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まともなプレイリスト

 どうもべっちょです。

○ようやくまともなプレイリスト


・今までに大喜利したネタプレイリスト

今まで

とか

だったり


もそうだし、


果てはこんな #私のプレイリスト をふざけたネタとして扱っていたんですけど、今回はまともなプレイリスト(つまり普段聴いてるやつ)を紹介。各曲解説ついでにいきます。
今まで通りYoutubePremium民はそのまま聴けるよ!


○普段聴いている自作プレイリストの1つを紹介(非シャッフル専用)




Diveシーラカンス/Mr.Children

ヒッチコック/ヨルシカ

ただ君に晴れ/ヨルシカ

SQUEEZE/ポルカドットスティングレイ

トゲめくスピカ/ポルカドットスティングレイ

ALONE(アルバムバージョン)/B'z

ランナウェイ/シャネルズ

違う、そうじゃない/鈴木 雅之

THE CHANGING/松本孝弘

DIVE(MAGIC)/B'z

スイマーよ!!/B'z

Tokyo/井上陽水

コーヒー・ルンバ/井上陽水


各曲の流れ紹介

大前提なんですが、シャッフル再生は絶対にしない組み方をしています。

・Dive→シーラカンス/Mr.Children


ファン垂涎の流れ。序曲「Dive」の素晴らしい大人しさから、生きたまま忘れ去られそうなシーラカンスの激情を謳った衝撃作。生きた化石から始まるプレイリスト。「ヒト」になる前の叫び。


・ヒッチコック/ヨルシカ


可愛いsuisの声で疑問符だらけの歌詞をなぞりながら心の隙間を埋めようとする怪作。ヒッチコックは言わずもがなアルフレッド・ヒッチコック。
生きた化石のシーラカンスの激情は人間からすると所詮小さな悩みに過ぎない。

・ただ君に晴れ/ヨルシカ


ヒッチコックから成長して、大人になってから思春期の慟哭を思い出そうとしても、記録と記憶、どちらを大事なのかわからなくなるもどかしさ、それを大人になる前に悩む「青さ」を明るいメロディに載せて歌うヨルシカの代表曲。今PVをYoutubeで見たら165,824,678再生だったので、今年中に2億再生ですかね。



・SQUEEZE/ポルカドットスティングレイ


一転パリピ。
頭空っぽにして不純な青春だけしていれば良いと思いながらも、その中で芽生えている迷いを歌っている。

・トゲめくスピカ/ポルカドットスティングレイ


大人の純愛。恋人の一挙手一投足、瞳の動きまで追ってしまう恋の可愛さとストーカーじみた怖さが歌詞に出ている。遠ざかっていく相手をなんとか繋ぎ止めたいけど、ヤマアラシのジレンマでどうにもならないもどかしさだと気付いてしまい、最後に遠ざけてしまった。切ない。

・ALONE(アルバムバージョン)/B'z


ここからは男視点。
「僕たちは恋に落ちるために生まれてきた」から始まるが、いきなり別れている
「ALONE」と言っているが、それは強がりで、邂逅出来ることを強く願っているし、最後に本音が出ている。B'zの「失恋した男」を歌った曲の中での集大成。
ちなみに「アルバムバージョン」とあるが、おそらくこちらが原曲バージョンで、イントロにコーラスが入らない方が「シングルバージョン」のアレンジだと思われる。

・ランナウェイ/シャネルズ


ここから大人の世界。
傷付いた男と女同士が出会い、燃え上がって結ばれる展開。
純粋ではないが故に放したくない下心も。


・違う、そうじゃない/鈴木 雅之


さっき出会った男女が喧嘩してやがる。
些細な痴話喧嘩から男が疑われるが、言い訳だらけで女が激怒。最終的に男が土下座する展開(個人的な解釈です)。多分、他の女に目を奪われたとかそんな理由だと思う。


・THE CHANGING/松本孝弘


自分を磨かないと駄目だと思った男が試行錯誤するも、他人からどう見えているかわからず、魔道にハマって右往左往する歌。
最後で欲が出て、歌詞に出まくってるのが好き。
「売れなくてもいい」と言うならプロなんてやめろって松本さんは常々言ってるしね。


・DIVE(MAGIC ver.)/B'z


松本さんは右往左往しているのに、稲葉さんは「もうちょい未来を感じたい」という理由だけで女と別れるんですね…
今までは「未来への不安や過去に囚われた男女」が主題だったが、この曲は「何も考えずに未来へ突き進むバカな男」である。
起承転結の「転」で転がりすぎだろ!


・スイマーよ!!/B'z


「DIVE」の過去かな…。
開き直る前に一回泳いでみたけど、この「dive」は強がっているものの失敗だったのかな?と歌詞から読み取れる。
全ての波を受け止めているように見えて、受け止めきれていないかな…メロディは明るいんだけどね。
これは「転」でも「七転八倒」の「転」。


・Tokyo/井上陽水


結局、男は愛や恋に傷付いて疲れた男は東京を宛もなく彷徨う。哀愁漂うメロディと共に。

ちなみにメロディの元になったのはThe Beatlesの「Till There Was You」なのは井上陽水とタモリファンの間では有名な話。このメロディに叙景詩を乗せるのは天才である。さすが陽水。

・コーヒー・ルンバ/井上陽水


そして疲れた男はアラブを旅する。五木寛之か?
坊さんにコーヒーを勧められ、媚薬的なコーヒーのカフェインと麻薬的な魅力の女にやられ、何も考えずに「躍らされる」のであった。



○プレイリストの全般的な解説



「起承転結」と「恋愛」と「男女視点」と「慟哭」と「動と静」をなるべく一つの流れにまとめたいなと思って作ったのがこれ。
「起承転結」は「生」と「性」、恋愛は「恋」と「大人の世界」、「男女視点」は全体の流れ、「慟哭」は「シーラカンス」からの成長、「動と静」は失恋と純愛と盲目の愛(コーヒー・ルンバ)。最後は化かされているのかすら不明。

もう一つのテーマは「アルバム1枚の曲数で1時間以内」。
短編小説を読んでいる気分になるような、それでいて最後に疑問符を少し残すような読後感に陥るような構成にしたかった。
「人として」の本編がヨルシカから始まってコーヒー・ルンバで終わるのはその為である。



○おわりに


「プレイリスト」とは「コンセプトを明確に見出す」ものと「とにかく好きな曲を詰め込む」ものの2種類に分けられる。
今回は前者。コンセプトを明確にしたオムニバスプレイリスト。

いや、ネタプレイリストもある意味そうなんだけど、真面目なプレイリストを前にすると失礼なので…

「本を編む」ことと「プレイリストを作る」ってちょっと似てるなと思ったのが今回の記事を書いてて収穫でした。
コンセプトは違えど、一から本を編む方、一から曲を作る方の両方からのオマージュだと思って聴いてください。聴きやすい曲ばかりなので年代は問わないと思います。



ではまた。

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