ベタの趣味語り「最近みたオススメSF映画を10作品語ってみる」
ベタいろんな映画を観てて特にSFが好きだというのは分かると思うけど、最近はまだ観ていなかったSFものや、あまりプロモーションせずひっそりリリースされている映画などが配信で見つかるので(あとAmazon制作、Netflix制作も増えてきたよね)、SF映画について、おすすめを…いや、まあまあぐらいからを、…いや、ちょっと言っておきたいものも含めて(また余計なことを👿)、語ってみるよ。
では言ってみましょう〜! ところでそれぞれの映画紹介URLは最後に貼りましょう。その画像や紹介文で、私のコメントよりも先入観が生まれないようにな😈
カリキュレーター
このPVと…アマプラの紹介文が大げさすぎ。もっと地味です!w
ロシア発のSF。87分と短い、つまりあまり予算はないので短くしたから、そこまでクオリティ低く無い。また、大河荘厳な構成ではなくいきなり物語が始まるシチュエーションもの。
であるが、たまに現れるSFらしいメカや都市、技術、モンスターのデザインは非常に秀逸だし、物語も最初??が多いが、また短い、シチュエーションものだという前提を受け入れれば結構味わい深い。結構気に入った。
でも、世間のスコアは低いね。大作と比べたり、説明不足だから想像で補えない人は遠慮なく低スコアをつける。世間ってそんなもの。
囚人となり死が確定レベルの罰を受ける、荒野と底なし沼地帯を通過して海を越え300km先の島へ行け。そこでは自由になる、楽園だと、この厳罰の噂は知ってたが、誰も辿り着いたという噂を聞かない。
いろんな出自の赤の他人の10数人。女性の主人公、他の強そうな集団とは離れ、不思議な、計算高そうな男と行くことを選択する。
彼女は彼に命令され、反感を抱きながらも考える。
「女とは不思議なものだ 島まで行けないは分かってるだが可能性を信じる男が現れると私は彼の指示通り前を歩くのだ」
…理解できるw 的を得た女心、ていうか女性の動物的本能・性能差からくる生存戦略ですな。
…他グループからも殺意を持って狙われたり、モンスターの襲撃にあったりもするが男の計算高い分析と命令で危機を乗り越え先へ進むがもう疲労も空腹も限界だ。
男は疲れて絶望状態の女のため気を紛らわすためクイズを出す。
女性は考えようとするが、眠ってしまう。男の膝を枕にして。
…あなたは即答できましたか?w
モータル
マーベルとかのシリーズじゃないけど、
一般人がスーパー能力に目覚めていくのを周囲が真面目に取り扱っていくの、シン・ウルトラマンならぬシン・マイティ・ソーか。ノルウェー映画だし、雷神トールの生まれ変わり?が誕生するというお話し。こういう時なんで主人公はあまりに馬鹿なんだろう、とモヤらなくもないが、いや、唐突にそんな不思議な現象を得てしまったら知能が低下するのは普通かな。なかなか楽しめた。
ムーンフォール
なんだろうこのモヤモヤ感。監督はローランド・エメリッヒだがインデペンデント映画として制作されたらしいのだが予算はけっこうあり、SFの映像美はなかなかで迫力もあるのだが見どころはそれだけか…。というか氏の映画(インディペンデンス・デイとか)はいつもそれだけでしたね何を期待していたんだろうすみませんでした。
トップガン2!
