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2023 良かったアルバム10選

お世話になっております。

新年ですね。
今年も宜しくお願い致します。

こたつと電気毛布と浴室暖房とパネルヒーターに生かされている今日この頃ですが
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて


自分はと言えば


遂に迎えてしまった

社会人一年目。




しんどかった!!!!!!! 

怖い先輩と忙しさから緊張の解けぬ日々

トラブル続出の夜勤

疲弊して暗くなっていく同期たちの顔、


しかし、なんとかなんとか、
1月まで漕ぎつけました。偉かったよ自分。

本当に大変だったけど、
希望休が取りやすかったのは救いで
ライブは年間で計17本行くことができていたり
なんだかんだで
たくさん音楽を聴いた一年だったと思います。

というより、
音楽に助けられまくった一年でした。
※あと美味しいごはんにも。

そんな2023年に聴いて良かったアルバム
(※新譜だけじゃないよ)
をランキング形式で発表したいと思います。


基準はかなり曖昧なんですが、
去年と同様に

①聴いた頻度
②思い入れ
③聴きやすさ
④構成美
⑤衝撃度

みたいな感じで
☆☆☆☆☆で評価していきたいと思います。


なお、ランキング形式となっていますが
順位はあんまり意識してなくて、
実際には10枚なんとかリストアップしたよって感じです。
そして今回は長いので目次も作ってみました。




では、発表です!

















1. フー・ドゥ・ユー・ラブ / フー・ドゥ・ユー・ラブ

▲記念すべき1stアルバム。10曲32分。

①聴いた頻度 ☆☆☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆☆☆
③聴きやすさ ☆☆☆☆☆
④構成美   ☆☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆☆☆☆

【おすすめ曲】
m4「虹が見えたよ」
m7「君のこと」
m8「愛の旅」



1位はフー・ドゥ・ユー・ラブのフー・ドゥ・ユー・ラブでした。

レーベルはNEWFOLK。
ここ2年くらい本当に首ったけです。

元"キイチビール&ザ・ホーリーティッツ"の貴一さんと"本日休演"の岩出さん、
2人のシンガーソングライターを擁するスリーピースバンドです。

このアルバムが間違いなく今年一の衝撃でした。



2人の曲や歌声はだいぶ毛色が違うんですが、
重なるとめちゃめちゃ合います。




才能と才能の衝突と表せばいいのか、

異質とすら思えるようなバンドマジックが
そのままパッケージされた、

そんな印象の一枚。

▲NEWFOLKのもはや芸術的な紹介文。
これを読んだらきっとみんな聴きたくなる。



そういえば今年自分が一番聴いた曲は
4曲目の「虹が見えたよ」でした。


この曲、2人のハーモニーが本当に美しいんです。

theアルバム曲って感じで、
シングルとかには絶対にならないような曲なのだけど、ずっと残り続ける名曲だと思う。
歌詞もすごく好き。

人生でもトップクラスに好きな曲かも。


7月にはライブを観に行ったのですが

▲(ハシリコミーズもめちゃくちゃ良かった)


これが本当に最高でした!!!!!
出ている音が良過ぎる。そして爆音。
スリーピースバンドって良いなぁと思わせてくれる息のあった演奏。


凄いライブを目撃してしまった。
という感動がありました。

あと、デモ音源に入ってる
「メモリー」「春の涙」
といった曲も演奏してくれて、それがまた

とんでもなく良かったんです。

このバンド、本当に底が知れないと思いました。



佇まいとかファッションとか、
多くは語らないMCとか、
全てがカッコいいんですよね。



新しいアルバムが待ち遠しい。
ガンガン活動してほしい。









2. Everything Harmony / The Lemon Twigs


▲左がブライアン(兄)、右がマイケル(弟)

①聴いた頻度 ☆☆☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆☆☆
③聴きやすさ ☆☆☆
④構成美   ☆☆☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆☆☆

【おすすめ曲】
m1「When Winter Comes Around」
m2「In My Head」
m5「What You Were Doing」
m9「Still It's Not Enough」


