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Alone in the room/ダンスを読むnote#7

◇story

一緒に住んでいる家族か、物と踊る―、ということで始まったこの企画。
私の家族は茨城の実家におり、今年のGWはコロナの影響で恒例の筍掘りもできず、会いにいけなかった。「ごめんね」と私が言うと、「来なくていいよ。体にだけは気をつけて」と母から。家族の中で一番危険な東京にいるんだな、と思った。
狭い1kのアパート。ここでいつもの踊りの稽古とバイトのテレワークをしないといけない。部屋の模様替え、今までできなかったいらない服の処分。新しい生活は、見えない不安ときれいになった部屋の中。部屋で踊ってみたけれど、うまく踊れず、しんどい。部屋を暗くして、クリップライトを付けたら、少しだけ劇場みたい。おうちシアター!? パソコンからの漏れ灯りが白く照らす。そこから外と繋がっているという不思議な感触。頑張らないで、暗い中にじっとしているのも安心するなぁと思った。例えば影と一緒に。例えば、わずかなPC灯りを捕まえて。いつもと違う風景が見えてくるかも。

南阿豆

Shallwedance差し込み画像

日常が変わってしまった。

人と出会うこと、一緒にいることができないコロナ禍の中で、

家族、仕事の繋がりで会うことは許されて、他の人とは会えない。

会って話すこと、接近すること、触れること基本的なコミュニケーションができない中で、

今できる、コミニュケーションを探して、様々なダンスのカタチで。

Shall we dance?

身近な誰か・なにかとのささやかなダンスの映像と
そのダンスにからうまれた物語をつづった
“ダンスを読むnote”を毎週月・水・土に紹介します

STAY HOME + DISCOVER YOUR OWN DANCE

BigFamilyTokyo/BFT
ダンスと社会をつなげるコミュニティダンスに取り組むダンサーグループ。ワークショップの開催、ファシリテーターとしてのスキルアップなどさまざまな企画を通してダンスの力を広げます。JCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成スクールでトレーニングを受けたメンバー達です。
Twitter/ Instagram @bigfamilytokyo
Facebook @BIGFAMILYTOKYO

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