SFじゃーないけれど。今や猫も杓子もトップガン2!猫も杓子もトップガン2最高とかFacebookに書いてるでしょ。3度目観ました!とか。は?たくさん観るってどういう意味?一度観て分からなかったから見るの?簡単だと思うけど…。それでそれを主張して、自分がこの映画をより好きなことがどんな点でアピールになるのかが私さっぱり分からないから140字以内でまとめて欲しい。私、トップガン2が好きだという主張と理論、さっぱり分からないわ。トップガン1は分かる。
…あ!あまりトプガン2をディスるとここnote にてベタさらにハブられそうな気がするわ…😨 ちょっとトプガン2大好きな人のフリして書いてみよ。
あー、すごく面白かった(追記:いま気づいたけどここ面白くなかったになってた。無意識の発露かw)。戦闘機ドッグファイトってスリリングでめっちゃ興奮した!こういうドッグファイトの映画の中では最高ですね!(他に見た事ないけど)、ストーリー分かりやすくていい!てか、無いのがいい。昔の知ってる人が出てきてhshshshs!前作ちゃんと観てないけど。ネタバレサイトと解説サイトで感動ポイント学習したから、私トップガン2は感動した!猫にも杓子にもいま人気があるみたいだから、私も好き!感動しました!って書いたら異性からいいねがいっぱい集まりそうだからお姫様気分味わえそうだからあとで書くわ。でもその前にまずはお化粧落としてお風呂して寝よ。
はー、はー、なんか一気にだるくなってきた😨
やっぱりはっきり言いましょう。
駄作、てかダサい。理由はある。内容も何もかも80年代の映画を見せられていて、映画の進化が無いの、わざとですか?「古いのそのままだから良い」それ理論になって無い。車で古い車が良いのはそれが古い車のままだからであって(それをレストアして乗ってるから偉い)、新車として古い車を全くそのまま作ってもなんの価値も無い。中身や鋼製をバージョンアップとかしないと無意味。でトプガン2、これを見て何を感じろと?明日になったらもう忘れてそう。それで喜ぶのは(あと昔のキャラが出てるからとかで)当時沸いたおじ様方でしょうか。昔のキャラが出てきた嬉しいの意味がやはり理解できない。それで評価が荒らされるのは嫌だなぁ(マッドマクス新作の時も異常だなって思ったよ。あれ単体で見たらDQNでしょ)。
エゼルとアーネスト
はい、またSFじゃないけれど。心が荒みそうなので純粋な映画を思い出したくなりましたので🖐🏻
「スノーマン」「風が吹くとき」などの絵本作家レイモンド・ブリッグス原作、彼の両親の人生(と生まれた自分も出演)を美しい手書き風のアニメで描く。舞台は戦前のロンドンから始まり、階級社会の中にあって中流(の下の下くらいか)の両親が出会い結ばれ、素朴に工夫をしながら、また第二次大戦に突入し戦火がロンドンの自宅にもおよびもするが、一つの市民家族として生き抜く様子を見る時、自分の両親も似たような性格と環境(地味な父と強いが健気な母)であったから重ねてしまい、胸に迫るものがあった。観終わってとても余韻が残る、良い映画を見れた気分で満足というか、何か物悲しいものも残った。よき。
バーズ・オブ・パラダイス
またSFではありませんが。あー、記事タイトルからSF取り外せば良かったですか。まあ、まあ。で本作、評価低くない?とても良いんだけど。常にバレエものは「リトルダンサー」などの「美しいバレエの世界の美しい出世物語、では無いから悪い」はやめて欲しい。ドロドロを良き、と評価する人もいるけど、それだけじゃ無い。ハイレベルな世界で仲間・親友と競争して生き残る世界は、体験したものにしか分かり難く、しかしこの作品は微妙な心理がどうして爆発するかを巧みな積み重ねで描くことに成功している。もちろん監督の意向か尺の都合で、だいぶ説明めいたシーンやセリフを端折っているので分かりにくいが私にはそこにこの映画の美しさを感じた。この映画はバレエ映画ではないようだ。ネタバレだけど自由とは何か、の問いかけが主題だ。演出もバレエ(特に日々の練習シーン)や寓話などとても良い。どのキャラクターも相当悪役だとしても最終的には憎めない。もっと評価されても良い。サラアディナスミス監督、2021米国。
私、「極楽鳥」こと、バードオブパラダイスという鳥と同名の花が大好きなのだけど、映画名バードオブパラダイスも3つ目のスキが出来てしまった…!
… なんか、SF映画は最近はろくなの観てない気がしてきたでしょ。このなかに皆さま観たくなったSF映画とトップガン2の中から、一つでもありました?無いでしょ。だよね〜ww
仕方が無いから、だいぶ前見たものも含めて本当に面白いSFってやつを教えてあげるわ。
銀河ヒッチハイク・ガイド
旅行ガイドブック、「銀河ヒッチハイク・ガイド」を片手に、こんな宇宙旅行に気軽に出てみたいよね。地球破壊されてるけど。
地球は宇宙高速道路の建設予定地にあるのでだいぶ前から立ち退きを要求されていたがそれを理解していたのは知的生命体であるイルカだけだった…開始5分で地球爆発w
グローバルで小説が大ヒットした映画版、コメディSFだが奇想天外なユーモラスな設定の連続、それも安定の安心感ある「SFってこれだよね」な感じで始終笑いっぱなし。キュートなキャラクター達、そして爽やかなエンド、傑作です!