2位はThe Lemon Twigs (レモンツイッグス)の
4枚目のアルバム、Everything Harmonyでした。

まさかの洋楽。この位置に海外のバンドが来るなんて想像もしなかったよ。


The Lemon Twigsはアメリカのデュオ。
ブライアン・ダダリオ&マイケル・ダダリオ
の兄弟が中心のバンドです。
天才ダダリオ兄弟とか言われてて響きが良いね。

ブライアンは歌とギターがめちゃくちゃ上手い。
ピアノも弾いちゃう。
アコースティック曲やバラードでは彼が本当に輝いてる。声が綺麗。
音楽偏差値、能力値、センス、、など全てにおいてバケモン兄貴って感じです。(語弊があるね!)

マイケルの歌はアバウト、荒削りなところもありつつ、ハマると本当に70年代の名だたるロックスターのような貫禄がある。
調子が良いとその場の空気を全部掻っ攫う勢いがある。
あと作る曲のメロディが本当に良い。
彼はドラムもめちゃ上手い。
結構凝ったリズムギターも弾いちゃう。

紹介はこのくらいに。

Everything Harmonyについて

これまでの3枚のアルバムとは打って変わり、

バラード中心、
ハーモニーにこだわり抜いた、

そんなアルバムだったのです。
そしてとても古めかしい空気を纏っている。


題名とかプレリリースの新曲の雰囲気で
予想はしてたけど
実際に聴いて結構びっくりしました。

ただ、聴き飽きるような感じではなく
どの曲もサウンドやメロディ、リズムなどバリエーションに富んだ素晴らしいアルバムでした。

何より、SSWが2人いるバンドはやはり魅力的だし飽きない良さがある。


「70年代の名盤って言われても納得。」

そんな言葉が皮肉や揶揄ではなくそのままストレートに賛辞として送れるような、そんな一枚。

だが、やはりこのアルバムがこの2023年にリリースされたことこそに意味があるのだろう。


m5「What You Were Doing」のアウトロのギターソロとか、最初に聴いた時たまげました。


2023年の、、新しいアルバムにこんな、、、、
こんなギターソロを持ってくるんか!!!と。


(気になる人は是非聴いてみて欲しい。)



あとこのアルバムは個人的に思い入れが強い理由がありまして。
6〜7月頃、仕事がかなりしんどい時期で
精神的にやられておりました。
ストレスからくる慢性的な吐き気も出てきて辛かった。

そんな中で狂ったようにリピートしていたのがこのアルバムでした。
歌詞に集中せずにただ流し聴きできるのが自分にとってはとても良かったのだと思う。

聴いた瞬間、心拍が落ち着くというか。



ヒーリングミュージックってあるとすればこんな音楽だなぁって思ったのです。


いずれまた日本に来て欲しいな。






3. IN NEUTRAL / 田中ヤコブ


▲これまたNEWFOLK

①聴いた頻度 ☆☆☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆☆☆
③聴きやすさ ☆☆☆☆
④構成美   ☆☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆☆☆

【おすすめ曲】
m1「sadness fanclub」
m9「リタイヤ」
m11「きかい」
m13「遠乗り」


3位は田中ヤコブさんの3枚目のソロアルバムでした。


田中ヤコブさんは"家主"というバンドのギターボーカルで、

とにかく多才。

ギターと歌はもちろん、作詞作曲、ドラムやピアノ、MV撮影&編集、アートワーク、、etc
あとバイクにも乗るし釣りもできるし野球もできちゃう。

そしてそんなヤコブさんのソロアルバムは
その"宅録感"が本当にたまらないんです。


音のレイヤーが幾つにも重なり、高密度で唯一無二のサウンドが生まれていて、

その中で光るギターと歌声。
自然体で力の抜けた、けれども寂しさや人間味を強く感じる、優しさに溢れる歌詞。

この人は本当に素敵な曲を作る人だなと思います。


部屋でヘッドホンをしながら聴いていたら、最後にはふと外へ出て歩き出したくなる、
そんな一枚に感じました。

m11「きかい」は、語り継ぎたくなる名曲。


https://x.com/coboji___/status/1735263315130233128?s=46&t=Wh-uytUg7PF9kQzTBxlqUQ

↑シングルのB面みたいな曲だけで作ったアルバム、とのこと。

夢じゃん。夢のアルバム。


(つい数日前にリリースされた家主のニューアルバム、「石のような自由」も本当に最高でした。
多分来年のランキングに入る。)







