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#新型コロナウイルス
「そうだ!仕事をやめよう!」モラルハザードが起きる米国労働市場
私の話ではありません。
今日は米国の労働市場で、今後数カ月以内に起こるであろうモラルハザードについて書きたいと思う。
今、米国の雇用情勢を見る上で最も適しているのは、毎週発表される新規失業保険申請件数だが、足元急激に悪化している。
チャートのスケールがあまりに違い過ぎて、間違いではないかと思ってしまうが、間違いではない。
コロナウイルスのショックでロックダウンが始まるまでは282千件/週程度が
COVID19 NYの現状と私が感じること
改めてこのコロナウイルスについて振り返った時に、一番最初に違和感を感じたのは1月21日のニュースを見た時だった。
"北朝鮮が1月22日から中国との国境を封鎖する"
この記事を初めて見る人もいるかもしれないので、簡単に自己紹介をすると、私はニューヨークでマクロ戦略の投資を行なっている人間だ。
マクロ投資は国際政治や経済、地政学リスクなどをあらゆる観点から分析し、資産配分を決定する投資戦略の一種
パンデミック宣言、重たい腰を上げたWHO。パンデミック債はどうなる?
先日、WHOがパンデミック宣言をしない理由の一つに、パンデミック債の存在があるのでは?という記事を書いた。
パンデミック宣言がこれほど遅れた背景の真偽は、当の本人達以外には知る由もないが、いずれにせよ、ようやくWHOのデドロス局長はコロナウイルスがパンデミックになったと宣言した。
まず、パンデミック債とか、金融市場がどうこうという以前に甚だWHOのアクションは政治的であり、遅すぎる対応だったと
なぜWHOはパンデミック宣言をしないのか?パンデミック債という悪魔的デリバティブ
コロナウイルスは拡大を続け、世界中で蔓延しており、誰の目にもパンデミック状態であるのは明らかであるが、WHOは未だにパンデミック宣言をしていない。
それどころか、コロナウイルスが中国で爆発的に増える中であっても、デドロス局長は中国の対応を絶賛し、中国との貿易や旅行を止めることは相応しくないなどと発言するなど、極めて中国寄りの発言をしてきた。
デドロス局長はエチオピアの元外務大臣であり、エチオピ