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エンデューロ、ラリーのメディア活動。

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    • BIGTANKオンライン

      BIGTANKマガジンは、年6回、偶数月に発行されるエンデューロとラリーの専門誌(印刷されたもの)です。このnoteでは、新号から主要な記事を再編集して順次掲載。バックナンバーの人気記事も、不定期でアップロードします。

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    大鶴義丹 連載 TIME TO RIDE 「2022泥まみれ総決算」 No.244より

     何だかんだと、この2022も大した怪我もなくオフロードを楽しんだ。今年のバイク一大事件は「スズキGSX-R1000」の生産終了だ。私のような昭和の「ヒザ擦り少年」にとってはアイコン中のアイコンである。言うまでもなく200馬力オーバーエンジンがユーロ5に対応できなかったことが理由だ。  四輪ではもう目の前まで来ているEVへの流れ。良い悪い、好き嫌いを関係なくこの流れは止められない。そしてすでに次期排ガス規制「ユーロ7」の基準案が公表されていて、実施予定時期は乗用車などが202

      • Parc Ferme 「ファイナルスピードテスト」 No.244より

         正式にはファイナルスピードテストという。ISDEの最終日である6日目に行われる。一斉スタートの形式で行われるので、モトクロスのように着順を競っているように見えるが、実は所要時間を競っている。クロステストやエンデューロテストと同じように、スタートからフィニッシュまでの時間が計測され、他のスペシャルテストの成績と同様に、リザルトに合算される。  2022年のフランス大会のリザルトを見ると、トップクラスのライダーで13分台だった。最近のISDEにおけるエンデューロテストより、少し

        • Roadbook 「ブルキナファソの水」 三橋淳 No.244より

          文 / 三橋淳  2004年のダカールラリーのルートマップ。ポスターにもなっていて、確か参加者にも配られたと思う。でも実際このポスターはアマチュアにとっては迷惑な話で、だって今からラリーが始まるっていうのに、大きなポスターは邪魔でしかないからね。でもこうしてデジタルデータとして残っていれば、いつでも見返すことが出来るので便利になった。  2004年といえば私が初めて4輪でダカールラリーに出場した年で、日産パスファインダー(日本名テラノ)で片山右京さんと市販車部門のトップ争い

          • 工具の世界 「整備力を磨く」 No.244より

            Text : 山田卓弥 Image : Future7Media 車載工具とは?  このコラムでは主にラリーやオンタイムでのレースを想定しつつ、それらの情報を基にツーリング等での出先の急な整備でも役立つ工具や整備の話を書いております。しかし「工具」や「整備」といってもみなさんが思っている以上に広範囲な上に、さらには各個人の出来る整備のスキルまで違っていてなかなか万人に届くような話を書くのが難しいのです。そこで今回は超基本に立ち返りまして1でも2でもない0地点での話をしてみ

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            Joan Barreda - 何と読むか? という雑談

            Joan Barreda Boat - スペインの人。 今年、2023年のダカールにもMonster Energyから出場し、すでにクラッシュしてヘリコプターで搬送されてしまったが、最も有名で人気のあるライダーの一人といっていい。サウジのダカールで亡くなってしまった、パウロ・ゴンサルベスとは長年の盟友だった。 ジョアン・バレダと、パウロ・ゴンサルベスは、ともに、BMWのオフロードレーシングプロジェクトであった、G450Xのラリーバージョンを走らせる、Speed Brain

            tm Racing エンデューロ試乗 - No.244よ

            世界選手権仕様の性能をすべてのユーザーに。tmレーシングの哲学を受け継ぐ「情熱の色」が復活した。第2世代の2ストFIの完成度も再確認する。 Text : Hisashi Haruki Images : Animal House, 井上演 Rider : Tadao Ikeda ■tm Racing Japan 2ストFIは常識化するか  長く北海道を拠点としていたtmレーシングジャパン(株式会社うえさか貿易)は、2022年に体制を刷新。本社住所も東京に移した。今回紹介

            No.244 カバー写真

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            エンデューロとは自主、自律を楽しむこと - エンデューロ日記 No.44

            写真/文 春木久史 エンデューロの朝はパルクフェルメから始まる。Parc Fermeとは、フランス語源のモータースポーツ用語で車両保管所のことだ。 この競技では、各選手ごとに毎日、朝パルクフェルメに入る時刻、モーターサイクルを整備するるワーキングエリアに入る時刻、エンジンをかけてスタートする時刻、各タイムチェックポイントに到着すべき時刻、そしてまたパドックに戻ってきてモーターサイクルを整備する時間、それを終えて再びパルクフェルメにモーターサイクルを収める時刻まで。これらが