4. UlulU / UlulU


▲綺麗なジャケット。


①聴いた頻度 ☆☆☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆
③聴きやすさ ☆☆☆☆☆
④構成美   ☆☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆☆☆

【おすすめ曲】
m5「愛の讃歌」
m8「ドライブスルー」
m9「隠居生活」
m11「風」


4位はUlulU(ウルル)の1stアルバムでした!

勘付かれた方もいるかもしれない





NEWFOLK多すぎじゃないか!?


いやもう本当にこれに関しては、NEWFOLKが凄すぎるんです。もはや信頼してます。


UlulUは2015年結成のスリーピースバンド。
Vo.&Gt.の大滝華代さんが主に作詞作曲してます。

遂にリリースされた1stアルバム、
とにかく良いです。刺さりました。


サウンドがめちゃくちゃめちゃくちゃロック。
ガレージロックもシューゲイズもオルタナもいけてしまうような頼もしさ。

月並みな表現だけど、
スリーピースとは思えない迫力。
かと思いきやめっちゃメロウで幻想的な曲もあってギャップにやられたりします。

自分が一番魅力を感じたのは歌詞声の表現。

生活感(人間味)とロマンチックの融和というべきか

日々の苛立ちとか葛藤とか小さな幸せとか、自分の好きなところと嫌いなところとか、恋人への気持ちとか、そういった身近な感情。

声に感情が乗って、揺れ動いて、
聴き馴染む言葉遣いが
すっと入ってきてずっと耳に残る感じ。


8曲目の「ドライブスルー」みたいな曲は今まで生きてきて初めて聴いたかも。

こんな歌詞、こんな曲もあるんだな、
という驚きがありました。


後はアルバム全体の緩急。
疾走感と停滞感の応酬!
本当に飽きることなく、今年一年ずっと聴いてた気がします。

あとは彼女たちの経歴とかスタンスが本当にカッコいい。



新しいアルバム出ないかなぁ。
ライブも行きたい。






5. 24時 / サニーデイ・サービス


▲当時聴いてた人は前作との差に
困惑したのではないか。


①聴いた頻度 ☆☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆☆
③聴きやすさ ☆(☆)
④構成美   ☆☆☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆☆☆

【おすすめ曲】
m3「今日を生きよう」
m4「月光荘」
m7「経験」
m10「ぼくは死ぬのさ」
m15「24時のブルース」

 


これは非常に悩んだ一枚。
1992年結成、サニーデイ・サービスの
5枚目のアルバム。



自分は去年の年末からサニーデイ・サービスを聴き始めまして、

なぜ今まで聴いてこなかったのか!!?!?
と泣きたくなるほどハマりました。

(去年分を含めると5000分以上聴いてた)


そんな自分ですが、
去年のアルバムランキングで2位にしたのが、
1つ前のアルバム↓↓


▲個人的大大大名盤。今年もめっちゃ聴いた。


こちらでした。紛うことなき名盤。
そしてその次のアルバムが"24時"です。


初めてこのアルバムを聴き終え、ヘッドホンを外して思いました。




めちゃくちゃ疲れた!!

それもそのはず、このアルバムは16曲入り
計1時間22分という長編アルバムだったのです。
1曲あたりで割っても5分超。


しかもね、最初は全編なんというか

フワッとしていて捉えづらい楽曲が多かったように感じたのです。

いや前作が良過ぎて期待値が上がり過ぎていた
のもあるかもしれないけど。






いや、違うぞ

このアルバムは多分凄いアルバムなんだ
自分はまだ1回しか聴いていないじゃないか!!


