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BIGTANKマガジンは、年6回、偶数月に発行されるエンデューロとラリーの専門誌(印刷されたもの)です。このnoteでは、新号から主要な記事を再編集して順次掲載。バックナンバーの… もっと読む
1998年に創刊。世界のエンデューロ、ラリーのマニアックな情報をお届けしています。
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記事一覧

ダカールは革命的なルール変更に踏み切った

南米からサウジアラビアに開催地を移して4度目となるダカール2023の主催者ASO(アモリースポーツオーガニゼーション)は、開催に向けた最初の重要な発表として「革命的」とも言えるルール変更が行われることを公表した。それには、デジタルロードブックの本格的な導入。それによって可能となる「ランダムロードブック」の採用、そして先頭を走ってルートを切り拓くライダーが不利にならないようにする「タイムボーナス」の導入も含まれる。  このラリーは、常に高速化によるリスクの低減、スピードに偏らず

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Looking Back - 2018年。エルズベルグに初挑戦した石戸谷蓮、当時のインタビューを振り返る

2015年の矢野和都以来、3年ぶりとなった日本人選手のエルズベルグ参戦。石戸谷蓮は、5年計画の最初の挑戦を終えた。順位は141位。4時間の制限時間で到達したチェックポイントは14で、矢野と同じ。結果だけを見れば、完走はほど遠く見えるが、石戸谷は、完走への手応えを充分につかんだと話す。「世界で最も注目されているオフロードレース。だからそこに参戦する意味ある」。石戸谷が見たものは、何か。 Interview : 石戸谷蓮 Text : Hisashi Haruki -- 初め

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Hard Enduro vs Super Enduro - ビリー・ボルトのバイク研究 - No.240より

現在のエンデューロを短い言葉で言い表すのは不可能といっていい仕事だ。伝統的なエンデューロ、ハードエンデューロ、それにスーパーエンデューロ…。先鋭化し、専門的となり、それぞれにスペシャリストが存在する。当然、そこで用いられるバイクも、その分野のために特化している。我々はハードエンデューロ世界選手権、インドアのFIMスーパーエンデューロ、その両方で頂点に君臨する一人のイギリス人に取材し、現代のエンデューロバイクの真実を明らかにした。 Text : Jon Pearson Pho

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1-ON-1 インタビュー山本礼人 - UNBREAKABLE - No.240より

8年をかけてたどりついたハードエンデューロの王座。急成長の裏には重要なマインドセットがあった。 ぼくは決して上手いライダーじゃない。でもハードエンデューロで誰にも負けない大事なものを持っている。それがある限り、どんなにすごいライダーが相手でもあきらめるということがない。 Text : Hisashi Haruki Photos : hijibaku Photo ケゴンベルグは心理戦だった採石場のロックなんで、あまり得意じゃないし、トライアル的なテクニックで差が出るじゃな

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ジョセップ・ガルシアのトレイルツール - No.240より

どんなに困難な状況にあっても走り続け確実にパルクフェルメに戻ってくる。それがエンデューロライダーだとするならば、そのための道具選びはライダーの哲学を表現するものだ。 Text : ENDURO21 Team Photos : Nicki Martinez 理想のツールキットエンデューロライダーのツールバッグ、またはバックパックには何が入っているべきなのか? 少し経験のあるライダーなら、それは常に関心事であるはずだ。例えば、ENDURO GPのチャンピオンで、ISDEのオー

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「実は普通なところがまるで無い」 - Looking Back BMW G450X - No.240から

原理的な理想を追った技術者の挑戦。そのエッセンスはエンデューロからラリーへと受け継がれ長く活躍した。 BMWのGP挑戦2008年に発売され、そのモデルだけでカタログから消えた、BMWの歴史の中でもレアな存在の一台と言えるだろう。完全なエンデューロコンペティション用の設計で、110km/h超の速度での巡航運転、また瞬間的にでも120kh/hを超えることが不可とされ、それに違反すると車載のコンピュータに記録が残り、メーカー保証の対象外とされるものだった。  プロトタイプが競技に

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「DOAラリー・林道の怪鳥降臨か」 - 大鶴義丹 Time to Ride - No.240より

2016年より新生されたCRF系アフリカツインは「初代」「マイナーチェンジ」「アドベンチャー」「1100」と、四台も乗り継いできた。カスタムにおいては、オフロードシート、ガード類に始まり、オフロード専用ナローホイール&エンデューロタイヤのセット、足回りもナイトロンチューンまで試した。  長距離ロードツーリングからフラット林道、ガレ場、獣道、廃道、エンデューロコースと、日本国内においては想像のつく限りの使い方をしたと自負している。  本誌を含め、バイク雑誌のコラムなどでも活躍し

