ぼくらの物語 2話
キッチンカーを始めるところのつづき。
前回・ぼくらの物語 1話
夏のことでした。
そして、ぼくは世の不条理に苛まれている頃でした(笑)
時間も出来たし、高校野球でも観に行こうとブン君に連絡しました。
すると、「今、忙しいんだよ〜」と返事が。
移動販売車(キッチンカー )の下見に業者を回ってるとのこと。この頃は情報も少なくて、業者も足を運んで打ち合わせするという感じでした。
『いつの間に仕事辞めたんだよ…、しかもなんで移動販売?笑』って言うのが、ぼくの率直な感想でした。
忙しいとか言いつつ、野球観戦には来たので詳しく聞いてみました。
素晴らしいアイデアで、これはうまくいく!なんてことは一切思わず…「大丈夫か?楽観的過ぎじゃない?」と思いました(笑)
止めても止まるような男じゃないのは、わかってます。
ブン君は自分の計画、行動に抜けがないように取り組んでいて、国民金融公庫への融資の申請も済んでいる。その時の事業計画も認めてもらっている。だから、大丈夫だと考えてました。
思い込んでいる時って危ないですよね(笑)
さらにブン君は、行動力は人一倍あるので、間違った方向へ行き始めても止まらない危うさがあります。
それでも0から1を生み出せる行動力は、尊敬してます。
ぼくはストレートに疑問をぶつけました。
想定が都合良すぎじゃないか? 運任せのところがあるんじゃないか? リスクヘッジになるの、それ?
否定するつもりではなく、うまくいって欲しいから。
「そうかなぁ…」
気のない返事です(笑)
『これは、危(あや)うい。』
心の中でつぶやきました。
それでもブン君には覚悟があったし、高校の時交わした「いつか一緒に仕事しよう」という約束を果たすのは今じゃないか!と思い…
ぼくから「1人じゃ、大変だろ?俺もやるよ。給料はいらない。空いた時間にバイトでもするから、利益が出た時に分けてくれ。すぐに結果出たり、うまくいくとは思ってない。2年頑張ろう。」
ぼくが、半ば押しかけるような形で2人の移動販売(キッチンカー )はスタートしました。
『高校生の時の約束通り、2人で仕事始めてうまくいったら面白いよな!』
この気持ちが1番強かったのは、言うまでもありません。
後ろ盾もなにもない底辺からの始まりです。
楽しみながらやるだけやろう!
ハングリー精神と体力が武器です(笑)
移動販売車(キッチンカー )が出来上がるのは8月の終わり。
人生最後の夏休みを満喫して、いよいよ未知の世界へ赴きます!
この頃学んだこと
・0から1を生み出す
・覚悟を持つ
・若さは武器
次回 ぼくらの物語 3話
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