Manon【詩】
孤独から世界へ
勢い
振り子のように揺れる いったりきたり 私の価値はあなたが決めるから いつまでもここを動けず 同じような景色を昨日も見ていた気がする あなたの言葉について あなた…
自分より私達を優先すること そして誇らず否定せず あなたは自らを犠牲にし それでいて謙虚であること 蔑まされ、自分を醜いと思う それから私達の幸せを願い その為…
あなたが何と言おうと、私は私のままだよ あなたが嘘をついても、変わらない あなたのことが信じられなくなって 自分のことだって、許せなくなる 私は私のままで、あな…
ある時、わたしは風だった あなた目がけて旋回したり髪を撫でたりして ある時、わたしは花だった 穏やかで甘い匂いは香しく、 控えめな色彩であなたの視線を奪おうと躍…
わたしの言葉が誰かを殺せるような力を手にしていても、 その決断が意図していない何かを奪おうと わたしは生きていて あなたも生きていて たくさんの命のあいだで、人…
ひとりぼっちの鳥が 木から離れて土を踏むとき 空はもっと青く見えて 高く競う群れの一団に 見えないように隠れたから 還りたいのは海の底 音もない真っ暗な冷たい砂…
あなたの中にいる私は 恐らく美しかった ほんとうはそれほど優れていなくて すぐ怒りに飲み込まれてしまうような醜い塊だけど あなたは私を見つめては やわらかく微笑…
慎重に選んだ言葉がまだ浮かんでいるのは 私の感情が体の中心でうごめいているだけだから 誰かの親切や優しさが 今すぐにでもありとあらゆる痛みを映してくれたらいいの…
あの暗い長い道の側から聞こえていた声は 空虚であるようで、それで確かで つかめるような感触を孕んでは わたしの周りを旋回した 遥か記憶の底からすすり泣くような …
あなたはあなたの美しさを知るために生きていればいい わたしは あなたの悲しみにひっそりと耳を傾けて 心の動きに集中できればいい あなたはあなたが見えるように考え…
もう会えない 通勤途中の朝霧の中であくびをかく、あの猫に 白と黒が背中で交差する、あの猫に 小さな囁きのように呼ぶ声は まだ私の耳の奥を優しく撫でては、消え…
2017年4月1日 21:54
振り子のように揺れるいったりきたり私の価値はあなたが決めるからいつまでもここを動けず同じような景色を昨日も見ていた気がするあなたの言葉についてあなたの匂いについていったりきたり私の帰る家はあなたが決めるから振り子のように揺れて明日もらえるかもしれない優しさまでただ時間を刻むだけだった #詩
2017年3月29日 11:23
2017年3月22日 18:04
自分より私達を優先することそして誇らず否定せずあなたは自らを犠牲にしそれでいて謙虚であること蔑まされ、自分を醜いと思うそれから私達の幸せを願いその為に傷つくことが出来る美しきを知り、ひけらかさず私達の言葉にじっと耳を傾けひたむきに語らずいつも愛し愛されることに涙を流し世界に怒り狂気を隣に置いていつでも誰かを殺せる覚悟を持っているそれが優し
2017年3月20日 19:58
あなたが何と言おうと、私は私のままだよあなたが嘘をついても、変わらないあなたのことが信じられなくなって自分のことだって、許せなくなる私は私のままで、あなたが変わっていく私は何も言わないし、ここにいるだけあなたの話はいつだって聞いているけどきっととても怖くなって、笑ってしまう #詩
2017年3月11日 11:19
ある時、わたしは風だったあなた目がけて旋回したり髪を撫でたりしてある時、わたしは花だった穏やかで甘い匂いは香しく、控えめな色彩であなたの視線を奪おうと躍起したある時、わたしは銃だったあなたの心臓を打ち破って怒りをもたらし硝煙の焦げたような感覚は後悔だけを残したある時、わたしは音楽だったありったけの旋律を響かせてうたった ある時、わたしは森だった静寂は続き
2017年3月10日 10:43
2017年3月10日 10:35
わたしの言葉が誰かを殺せるような力を手にしていても、その決断が意図していない何かを奪おうとわたしは生きていてあなたも生きていてたくさんの命のあいだで、人間のように生活して優しい勘違いの恐ろしい言葉を明日もちゃんと受け止めなければいけないのだ #詩 #言葉
2017年3月8日 16:13
ひとりぼっちの鳥が木から離れて土を踏むとき空はもっと青く見えて高く競う群れの一団に見えないように隠れたから還りたいのは海の底音もない真っ暗な冷たい砂の中で 眠りたいそれでも鳥の心臓がひとりぼっちの振動はコクリコクリと鳴いていた #詩 #鳥
2017年3月8日 10:11
2017年3月7日 10:23
2017年3月7日 10:21
あなたの中にいる私は恐らく美しかったほんとうはそれほど優れていなくてすぐ怒りに飲み込まれてしまうような醜い塊だけどあなたは私を見つめてはやわらかく微笑んだその分ずっと孤独でいつも怖かったそれからあなたが姿を見せなくなったのは美しい私をきっと、嫌いになったのね #詩
2017年3月5日 20:50
慎重に選んだ言葉がまだ浮かんでいるのは私の感情が体の中心でうごめいているだけだから誰かの親切や優しさが今すぐにでもありとあらゆる痛みを映してくれたらいいのに。なんて唇は頑なにこのあとも隠すように曖昧な私を地に堕ろすのだろう澄み切った空気の先には叫びたい意思があるのに届かない悟った後悔と悔しさだけが突き抜けるように鋭く放たれていく何度も何度も何度もわたしは
2017年3月5日 19:51
2017年3月4日 23:33
あの暗い長い道の側から聞こえていた声は空虚であるようで、それで確かでつかめるような感触を孕んではわたしの周りを旋回した 遥か記憶の底からすすり泣くような あなたの雄叫びが、それは痛みでわたしをこの世界に繋ぎ止めていたかもしれないこの身体を強張らせ刺すような大気の残酷がまた2人を閉じ込めては離さないようだったあの暗い長い道の先にはきっとあなたがいただろう
2017年3月4日 19:45
あなたはあなたの美しさを知るために生きていればいいわたしはあなたの悲しみにひっそりと耳を傾けて心の動きに集中できればいいあなたはあなたが見えるように考え、息をつなぎ、また夜を越えられるように苦しみ、耐えればいいわたしがあなたを待つのだからあなたが何にも咎められないようにだからいつまでも言葉を交わさなければいけなかったそれはあなたの命と、わたしの一片の美しさに残さ
2017年3月3日 23:59
もう会えない通勤途中の朝霧の中であくびをかく、あの猫に 白と黒が背中で交差する、あの猫に 小さな囁きのように呼ぶ声はまだ私の耳の奥を優しく撫でては、消えていくこの冬が訪れてから三ヶ月寒さは去ろうと身支度をしているのに 短いしっぽを絡ませて甘えたあの猫に 抱えたコンビニの袋によじ登ろうとしたあの猫に しなやかな体はあたたかく折れたヒゲを誇らしげに従え