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FIM SUPER ENDURO 2021-2022 ビリー・ボルトに栄冠 - No.240

12月のポーランドで開幕、ハンガリー、イスラエル、ドイツ、そして当初は最終戦もタディ・ブラズジアクのホームであるホーランドで開催される予定だったが、COVID-19状況の悪化でキャンセル。急遽ドイツGPを3月19-20日の2連戦とすることで決着したインドアのFIMスーパーエンデューロ世界選手権。

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YAMAHA TY-E 2.0 - ヤマハの電動技術はエンデューロに応用されるのか? - No.240より

ヤマハ発動機は、FIMトライアル世界選手権に出場することを前提としてアップグレードされた電動バイク技術、TY-E2.0を3月25日の東京モーターサイクルショー開幕に合わせて発表した。同社は2018年、すでにこのバイクの最初のプロトタイプを発表しており、2.0はそこから大幅に進化したスペックを持つものだ。このTY-Eよりも高度に進化したモーターサイクルがあるとしたら、それは未来に存在するというべきだろう。トライアル世界選手権というトップレベルのコンペティションで勝つことを目的と

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ヤマハは2輪用 パワーステアリングを開発 - No.240より

ヤマハは現在、全く新しいモーターサイクル用の電動パワーステアリングサポートシステム"EPS"の開発を進行中。アンチロックブレーキ、トラクションコントロール、アクティブサスペンションシステムに続く新世代の「ライダーエイド」の機構は、日本のモトクロス選手権に参加するファクトリーマシンに搭載され、最も過酷な環境下でR&Dが行われている。  EPSシステムは、既存のステアリングダンパーユニットのように、小型の電子ユニットとステアリングヘッドの前側に取り付けられたサーボを使用して、電気

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ハートに何を持っているか - Parc Ferme - No.240より

カバー写真 - Taddy Blazusiak Romaniacs 2019 - Future7Media インタビューは、ぼくがもっとも好む取材のスタイルで、今号では、昨年、ハードエンデューロ選手権でタイトルを獲得、そしてシーズンインのビッグイベントだった、石戸谷蓮が主催する「ケゴンベルグ」でも優勝した山本礼人に協力してもらった。インタビューは、なんといってもその人の個性、人柄に直接触れることができるのがいい。  彼と初めて会ったのは、2015年に、外務省の外郭団体が主宰

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EnduroGP 2022 R2ポルトガル - ルプレヒト- tmレーシングがWウイン達成

EnduroGP FIMエンデユーロ世界選手権 2022年 第2戦 ポルトガルGP - DAY2 2日目となり荒れたトラックで接戦を繰り広げたのは土曜日と同じ3名。ともに乾燥したロックのスペシャルテストに強いスペイン人とイタリア人、そして南半球から来た若者です。 DAY1に優勝したオーストラリア人のウィル・ルプレヒトは、tmの4ストローク300を武器に、ジョセップ・ガルシア(KTM)を6秒の差で下し、ダブルウィンを達成。  「1-1というリザルトに満足しています。特にエン

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EnduroGP 2022年 第2戦 ポルトガルGP - DAY1 南半球ライダー攻防

GASGASとHusqvarnaを含めたKTMグループの3メーカーが復帰、多くの若手有望株がベテラン勢に挑む。正しく世界の頂点を競うチャンピオンシップとして完全な復権を果たしたFIMエンデューロ世界選手権は、早くも第2戦を迎えました。 Betaチームの苦戦が目立つ序盤の戦況。2ストローク300で最大排気量のE3を戦うブラッド・フリーマンは、イタリア国内選手権の開幕戦で負傷、さらにCOVID-19感染の影響で開幕から不振、ポルトガルの土曜日も後半クラッシュして失点。4ストロー

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隣のテーブルにある料理が美味しそうだからといって横取りしてどうする? - エンデューロ日記 No.40

いくら業界の大手だからといって、スポーツイベントの運営内容に口を挟み、資金を盾に言うことを聞かせようなどあっていいものではない。企業は利潤のためにいつでも方針変更しなければならないもので、普遍性、中立性が不可欠なスポーツイベントに参加するには、相応の度量、資質、覚悟が求められるべきだ。 1998年から数年間。イギリスのエンデューロ世界チャンピオン、ポール・エドモンドソンが、アメリカのGNCCにフル参戦していた。バイクはカワサキを使っていた。GNCCは、現在ほど大きな存在では

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