そう思わせられるほど、その頃のサニーデイへの興味と情熱は燃えたぎっていたのです。
何よりちょっぴり悔しかった。


よく考えてみれば、最初から単体で好きな曲は
かなり多かったんです。
バラード好きの自分にとっては、2曲目から
「果実」が来る構成や、8曲目の「経験」とかは特に好きだったし、

「今日を生きよう」とか「月光荘」なんかはサニーデイ全体でも上位に来るくらい好き。
サウンドも自分好みで、良い歌詞で、抜け目のない名曲。



その後他の曲を何回も聴いたりアルバムを何回も通して聴く中で、


11曲目以降が鬼門なのだと気づくのです。

以降待ち構えるのは、さらにテンポを落としたスローナンバー、語り、そして長編バラード。

映画のエンドロール中に目がぼやけてきて何も見えなくなる感覚に似ている。


苦難しつつ、また何度も聴いていく中で


15曲目の「24時のブルース」

この曲に至るまでの過程がこのアルバムなんだ、
と思うようになりました。 


何も知らないふりして
今日を生きよう
それだけさ

今日を生きよう

明るい昼にぼくは死ぬのさ
明るい街でぼくは死ぬのさ

ぼくは死ぬのさ

昨日までのことマンホールに流れ
やがて海へと出る
暗い海へと出る
そうさ

24時のブルース

悲しみをスタジオに運んできただけさ

ベイビー・カム・ヒア組曲

いろんな場所でみんな星に祈り
いろんな場所でみんな愛し合う
ぼくはきみの声が聞きたかったんだ

24時のブルース





アルバムのタイトル。
夜中の黄昏、苦悩、孤独、
それは全てこの長い長い曲にて昇華されたのかもしれない。
そう思うと無駄な部分なんてないし
1曲1曲が長いのもなんか分かってくる気がする。



腑に落ちた、とまではいかないものの、

アルバム全体から伝わってくる空気感の源流(?)
がなんとなく掴めた瞬間、このアルバムが大好きになりました。
曽我部さんはどんな思いでこのアルバムを作ったのだろうね。








6. WAGON TRACKS / Kamisado


▲2019年12月(ちょうど4年前)に結成されたKamisado
2023年11月にリリースされたミニアルバム。


①聴いた頻度 ☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆☆
③聴きやすさ ☆☆☆☆☆
④構成美   ☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆☆☆

【おすすめ曲】
m4「Amnesia」
m7「放熱」
m8「ナイトダイバーズ」



6位はKamisadoのミニアルバムWAGON TRACKS
でした!


▲kamisadoとは!


つい先月リリースされたこのミニアルバム。
いや本当に良かった。

ストロークスやオアシスのような雰囲気を纏いながら、アジカンやピロウズ、バインや佐野元春さんなどの日本のロックに影響されたという、

オルタナティブだけじゃない、
バンドの美味しいところが詰まりまくった、
聴いていてワクワクする、そんなバンド。
それがまだ結成して間もないバンドなんです。
ヤバすぎるぜ。



そしてそんなKamisadoの2枚目のミニアルバム。
感想はまず、



めちゃくちゃ進化してる。


前作のミニアルバムも、コンセプトがしっかりと通っており、幅広い曲調の楽曲たち、
アルバム全体で勝負してくるような良い作品だったのですが、


今回は一曲一曲のパワー、熱量が違いました。

サウンドメイクにもこだわりを感じるし
なにより、どれをリード曲に据えるか悩むレベルの名曲揃い!


