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知りたい情報をどう調べるか〜コンサルっぽいリサーチその①〜

どうもイチニシチです。
インターン先で事業がうまくいきそうか、スケールの推算や、業界の情報を調べるために、めちゃくちゃググります。

しかし、いつの間にか、何が知りたいのかがわからなくなったり、時間がただただ過ぎ去ったりと、効率よく調べることは難しいです。

そこで、今回は、外資コンサルのリサーチ技法という本を読んだので、それを参照して、現実的にできる、効率的なリサーチの手法をまとめたいと思います。

amazonのレビューはそこまで高くないですが、私みたいなリサーチ初心者が陥りやすい状況にうまくカウンターを当てて書かれていたので、とても良い本でした!この記事を読んで興味を持った方は是非ご購入を!(ステマ!)本のネタバレになりすぎない程度にかいつまんで書きます。

1冊の本を簡単にまとめるのは大変なので、今回は第一回目ですね。

今回はリサーチの基本的な流れに関してです。

ちなみに説明口調で、本編ですます調書くのが煩わしくなったので本編だけ言葉遣い適当で行きます。

目的の確認

1. 答えるべき問いは何か
最終的に何をしたいのかをはっきりさせる必要がある。

「ゴルフ場市場の調査をしてくれ」

このように上司に言われたとしましょう。ゴルフ場系の新規事業を立ち上げたいのか、ゴルフ場の市場調査を通して他のスポーツ市場の把握に生かしたいのかで違う。
調査の結果をどのように活かしたいのかによって必要な情報は違ってくるので、答えるべき課題は何かを初めに確認する。

ちなみに以下で使う例では、ゴルフ場の市場調査をもとに他のスポーツに参照するというのが目的。

2. 企画のステージはどこか
企画のステージによって必要な情報の種類は異なる。

(1)検討着手ステージ:基礎の理解と全体感の把握
これから先のステージで得られる「より価値のある情報」の価値がわかるようになるために、薄く広く必要な情報の基礎・全体感を理解する。

例えば先ほどのゴルフ場調査の例の場合、そもそもゴルフ業界全体がどうなっているか、企業のHP、IR情報などのググればすぐ出てくる情報を広く集めるのがこの段階。

(2)仮説立案ステージ:企画の方向性を定める
自分の仮説を立案できるほどの深い情報を得る。

ゴルフ場調査で言えば、例えばレジャー白書を読んで、ゴルフ場の市場規模が1兆円規模と非常に大きいことと、ゴルフ業界は、予約仲介で送客手数料をもらうビジネスが発生していることがわかったら、

「ゴルフ場は、市場規模が大きいという理由で、予約仲介ビジネスが成立するのではないか?」

という仮説を立てられるように、いくつかの情報から仮説を立てる段階。

(3)仮設検証ステージ:言いたいことに根拠を与える
仮説を証明できる情報を集める。

例えば

「市場規模が大きいゴルフ以外のスポーツであるバスケコート予約のビジネスでは、予約仲介ビジネスは実現しないのでは?」

といった仮説を立てたとしましょう。ここからバスケ市場規模情報収集→予約率や単価の計算→バスケコート予約市場規模計算を行うのと同時に、実際にバスケコート予約単体で大きな採算を得ている会社を検索してヒットするかどうか、という情報を組み合わせれば、以上の仮説は検証できる。

筆者はバスケコートではないですが、他のスポーツでこの前市場予測と情報収集をしてみたところ、この仮説は立証された。

3. 成果のレベルとまとめるイメージは何か

求められる成果のレベルは以下の3つで大きく決まる。

・スピード
どのくらいの時間でリサーチが求められているか。
一時間でやれと言われた場合と一週間でやれと言われた場合はもちろん勝手が違う。

・精度
情報の正確性がどのくらいか。ソースが曖昧な記事で良いのか、公式の文書や複数の情報源が必要とされるのか。

・網羅性
フォーカスした領域のみで良いのか、周辺の業界まで調べる必要があるのか。

この3つをすり合わせた上で、メモ程度で報告すれば良いものなのか、パワポ でわかりやすくかくべきものなのか、企画書にそのまま載せるレベルで厳密に書くべきなのか、という情報をまとめたときにどのような形になるかというイメージをつける必要があります。

リサーチプランの設計

 プランを2軸で可視化し、それぞれに注意を払う。
・どんなソースにあたるか
企画のどの段階なのかに注意して、どの情報源を利用するかを決める。

・いつどの順番であたるか
まず周りに知っている人がいたら聞くのが早いので、聞いてみる。
質問・インタビューなどは並行してアポイントを取って、時間の無駄をなくす。
仮説が外れた場合に仮説を乗り換えられるだけの情報を調査しておくなどバッファーを持つ。

リサーチの実行

細かいスキルはまた後ほど。
しかし諦めずにもがいてみる姿勢は必要。そういった姿勢が心を動かすことはある。

アウトプット化

リサーチ結果は、「まとめたい切り口」「内容」「情報鮮度」「出所」「備考」などをあらかじめエクセルにまとめておいて、検索・閲覧しやすくできるようにしておく。

それらをもとにしてアウトプット。

感想・予告

さて、今回はここまでとします!本で言えば1章分です。
後半雑でしたね!本の内容あんまりネタバレするのもどうなのか、と思うので強弱つけて書きました!詳細気になる方は本買ってみてくださいね!(ステマ2回目!)

情報探索はなんとなくやってしまう人が多いと思いますので、
こうやったフレームを意識してやってみると質もスピードも変わると思います。

次回このネタで書くときは続きの章に関して書いていきたいと思います。
それではまた!必ず!生きて!会いましょう!

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