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日本語教師日記

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2022年秋に11年半の名古屋転勤から東京へ戻りました。 名古屋ではオンラインと対面の塾を運営していましたが、 今はオンラインのプライベートレッスンに絞っています。 学校を離れた…
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#日本語授業

日本語教師日記その155. キャンセルで、何故ちょっと喜ぶのか

私の仕事は掛け算ではなくて、足し算です。 お金を動かしたりする仕事の人たちは、 自分達が体…

日本語教師日記151.雑談(2)生徒に教えてもらう料理

続きです。 雑談を一切せずに、1時間それだけ。 詰め詰めでレッスンをしたら、その分早く上手…

日本語教師日記150.雑談(1)「お母さん」の呼び方

1時間まるまる1対1で向き合って日本語を勉強していると、 生徒も息詰まるでしょうが、私も同じ…

日本語教師日記140.生徒のタイプ−①日本語学習でデスパレートな人

1対1。1回1時間、と「1」づくしである日本語レッスンですが、 ずっと緊張感を保ちつつの、遊び…

日本語教師日記139.宿題についてー①受け身形をマスターしたい人の例

日本在住経験があり、いつかは日本に戻りたいという生徒は多いです。 せっかくマスターした日…

日本語教師日記 134.雑学としての落語

1時間のレッスン中、常に集中していることは難しいものです。 1週間ぶりに会う生徒がほとんど…

日本語教師日記132. ことわざと国民性:「一難去ってまた一難」

ある生徒さんが、とても緊張する会議に出席するのでしばらく心配していて、 敬語の復習などを依頼されていました。 今日のレッスンで、 「やっと終わりました。本当に緊張しました。お世話になりました」 と言いましたので、 じゃあまあ、あとはゆっくり休んで、 あとはのんびり、日本語の宿題にでも取り組んでください。 と言いました。すると彼女は、 「いえいえ、来週にはもっと緊張するプレゼンがあるんです。 先生、助けてください」 私は急に、昔読んだ HOBIT(ホビット:ロード・オ

日本語教師日記111.仕事の環境の大きな変化(2)現在

昨日は、自分にとって懐かしい昔について書かせていただきました。 ものすごく不安定な雇用で…

日本語教師日記110. 仕事の環境の大きな変化(1) 駆け出しのころ

私の日本語教師生活の半分以上は、日本語学校や、 語学教師派遣の会社に複数属していました。 …

日本語教師日記109. 今なら困らないけれど(2)「泡は要りません」の人。

二人で一緒に喫茶店に入ったが、自分だけ注文することになった、と言う経験があります。 トラ…

日本語教師日記108.今なら困らないけれど(1)「失礼です」と言いたい人

長くこの仕事をやっているので 、今ではあまり困りませんが、 昔は即答できなかったり、うまく…

日本語教師日記107.ホワイトボードが逆に新鮮

2022年年明けのレッスンのこと始めは、 1月4日、アメリカに住む11歳少年の初回授業でした。 …

日本語教師日記86.国語や古典に意外にお世話になっていた話(1)言葉の由来

小説家志望で英和の翻訳家の超上級生徒。 このところ私と彼は、各々の書いたものを訳しあった…

日本語教師日記85.ハロウィーン間近なので子供生徒ちゃんとー(2)お姉ちゃん編

姉弟のレッスンは、弟くん最初でお姉ちゃんが次です。 ハロウィーンの近づいていたこの日、 お姉ちゃんに新しいジャムボードのページを開いて画面共有してもらいました。 これから怖い話をしたいと思うのですが、あなたがしますか? 私がしますか? と尋ねたら、私のを聞きたいと言いました。 お姉ちゃんには、忘れていたとしても、聞けば思い出す言葉のストックがありまして、それがなかなかすごいのです。 たくさん会話をしながら、それを引っ張り出していきたいと思っています。 レッスンでは会