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【農ライフ】遠心力と求心力、そして踏み出す力
3日間の香川県三豊市のプログラムが終わり、今は空港行きのリムジンバスにゆられています。
ちゃんと感じたことや考えたことを書こうと思いましたが、あまりのインプット量と感じたことのない刺激で、うまくダイジェストできていません。
来る前に考えていた都市と地方の優劣関係や、生活のスピード感の違いみたいなことは、いまや完全に崩されています。
1日目は、とにかくすべてが色鮮やかだったなぁと感じました。都会にはない色に五感が刺激されて、体中からエネルギーが出るような気分でした。
よほど凝り固まっていたのか、まだその時は「すごい」以外の感想がなかなかうかびませんでした。
この日は、そのエネルギーは土地からきているように感じました。
2日目は、すさまじい勢いで進化する地域の人々の活気と熱量に圧倒されました。
地元の底力とよそ者を受け入れて飲み込んむ力。その力の源がどこにあるのだろうとまだ答えが見えていません。
ただ、自分の生まれ育った街は、もともと面白い。それを後世に繋いでいく、その想いが一つの遠心力になって街中に広がっているようでした。
そこに、外から一緒に面白がってくれる人たちが吸い寄せられていく求心力も生まれているようでした。
自然豊かで穏やかな土地の力と、そこで暮らす人たちの力。
その2つの力が混ざり合って、大きなうねりになっていることは間違いないようです。
ある人は「今が創生期だ」と言い、またある人が「余白がたくさんある」と言う。
「地域のあったらいいなをカタチにする」と言う人と、「やりたいことをやってるだけ」と言う人
でもみんな一人ではできなかった、仲間がいたからできたと言うのです。
一見すると繋がっていないようなものもブレンドして街の一つの味になっているようでした。
一人一人がこんなにも個がたっているのに、チームで向き合うことで、何倍もの力を出しているようでした。
人それぞれに役割と出番があります。
本気で声を出せばそれが現実になるのを、実際にいくつも見たら、否が応でも考える。
本当にやりたいこととは?
途中で変わってもいいから、バッターボックスに立つと言う人もいる。
子どもたちの未来のためにできることしたい。選択肢を増やしたいと思っていたけれど、自分は何をしたいの?
2拠点生活で中庸な生き方をしたいと考えていたけれど、今は自分どう思ってるの?
子どもたちに何を見せて、感じさせたいの?
自分の中にあったモヤモヤの正体は、誰かに必要とされる、人の役に立つ感覚を知りたかったのかもしれない。
三豊はそれで溢れていた。
それがわかった今、本当の自分の役割と出番を気負わず見つけたい。
そのために家族に見せたい、そこにヒントがありそうな気がするから。
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