただ「理系を選ぶ」ということでしかなく、
あんな勉強をしたい、だとか、こんな仕事をしたい、だとか、
そういうことが全く伴わない決意でした。
何なら「実力でジャッジしてもらえる環境に身を置きたい」という、ある意味ネガティブな決意でした。
今でも後悔はしていないのですが、もっと社会の在り方が違ったら、もしかしたら違う選択をしていたかもしれません。

高2で理系クラスになりましたが、この時から女子は少なくなり、
6人 / 36人くらいだった気がします。
そして物理の授業になると、2人 / 30人まで減る…
生物選択の子が多いんですよねえ…
周りが男ばかりの環境に染まっていく始まりはこのころです。

いざ大学受験

時は経ち、迎えた大学受験。
高1の時目指した東京大学を受験しましたが、華麗に散りました。(笑)
自分の部屋で勉強するのが苦手だったので、リビングのちゃぶ台で勉強していたのですが、これが災いして腰を痛め、浪人はあきらめ(笑)、
第二志望だった私立大学の理工学部に入学します。
理工学部なんですけど、学科(機械工学科かとか電気工学科かとか)は、入学後の学びを通して考え、2年生になるタイミングで決められる、ということが決め手で入学しました。

大学受験も、受験大学・受験学部学科はめちゃくちゃ迷ったんですよね~。
どうしても、理系だけに凝り固まった人間になりたくなかったので、理系の単科大学は選択肢から外れ。
総合大学で、文系学部の授業も受けられる環境で(キャンパスが別じゃないとか)、みたいな感じで選んでいきました。
とか、この辺の話もまた機会があったら書きたいなあ。

入学した大学は奇跡的に実家からチャリで10分という近さにあったので、勉強もアルバイトも頑張ることができる環境でした。
初めてのバイト探し、ネットも見つつ、やっぱり実地調査が大事でしょ!と思い、チャリで繰り出した自分の町。
ふと目に留まったのは自転車屋さんでした。
先日走行中にチェーンが外れたときにお世話になった自転車屋さん。
理工学部に入学するのに自分のチャリのチェーンすら戻せないのか…と落ち込んだのを思い出し、新たな一歩になる気がして、気が付いたら電話をかけていました。。。

次回、機械系を志すところを書きたいと思います!
ありがとうございました。

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