思春期へのメンタルヘルス教育
医療機関に勤めていた頃、大学入学前後で発症して、数年が経過してからようやく精神科治療にたどりついた20代後半の患者さんたちと話をして、よくこんなことを思いました。
「もっと早くに治療を始めていたら、この人の青春の貴重な数年間を無駄にせずに済んだのに」
精神科受診に対する心理的ハードルの高さが、彼らの抱える精神疾患の早期発見・早期治療のブレーキ(壁)になっている、そう感じていたのです。
なので、できるだけ若いうちに精神疾患についての教育をして、早期発見・早期治療につなげるこ