クロニクル
近年でいちばんかも。そして、超イケ、デイン・デハーン君主演で、彼の鋭い眼光が最大限生かされてます!デイン・デハーン君最近観ないな〜また映画界で活躍してほしいのに。
人付きあいが苦手で、学校でも孤立しているアンドリューら3人の高校生が偶然に“不思議な力”を手に入れ、次第に大きくなる力を制御できなくなり、予想外の事態に巻き込まれていく姿を描いている。
『クロニクル』は、新鋭ジョシュ・トランクが監督を務め、映像の多くの部分が“登場人物が日常の記録のために録画したビデオ映像”で、・・
…といった作品。簡単に言うと、だいたいAKIRA。
超能力、と言ってもスーパーマンのようなド派手なものではなく、それで何が出来るのか主人公たちも少しづつ試して学んで行く。それもリアルな、怠惰な高校生活の中で。
映像は主人公のビデオカメラで撮られた視点が大半なので、綺麗じゃないし、リアルな生活をつつみ隠さず撮る、という方針なので、見たくないシーンも多々あります。
でも主人公たちはまだ純真な高校生で、彼らの気持ちも理解できなくはなく、高校生時代のイベントや人間関係と、どう使うべきかも悩みのタネでもある超能力と(超能力を得たからと行っていきなりヒャッハーしたりしない、慎重。偉い)、上述のリアリティある映像とあいまって一層、感情移入させられます。
次第に超能力が強力になり、収集がつかなくなっていき、展開は徐々にスピードアップしていき衝撃のラストまで一直線に突き進んで行く…。その収集がつけられない主人公たちの気持ちも、映画の展開のスピード感と完全にシンクロしていてすごい。十二分に感情移入させられてしまって、まさにラストではグサリと胸に何かが突き刺さりました。
観終わったあと、何日も胸にグサリときた感覚が残った。こんなすごくあとにリアルに残り続けて、ドキドキした映画は、久しぶりでした。
ジュピター
結構傑作SFエンタメ、王道宇宙もの。
これ傑作なんですけどなんで誰も知らないの??
素晴らしいヴィジュアル、壮大でダイナミックで詩的でもあるしかしコンパクトにまとまったシナリオ。つまり凄いクオリティ。主人公たちに惚れること間違いなし。単発なのがもったいない。簡潔にいうとSWプリクエル三部作、または単品で超長いSF「DUNE/砂の惑星」(古い方)を凝縮したぐらいの内容・深さとクオリティがある。オススメ。
その他のSF
え?ベタさんこれ観てないの?とか思われそうなので、全部は書ききれないけど…
シリーズものではマーベル、DC、スパイダーマン、スーパーマン、エイリアン、それとSW(スターウォーズ)、マトリックス、スタートレック等の有名シリーズは、もちろんほぼ全て(いや全部かも😅)観てますよ!そのうち良いものもありますが今回は全部割愛。最近のは基本、映画館で観てる。
他に「未知との遭遇」「E.T.」「2001年宇宙の旅」「コクーン」「アポロ13」「A.I.」などの古典、「月世界旅行」などの超古典、「インセプション」「エリジウム」「エンダーのゲーム」「オブリビオン」「チャッピー」「インターステラー」などの21世紀からのヒット作で良いものはもちろん高く評価してます。中でも一番好きなのは「ゼロ・グラビティ」かな。
また私的な趣味で評価が高くなりがちなSFジャンルがありまして、それは一言でいうと「コンパクトなシチュエーションもの」かな。冒頭のカリキュレーターもそう。他に挙げるとしたら…、と思ったらそういえばSF映画で記事書いてました😅
「プライマー」「ランダム」は特に好き。たまに観てしまいます。
世間の評価とのズレ
映画は全て、映画評論サイト(ていうかサブスク検索DB)、
…に視聴メモのつもりで自分の感想記録(上記文章はほとんどがその時のそのまま)と、「評価値」を入力しています。最低は1.0から最高は5.0まで。で世間の評価平均がまず表示されているしほかに感想を書かれた方のそれもその人の評価ポイントとともに読める。
あと、その、人の評価コメントにいいねもでき、コメントもできるみたいだけど私は使ってない、これ意味あるのか…。知らない人、というか、いつもいいねしてくる人正直気持ち悪い(noteで知ってなくはないけど絡まない異性からもいいねがよくつくけど…。この機能オフにしたい…)
人の評価を、見る際には全く気にせず選ぶのだけど、観たあとに人の評価を見るとモヤることが多くなる。
感想は書くけど評価ポイントは「一律3」「一律未評価)」にしている、という方ももちろんいる。未評価はいいけど一律3は、せっかくの集合知評価が乱れるでしょ、迷惑。けどそれ以上に迷惑なのは、感想が一言「つまらん、1.0」とか「分からなかった。説明不足 1.0」という評価をされるやつ。結構いる、というか確かに複雑めな(今回挙げた映画の私の評価が高かったものの多くは割とそうかも)作品はポツポツ存在するが、
「感想をどう書こうが、どう評価しようが自由」