一皮、いや二皮くらい剥けたんじゃないかと思うほどのクオリティで、
やられた、、、という気分になりました。



このKamisadoというバンドの作詞作曲は
Vo.の石川さんとGt.の平野さん
2人がやっています。2人とも作る曲は結構違うけど、歌うのは総じて石川さん。


今作は、2人とも本当に輝いてます。

石川さんは絶対的な1曲目、HALLO, NEW WORLDのような爽快なロックナンバーを書き上げたと思ったら、

「Amnesia」のような暗く切ないロックバラードを寝かせていて、今回それがアルバムの絶妙な位置で、なくてはならないところで輝いてる。

「放熱」は聴いた時心の中でガッツポーズした。
これほどまでの熱量の曲はなかなかないだろう。
いつかクソデカいステージでかき鳴らして欲しい。




平野さんはギターのリフを生かした曲作り。


「Morning Bell」がシングルリリースされた時、単純にめちゃくちゃカッコいいと思った。
こういうロックが聴きたかったんだ。


そしてやはり最後の曲

「ナイトダイバーズ」



痺れたぜ。
アルバムの締めにもってこいなロックンロール。
古臭いようで瑞々しい、Kamisadoらしい一曲。



今後も楽しみなバンドです。






7. Booty call / 山中さわお


▲👙🐟

①聴いた頻度 ☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆☆
③聴きやすさ ☆☆☆☆☆
④構成美   ☆☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆☆

【おすすめ曲】
m5 「LAME TOWN」
m6 「トランス バランス」
m8  「Boogie Box」
m10 「the end」



7位は
来年結成35周年イヤーを迎える
the pillowsのフロントマン、山中さわおさんの
8枚目のアルバム"booty call"でした。


メンバーは
・山中さわお(the pillows)
・木村祐介(ArtTheaterGuild)
・安西卓丸(ふくろうず)
・関根史織(BaseBallBear)
・楠部真也(Radio Caroline)


ほぼ固定されたこのメンバーで、
約3年でフルアルバムを5枚という
驚異的なペースで作品をリリースし、
全国のライブハウスを回ってくれる。
この3年間は彼らに感謝してもしきれないよ。

ロックバンドのボーカルのソロ企画って結構ありますが、
バンドではできないことや違うジャンルの表現をするパターンや
アコースティック・弾き語りをやるパターンなど
その特徴は様々です。


山中さわおソロバンドには

"バンド"の良さ

が詰まりまくっていると思います。

まさに原点回帰パターン。



さわおさんの曲作りやバンドへの熱量を
止めることなく
熱を帯びた最高の状態で
成長を続けながら形にできる。

体力と熱量と
叛骨精神とリスペクトを持ち合わせた
そんなバンド。
みんな目がギラついてる。

紹介はこのくらいに、、、


今回のアルバム、

https://ongakutohito.com/2023/05/17/yamanakasawao-interview/

https://donutroll.tokyo/wd/20230426_sawaoyamanaka.html


これらのインタビューにもある通り





エネルギーに満ちたロックナンバーが揃った

勢いのある一枚。



このアルバムを最初に聴いた時一番に感じたのは、


「早くライブに行きてぇ…!!!!!」


という強い衝動でした。

ライブで盛り上がりそうな曲のオンパレード。

祐介さんのギターのリフはどんどんキレが増してるし、
前のめりな勢いをしっかり支える真也さんのドラム。
パワフルにもタイトにもまとめちゃう。
ベースは相変わらずファンキーでグルーヴィー。


この3年間でそれぞれのメンバーが演奏の幅や自由度を広げていて、

その個性や味付けによってより魅力的な
バンドサウンドに仕上がっている、
そんな印象です。



そして歌詞やメロディからはやはり、
さわおさんらしさを感じる。
それはもう、ピロウズが大好きな自分にとっては唯一無二の魅力なんだろうな。

Boogie Boxをライブで聴いた時は少しうるっとしてしまったり。


▲念願のライブはやはりとんでもなかった。
こんなに盛り上がるライブを久しぶりに体感したよ。
さわおさんも笑顔だった。




そして!!!
2024年3月にはニューアルバムが出るそう。
さわおさんは止まらないぜ!!!!!
楽しみです。


▲どうかなりそう!!!!








8. THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK / TRICERATOPS


▲グレートスケルトンさん

①聴いた頻度 ☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆
③聴きやすさ ☆☆☆☆
④構成美   ☆☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆☆

【おすすめ曲】
m2 「MIRROR」
m3 「GUATEMARA」
m11 「SHORT HAIR」



8位はトライセラトップスの2ndアルバム。


1996年に結成されたスリーピースバンド。

結成して1年で「Raspberry」でメジャーデビュー。
Vo.和田さんはその時21歳か22歳。凄すぎる。


トライセラトップスを初めて聴いたのは3年前だったかな。
Twitterでおすすめしてもらって、その時に教えてもらったのがこのアルバム。

初めて聴いた時からめっちゃ印象良かったです。
めっちゃカッコいい!
スリーピースなのに音の迫力が凄い。
そして踊れる。
良いアルバムだなぁと思いつつ、たまに聴く
お気に入りアルバムではあったのですが、



▲これは!!!


