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荒川に架かる清砂大橋について
住んでいる葛西から都心へ自転車で行こうとする場合には荒川を渡らなくてはいけない。目的地によって渡る橋が変わるが一番多く通るのが清砂大橋だ。
長さが1.3キロあるが途中に首都高速が上を横切っているので遠目には長く感じられない。
完成は2004年と都内の道としては新しいほうだ。江東区側は永代通り、江戸川区側は船堀街道や少し先で環七と繋がっているので交通量はかなりある。
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それほど変わらず対岸と繋がっているがこの橋は緩やかに上がっている。
首都高速と土手の間の川は中川。橋から土手沿いには歩道があり葛西臨海
公園まで続いている。
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途中に自転車の速度を落とすためのポールが何か所もある。
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真上の道は江東区側からの道。この橋の北側には橋が出来る前から清砂大橋を跨ぐ首都高への道がありスペースがなかったのか交差点を超えて清砂大橋通りの次の信号へ行くので地図上で見るより複雑な道路状況だ。
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この橋ができるまではひとつ北側にある葛西橋か京葉線と並行している荒川河口橋しかなかった。東西線が強風で止まって東陽町から歩いて帰ったことが何度かあるがこの橋ができる前は葛西橋経由で6キロ強。清砂大橋が出来て直線距離で
1キロほど短縮されたうえに道も広くなったので便利になった。
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設計が古いためか歩道が狭いので自転車は走り難い。
しかし不便な点がいくつかある。
ひとつは高さ。東西線と並行しているがなぜか最高部は東西線より高い。この橋が出来る前の1978年2月28日に竜巻によって東西線の電車が脱線した。その対策のためにこの高さにしたのかどうか分からない。もしそうだとしても強い風が吹くのは冬の時期で多くは北風。しかし橋があるのは南側と東西線は北側ということで効果はすくないうえに北からの風が清砂大橋に当たり東西線に跳ね返るだけにより危険だろう。
高くしたので坂道は結構な距離になり自転車で走るのは一苦労だ。特に風が強い時はいっそう走るのが辛くなる。東京湾沿いの埋立地の橋も必要以上に高いものが多くこの橋も一連の流れでこうなったのかもしれない。
予算設定がいい加減な公共工事だけに建設会社が少しでも予算を多く取ろうと少しデザインを良くしてというパターンか。それとも江戸川、江東区共に0m地帯が多いということで橋だけでも高くしておこうということか。(特に江東区はその傾向が強く昔の橋以外は橋を高くしている所は多い)
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最近はあまり無いが東西線は強風で止まると地上区間だけ運転中止となるので東陽町から歩くことになる。南側の歩道は広いが柵が低いので風が横風だと歩くのが厳しいうえに自転車が多いので危険だ。こういう時は柵が高い北側を歩くのが良いだろう。江東区側はスロープだが江戸川区側は階段のみと自転車も少ない。
平日はコロナ禍以降自転車で通勤する人が増えたので朝は自転車が多いが両端が緩やかな坂になっているのでそれほど早く走る人は少ないが土日はクロスバイクなどスピードが出る自転車が多いので要注意。江東区側の橋の下にはサイクルロードがありこの橋を渡って葛西臨海公園まで行こうという輩が多いのだ。緩やかな坂があるといってもクロスバイクにとっては負担になるほどではないうえに長い直線ということで周囲に歩行者がいても我関せずと猛スピードで走り抜けていく。
この橋について思い出すことといえば2011年の3月11日の震災の時だ。撮影の帰りに上野駅で地震に遭遇。鉄道は動かず葛西まで歩くことになったが南砂町を過ぎて遠くに見える
清砂大橋の歩道が人で埋め尽くされていた。さらに中洲の首都高では荷崩れしたトラックの列とここまで震災の影響をあまり感じなかったが大きい地震では埋立地は液状化するということを感じた光景だった。
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風の弱い日に長い直線の道を自分のペースで走るのは気持ちの良いことだ。前後に坂があるがそこを走り切る脚力がつけば良い運動にもなるし高い所から見える都心部の風景もお勧めだ。残念ながら清砂大橋からはあまり良い風景は見れないが荒川河口部にある京葉線と並行している荒川河口橋はスカイツリーや都心部の高層ビル群も見える。高さも清砂大橋と同じくらいあるし途中に休憩スペースもある。両端の坂は清砂大橋よりきついが(新木場側は途中から歩道が狭くなるので降りる時は要注意)ここを自転車で普通に走れればかなりの脚力がつくだろう。
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清砂大橋と違って途中に遮るものがないので長さを感じさせる。
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