それは分かるが、ならばそれがいい加減な人を馬鹿と言うのも自由ですよね。いやごめん、自由、自由と日本人はぴよぴよと言うけれど、自由勝手に人を誹謗中傷すると訴えられますよね。そして人が死ぬ。そういう事件では、酷いこと言った方が悪い、をみな基本理解し同情できますよね。
自由とはなにか
「自由は、憲法にて保障されている」と思っていたり「発言の自由」「報道の自由」が最も尊重すべきだ、という意見もよくあるけど、憲法の保証する「自由」は、「公共の福祉に反しない限り」であり、公共の福祉の反しないというのは、「基本的人権」を相互に尊重する、すなわち侵さない、ということであるので、だから、基本は発言や発信は自由だけど、それによって誹謗中傷して傷つけちゃダメ、なのです。
自由は無制限、では無いのです。
で映画の評価の話しに戻りますが、私的には本人が真剣に観て個人の経験からして嫌に思う表現があったとか、テンポ感が自分と合わなかった(ゆっくりすぎたり速い、ドタバタすぎたり)、時代と予算相当からしてもクオリティが低すぎると感じたり、説明が最初から最後まで無く意味不明又はポエム映画だったりで評価を下げているのは構わない。
しかし…、間違った日本語の思い込みで良い作品に悪評を叩き込まれるのはとっても嫌だわ。なんのことかというと、
「面白くない。」
「つまらない。」
以上の一言で切り捨てられ低評価をつけられるコメント。
「面白い」意味分かって使ってますか
面白いの日本語の定義が、小学生依頼アップデートされてない人が多い気がする。そもそも面白いについてちゃんと習っていないと思うが、だからと言って自分でそれをよく考えたことがない・少し大きくなってから改めて調べたりしないの?してないか…、それって、相当まずくないですか?
面白い、とは何か。英語の方が分かりやすい。Interesting 、すなわち興味深い。興味を引くとは、自分にとって、内容に新しさがどこかしらにある、または古さを新しく表現したという点で新しい、が発見できた、ということです。
何となくで「面白くない」「つまらない」なんてディスる言葉を使っていては、人として残念、だと私は思います。
「分からない」からダメ?あなた方だけでしょ。
また懐かしいし好きな人が出てるし?また懐かしい前作の人が出てるから良い(その評価軸理解不能ですが)、みんなが良いと言ってるから良い、とやたら評価高くするのはもうその人個人の生存戦略、たぶんそういう思考・趣味であると言い続けなきゃ生きていけないのだろう、友達を失ったり仕事付き合いに不安があったりするのだろうな⁉️それで評価を高くしたり低くしたりも仕方が無い…。
けど、「分からないからダメ」って、何よ💢
確かに導入から説明不足だが、全部見ればだんだん分かるようになっていく映画というものもある。またシチュエーションもので全部は説明しない方針の映画というものも、あるんだ。また、話しがちょっとミステリー入ってて入り組んでいたり、「メメント」や「TENET」「プライマー」のように、あえて時間軸をバラバラに並べて表現している映画もある。そういうのは1度見ただけでは分からないけど、何度か見れば分かるとさえ思うのに、「難しいからダメ」?そんなのって無いじゃん。「私には分からないからダメ。映画は分かりやすく作って?」なんだそりゃ。もうね、「ドラえもん」か、犯人がいつも丸わかりの「名探偵コナンくん」だけ見てろっての。
本当に、考える努力をこれっぽっちもしない、または、自分が考えられて無いことに気づいてないのか、それを映画のせいにする輩が多く、それで結構面白い、知的興奮がしっかりある映画が評価低くされるのは、製作者に可哀想だ。評価サイトで不当な評価をされると製作者達の身入りに影響する。せめて「未評価」にしておいて欲しいものです。
際たるものが「TENET」、そんなに難しい??
映画紹介サイトで紹介&ベタ評価と世間との乖離
カリキュレーター
世間2.4 ベタ3.4
モータル
世間2.9 ベタ3.0
ムーンフォール
世間3.2 ベタ3.0
エゼルとアーネスト
世間3.8 ベタ3.8
トップガン2
世間4.5 ベタ3.2
バーズ・オブ・パラダイス
世間3.5 ベタ4.0
銀河ヒッチハイク・ガイド
世間3.7 ベタ4.3
クロニクル
世間3.5 ベタ4.3
ジュピター
世間2.8 ベタ3.8
なおfilmarksでのベタ評価は辛口です。1.0〜5.0でスコアつけられるけど、3.5以上は相当良い、4以上はすごい。逆に2.5未満相当は基本、わざわざ書きません。
以上、ところで何個紹介したかな。
…あれ?全部で…9作品…⁉
あ、SFじゃ無いの入れても10作語ってない😨
以上…
感想コメントはベタの食べ物です。ぜひお恵みを…w
betalayertale 2022年8月27日
7620文字
楽しい哀しいベタの小品集 代表作は「メリーバッドエンドアンドリドル」に集めてます