スクロールするスマホの画面に飛び込んできた

見たことのある緑色!!!


リリースから25周年を記念して開催が決定された
再現ライブ


"RETURN OF THE GREAT SKELETON 2023"


これは行かなければ!!!!!!!!

そう思い、その日から
改めてこのアルバムを聴き返しました。



やっぱりこのアルバム、カッコいい。


「PARTY」の1音目から、あぁ、好きな音だと。
とにかくこのアルバムの
聴く人を一瞬で惹き込む力は凄い。


結成2年目のバンドとは思えない色気というか、
余裕というか。

演奏やサウンドのクオリティもめちゃくちゃ高くて改めてびっくりした。


そして今年このアルバムに本格的にハマったのは



ライブの後なんです。
このライブが本当に凄かった!!!!



▲今池ボトムラインにて



いやーカッコよかった。
和田さん、ギターも歌もえげつなく上手い。
歌いながらあんな凄いギターを弾いてる人を
初めて生で見たかも知れない。


MCも含めた圧巻のステージング、
これぞ"アーティスト"だと思いました。


吉田さんのドラムもめちゃくちゃ凄かった。


一番好きなのは11曲目の「SHORT HAIR」
かな。
アルバムを締めくくる曲として完璧過ぎる。

その後から

デビュー作のTRICERATOPS(1998)や
Dawn World(2006)
とか色々聴きまして、これまたカッコよかった。


これからも聴いていきたいし、またライブに行きたいな。






9. THE TRAVELING LIFE / 小山田壮平


▲LPが欲しい。


①聴いた頻度 ☆☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆
③聴きやすさ ☆☆☆☆
④構成美   ☆☆☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆

【おすすめ曲】
m1 「HIGH WAY」
m2 「旅に出るならどこまでも」
m4 「雨の散歩道」



9位は小山田壮平の1stアルバム、
"THE TRAVELING LIFE" でした。


小山田壮平さんは元andymoriのフロントマン。

小山田壮平バンドは、彼の他に

濱野夏椰(G / Gateballers、GOD)
藤原寛(B / AL
久富奈良(Dr / Gateballers、ナツノムジナ)

といったメンバーで構成されています。

そんな小山田壮平バンドの1stアルバム。 



自分はこれまでandymoriという存在をぼんやりと認識しつつ、なかなか聴かない時期がずっと続いていました。


そしてそんな中で小山田壮平バンドなるものを知りまして
(みのミュージックか何かで知った気がする)


なんかタイトルが好き。
しかもみんな良いアルバムって言ってる!!!
andymoriはちょっと手出し辛いけどこっちならなんとなく気軽に聴ける!!!


という興味からこのアルバムを聴くこととなりました。


そして聴いてみた一曲目「HIGH WAY」




これは俺の好きな音楽だ……!!!!!




秒でハマりました。
なぜこれまでなんとなく敬遠してたんだろうね。



小山田壮平さんの魅力は
その"歌"の力にあると思う。

歌声とメロディと歌詞、
そのどれに偏ることもなく

本当に絶妙なバランスで構築された"歌"

