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ニコンAF-S85mmF1.8G/やっぱりニコンの85mmは凄い

  近いうちにミラーレス機を購入するつもりなのでFマウントのレンズを買うつもりはなかったがフィルム撮影で使っているニコンF6のために買うことにした。
大半の撮影で使っているシグマの50mmF1.4DGのシャープな絵に対して85mmはニコンのF1.8D。
フィルム時代のレンズで20年以上前に作られたということでいろいろな面で絵が違い過ぎるのだ。同じような絵を求めるならシグマの85mmを買えば良いが電磁絞りのEレンズということでF6には使えない。
あとどのくらいフィルムで撮るかということとコスト、大きさ、デジタルでも使えるということだけでなくニコンのミラーレス機を使うとしたらAFが使えるレンズ内モーターにレンズということでニコンの85mmF1.8Gを購入した。

F1.8G(左)F1.8D(右)

F1.8Dに比べてフィルター径が62mmから67mmと一回り大きくなったが全体がプラスチックになったことで重さはF1.8Gの方が軽く感じる。
ピントリングもF1.8Dはこの頃のDレンズの特徴である軽過ぎてMFでのピント合わせがやりにくかったがF1.8Gはそれなりに重さがあってMFでのピント合わせも困難ではない。(欲をいえばもう少し距離間が広いと細かいピント合わせが出来るがAFの速度の都合で無理な話か)

写りの方で一番感心したのは開放で撮ってもシャープなことだ。F1.8Dは眠い感じで意図的には使えることもあるがピントの合った線が甘すぎる。シグマの50mmに比べればシャープさは弱いがデジタル時代のレンズと言っていいレベル。
フィルムで開放近くで撮っても細かい線がきちんと描写されるのはうれしいことだ。

  F2(フィルム)
F2.2(フィルム)

デジタルでは逆光時に開放近くで撮るとパープルフリンジがハイライト部にはっきりと出るがこのレンズは多少出る
程度。F1.8DのようにF4近くまで絞っても盛大に出るということがないのも今のレンズということか。

1/2500 F2(デジタル)
1/5000 F2(デジタル)
1/8000 F2.2(デジタル)
1/8000 F2.2(デジタル)
1/1600 F2(デジタル)
1/500 F2(デジタル)

最近のレンズは花形フードが多いがこのレンズは昔からの丸形フード。花形は見た目は良いが逆光など光線の悪い時に縦位置にするとフレアが出やすい。ハレ切りすれば良いがデジタルカメラのファインダーは隅が見え難く小さいフレアは見逃す可能性も高い。85mmは人物撮影などで逆光で使うことが多いだけに丸形フードが装備されているのはありがたいことだ。

右が85mm。左はシグマの50mmで花形フードと見た目は良い。


ニコンは昔から50mmと85mmのレンズは定評がある。
ミラーレスのZレンズの2本の85mmレンズも評判が良いようだしミラーレスもニコンにしたいところだが自分が求めている性能のカメラが今のところないのでその描写を味わうことが出来るかは不明だ。

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