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参院選2022:政治の次代 令和の民主主義のゆくえ

 民主主義の季節と勝手に定義づけている選挙シーズンの到来をいまさらゼロからわかりやすく語るページではない。あくまでここでは、この激動の令和御代の参院選2022をみて、取り敢えず適当な雑感を並べただけである・・・

 私はよく考えたら選挙には多く訪れたわけでも、政治に熱心な関心をよせる人間ではなく、どちらかと言えばわりとそう遠くない過去、つまり割合最近に所謂選挙権を得た市民だから、べつに選挙プロ民でも政治ガチ勢でも経済マニアでもなんでもないのだ。

 さてなんだかんだアナログな立て看板に矢張りポスターやら顔写真やらが並ぶ時期になってしまった訳だが、まぁえてしてリアル世界とネット世界というものは全く異なるものである。だいたいインターネットのエコーチェンバーとやらが悪すぎるので、いちいち本質を見誤ってしまうのだが、SNS、とくにTwitter上での政治発言などはほとんど無意味と言って先ず過言でないと思う。

 しかしこの2022年というものはもうとんでもない年で、国際情勢から日本経済までなかなか激動の様相を呈しているのは今更語るまでもないが、こと今回選挙の争点だといわれる物価高にせよ防衛・安全保障にせよ、これらはわりと直近の情勢にめちゃくちゃ影響を受けてしまっている。間違いなく歴史的な転換点であり、であるからこそこの民主主義の真価が問われているのではないか。

 世界はいま最早民主主義を重んじ、民主的に政治をやる国よりも、権威主義に訴え、専制国家とよばれる国のほうが多いとさえ指摘されてしまうところであるが、ここは現代日本こそ、一応は民主主義をわりとちゃんとやってきた国のひとつとして頑張ってほしいものだ(願望)。

 政治の次代が到来したのかするのかはわからぬが、少なくともあのコロナ禍以降、世界はそして民主主義は結構危機的な状況を経験してきたと思っている。だからこそいま、令和日本から民主主義を再生すべきであって、ここから願わくは広くインド太平洋の和平と国際秩序まもる東アジアの民主主義大国としての底力をみせてほしいものである。自由と平和、民主的な社会は永遠ではないことはここ最近で改めて痛感したではないか。間違っても武力による一方的な現状変更など言語道断であり、新時代のハイブリッド戦争にも対策をしていかねばならない。しかし、ここでいま一度民主主義を取り戻すことによって、長期的には国際平和の方向へ行けるであろうと私は信じている。そうでも言わなきゃ態々、選挙なんか行かんわな。

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