そして小山田さんの
聴く者を惹きつけるアクセント、

がなり声やファルセット、吐息など。


ドラムでいうとフィル、ギターで言うとギターソロやリフみたいなキメが本当にカッコいい。

そしてこのアルバムはタイトルの通り


旅、人生、散歩、運命、行き当たりばったり


そんな雰囲気を纏ったコンセプトアルバム
であると感じます。

聴けば聴くほど
「このアルバム、いずれ日本のロック史に残る
凄いアルバムなんじゃないかな。」
とか勝手に思ってしまう。


個人的には「雨の散歩道」がめちゃくちゃお気に入りです。
美しい曲。そして癖になる。


▲5月にはワンマン&森道市場の2回、観ることができた。
その後andymoriも聴き始めました。









10. 金字塔 / 中村一義


▲1stアルバムが金字塔。

①聴いた頻度 ☆☆☆
②思い入れ  ☆☆☆
③聴きやすさ ☆☆☆
④構成美   ☆☆☆
⑤衝撃度   ☆☆☆☆


【おすすめ曲】
m2「犬と猫」
m3「街の灯」
m14「永遠なるもの」




10位は中村一義さんの1stアルバムでした。


中村一義さんとは


▲HPより(https://nakamurakazuyoshi.fanpla.jp/news/2/)



中村一義さんを知ったきっかけは
このライブの情報。



▲行けなかったけどね、、😢


自分はアナログフィッシュというバンドが大好きなのですが、

そのアナログフィッシュが10/10、
トトの日に中村一義さんとスペシャルなライブをするとのことだったのです。



その時自分は中村一義さんを
全然知りませんでした。なぜや。なぜなんだ。




気になりつつも、会場は東京。
仕事もなかなか忙しく、10月は他に3つもライブの予定が。。
早々に断念したのですが、


今めちゃくちゃ後悔しています。
行けばよかったよ。


このアルバムは11月に初めて聴いたのですが、


2曲目、「犬と猫」を聴いた時


これまで聴いたことのない
けど癖になるこの感覚はなんだろう。


そう感じました。


バンドインの瞬間、もうすでに心は掴まれていました。そんな凄い曲。



さて、
セルフプロデュースで作られたこのアルバム。

全てのパートが本人による演奏で、
しかも使っている機材はビートルズが使っていた機材を、というこだわりよう。
制作を開始したのが18歳〜というのだから驚きしかない。



独特な歌詞と歌声、リズム感はさることながら、

唯一無二の雰囲気、

手作り、手探り感。

心地の良い音圧。



それからしばらくして他の作品も聴き始めたのですが、どのアルバムも凄く良かった。


ただ、その原点というか。
天才的なセンスがひしひしと感じられる
この1stアルバムが特にお気に入りになりました。






Apple Music Replay' 23


▲▼トップアーティスト1-15
▲トップソング
▲トップアルバム




番外編


他にも印象に残ったアルバムやシングルを紹介していきます。



▲11月リリース。
これぞロックンロール!
新型メルセデスって曲が死ぬほど好き。
▲ピロウズで2023年に一番聴いたのはこれかな。
改めて抜け目のない名盤。
ローファイなサウンドが輝いてる。
▲実貴子ズにも今年出会ったんだった。
とにかくライブが良かった。
▲このアルバム、全体の雰囲気が好き
waltzって曲がとても良い
▲ATGはどんどん凄いバンドになってる。
フルアルバムが待ち遠しいよ。
▲アロワナレコードのEP。
歌詞とメロディの良さが際立ってる。
ギターサウンドもかなり良い。
▲シングルなら今年一番聴いたかも。
下岡さんの最近の曲本当に好きだな。
▲pavilionの待ちに待ったフルアルバム。
グランジ、オルタナ。希望です。
▲京都の新しいバンド。この2曲とも本当に良かった。
これから楽しみ。
▲ギターの音がめちゃくちゃ好きでした。
初めて聴いたのは2年前?急に今年ハマった
▲こういうバンドがずっと続いてほしい。
そう思えるバンド。軽さが良いのだ。
▲テナーの新曲では久々にハマったかも。
▲フー・ドゥ・ユー・ラブが好きになり、
本日休演とキイチビールを聴き始める。
そんな出会い方。しかし良かった。
▲次やったら殴る、がツボでした。
森道市場盛り上がってた。
▲メッセージ性や優しさが伝わってきて良かった。
星空の導き→蛞蝓体操
の流れには流石としか言いようがない
▲mooolsとのスリーマンライブで知ったのだけど
良い曲ばかりでびっくりした。
もっと評価されるべきアルバム。





ここまで読んでくださった方がいらっしゃれば





本当にありがとうございました。
今年も宜しくお願い致します。



ルチル

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