            人生最後の一台 - TL125バイアルス 柏秀樹の場合 No.243より

            ある日、あなたの前に神様が現れてこう宣告する「あなたはこれまでにいろいろなバイクに乗ってきたが、ついに最後の一台を選ぶ時がきた。あなたが手に入れることができるのはあと一台だけ。その代わり、世界中に存在する、あるいは存在したことがあるどんなバイクでも選ぶことができる」。さあ、あなたが選ぶ人生最後の一台とは?  第3回 : 人生の先輩とTL125 Text : 柏 秀樹  人生最後のバイクというと簡単に2つの候補が上がった。ひとつはスーパーカブ。C50やC90で全国あちこち走

            女王の在位とワールドトロフィ - エンデューロ日記 No.43

            隔月刊で発行しているBIGTANKのフィジカル(印刷)版。2022年の最終号になるNo.244を脱稿した。いくつもの記事の中に、8~9月に開催されたISDE=国際6日間エンデューロのフランス大会も含まれている。今さら感がないでもないが、印刷された本では、もはや速報的な内容はほとんど意味を成さない。まとまった記事にするのならば、いくらか時間を置いて、事実の解釈が熟成するのを待つというのもひとつの方法と考えることができる。今回は、日本人参加者のうち、2名のインタビューもあわせて掲

            Roadbook 「フィアンバラ 悪魔の砂丘」 三橋淳 o.243より

             Chilecitoと書いてチレシトと読む。 San Juanと書いてサンファンと読む。  どちらも南米・アルゼンチンにある地名だ。ということは南米時代のダカールラリーのコマ図と言うことになるが、何年のものかは確かじゃない。ステージ12とあるので、これらをキーワードにググってみると2018年らしい。私が最後に出場したのが16年なので、このルートブックは私は見ていないということになる。  さて、このコマ図から連想する事を書くのがこのコラムの趣旨だと思っていたのだが、BTMの読者

            その輝き、まさに流星 - Kawasaki KLX250SR

            市販トレールバイクとして発売され、現在もその基本設計が受け継がれている「知られざる名車」が、ワールドエンデューロの歴史に刻み付けたものとは何か? 理解不能のポテンシャル  「闘う4スト」というカタログのキャッチコピーが正しく理解されるようになるのは、1993年のデビューから少なくとも数年は要したのではないだろうか。低回転でのパワーが貧弱で、エンジンは始動性が悪いとも評価された。高性能の2ストロークエンデューロモデルのKDXシリーズから譲り受けた高剛性のペリメターフレーム、

            TIMER TO RIDE 「890アドベンチャーRという難問」 大鶴義丹 No.243より

             某ウェブマガジンの記事経由で、KTMジャパンさんから、最新の890 ADVENTURE Rを10日間ほどお借りした。まだ400キロくらいしか走っていない新車同然の車体であった。  大型アドベンチャーバイクに関しては、アフリカツインからGS、トライアンフまで、大半の車種をダートで激しく乗った経験がある。獣道で苦しみ、転倒もしている。GSだけは独自の哲学があるが、あの大きさをダートや獣道などで扱うと言う点においては、基本的にどの車種も同じだ。借り物CRF250RALLYを、自分

            工具の世界 「ネジの起源を紐解こう」 No.243より

            山田卓弥 ボルトとナットの黎明期  今ではみなさんが当たり前のように見ている螺旋状のネジ。私たちが好きなバイクにも大小様々なネジが多く使われております。  整備とは──と問われれば、ひとつの回答として「ネジを緩めて、そして締める事」と言えるくらいに密接な関係性があるわけです。 今回はそんな整備や工具とは切ってもきれない関係にあるネジの話を少しだけ掘り下げてみたいと思います。  ネジの登場はいわゆるボルトナットから始まったと言われております。黎明期のボルトナットは金属加工の

            地獄門の思い出 - Hell's Gate 2010

            イタリアのエンデューロレジェンドであるファビオ・ファゾーラが主催するハードエンデューロイベントの雄である。風光明媚なトスカーナ地方のアグリツーリズモ「イル・チョッコ」が舞台。イル・チョッコは、古くからエンデューロ、また、4輪のラリーなどの舞台になってきた。

            モーターサイクルとともに生きること - Parc Ferme No.243より

            Josep Garcia ISDE France 2022 - Future7Media  ルートをタイムチェックで仕切り、その区間の所要時間を指定する。ある区間を「スペシャルテスト」として設定し、そこでスピード(タイム)を競う。こうしたエンデューロの基本的なフォーマットは、一般の交通がある道路を含んだコースで競技を開催していく中で、自然に形成されていったものだ。街の中の車両保管場所を出発し、郊外に出て山野を駆け巡り、そして夕方には街に戻って来る。そうしたアウトラインを成立