大学合格のために高校生は全ての時間を受験勉強に捧げるべき?高校生活は楽しめない?

何度か書いていますが、私の父は中学の英語教師でした。私は中学生のとき、卓球をやっていて、全国中学大会の団体戦に出場したことがあります。全国では1次予選リーグで敗退してしまいましたが・・・

とはいえ、そういうスポーツと勉強の両立は父親が、青白い秀才になるな、という昔の東大総長のようなことを方針にしていて、私も勉強だけではダメ、と言われていたからです。さらに、スポーツでは1番にならなければならない、2番以下は落第生とも言っていました。

ところが、中学では文武両道を目指させていた父が、中3の秋頃に、「高校に入ったら卓球は止めるんだな」と高圧的に言ってきて、そこで反論したら暴力的に怒られると思い反論はしませんでした。

が、そのまま行けば高校で卓球をやることは絶望的でした。また、恋愛は大学に入ってから、と中学での恋愛は禁じられていました。

果たして、東大に合格するためには、部活を止め、恋愛も止め、勉強だけに集中しなければならないのでしょうか?1日中、朝から晩まで勉強だけをやらなければ、東大には合格できないのでしょうか?

おそらく多くの生徒さんや親御様は東大に入るのは特別な秀才であって、うちの子が部活も恋愛もして、青春を楽しんで東大に入れるわけがない、と思われるかも知れません。

その一方で、灘高には、高校2年で全国模試でトップレベルを取る生徒や、中学でも東大合格レベルの生徒もいるそうです。そういう生徒は、部活も恋愛もして、青春を楽しんでも東大に入れるでしょう。

実際、東大医学部生の内山咲良さんは、2021年9月の全日本大学選手権(インカレ)で陸上競技の三段跳びで優勝しました。学生日本一、ということです。以前全日本でも6位に入っていました。

スポーツのプロのような大学もある中で、医学部の勉強に加えて、陸上の練習をして、全国1位になる、というのは驚きました。東大の学生や東大卒業生でスポーツで全日本で上位に入った選手はあまり聞きませんから。

内山咲良さんは、筑波大付属高校でもインターハイに出場していたそうなので、やはり、名門高校で6年制であれば、勉強とスポーツの両立もやりやすいのかも知れません。

では、そこまでの受験名門校でない高校に通う普通の才能の生徒さんはどうでしょう?

私は、別に灘や筑駒、筑大附の生徒でなくても、高校時代の全ての時間を勉強に捧げなくても、東大には入れる、と考えます。

実際、私は東大に入って卓球部に入ったのですが、ほとんどの部員が高校でも卓球の部活をやっていて、しかも現役で合格していました。中には、全日本ジュニアやインターハイに出場した選手もいて、彼らは地方の県立または私立の出身ですが現役で合格していました。

ですから、高校で部活や恋愛をしたら東大に入れない、というのは全くの迷信だと思います。たとえ、地方の公立高校でも事情は同じでしょう。

私は、高校時代1年~2年の夏位まで卓球部にいました。卓球部は顧問の先生の方針と合わなくて卓球が面白くなくなり、1年生の終わり頃からやる気がなくなりました。その後受験勉強を始めて1浪しましたが、東大に楽勝で合格できました。

東大に楽勝で合格できたポイントの1つは、私はチャート式数学IIIを春休みの2週間で全問解いたことです。通常1年間かけて勉強する数学IIIをを2週間で一通りほぼマスターしたわけです。

これができた理由は、微分積分はそれほど複雑ではなく、さらに相互に裏表の関係にあるので、一気にやる方が理解しやすかったことや、積分はひたすら計算する問題も多く(普通に計算して20分くらいかかる積分の問題もありました)、理解が容易だったことなどが挙げられます。

これが整数問題のように頭をひねらないとわからない分野だともう少し時間がかかったかも知れませんが、微分積分は機械的に解ける部分が多かったのでやればやるだけ理解が深まりました。

いずれにせよ、1年かかるはずの数学IIIが2週間で終わらせられる、ということは、他の科目も同じことが可能なはずです。だとすれば、英語、国語、理科であっても各2週間で1年分を一通り回せますから、2週間×4科目(理科を2科目で計算)で2ヶ月で1年分を一通り終わらせることができます。

これが何を意味しているか?というと、高校の1年分は3ヶ月もあれば1回転できる、ということです。もちろん、授業と予習、復習、宿題などがあるので実際にはもっとかかると思いますが。

とはいえ、私の同級生で数学の得意な生徒(現役で東大理科I類合格)は、授業のある時期に青チャートを2,3ヶ月で1年分終わらせていました。1日1,2時間数学をやればこの位で終わります。

ということは、頑張れば高校1年生で数学を3年分終わらせることも可能ということです。これができれば、高3の時期には東大数学でも満点に近い点数が取れるはずです。そうなれば、東大入試ではものすごいアドバンテージになります。

その根拠は以下のようなものです。

東大の2次試験で合格には250点(440点満点中)必要として、数学で110点(120点満点)取れたとしたら、残りは140点取れば合格点になります。440点満点から数学の配点の120点を引くと、残りは320点。320点中140点取れば合格できるので、数学以外の残りの科目は半分以下の得点で合格できます。東大入試の問題でもしっかり対策すれば、半分程度の得点を取ることは現実的に十分可能です。

さらに物理でも満点が取れたとすると、数学物理で170点。合格点を取るにはあと、250-170=80点取ればいいです。

数学、物理を除いた配点は、440-120-60=260点なので、260点中80点取れば合格できます。これは残りの科目である英語、国語、理科1科目の合計で80点、3割取ればいいということです。3割取ることはさすがに可能でしょう。

ということは、普通に1日1,2時間数学の勉強をして、高校1年の時に数学1~IIIまでを終わらせ、高校2年で物理と化学をマスターできれば、東大にも楽勝で合格できることになります。医学部はもう少し難しいでしょうけど。

こう考えると、高校時代を全て受験勉強にかけなくても、余裕で東大に合格できることがわかると思います。つまり、部活をやり、恋愛をし、地回りのサークルなどをやり、青春を思いっきり楽しんでも東大に合格することは可能なのです。

もちろん、だからと言って高校1年から遊んでばかりいてはダメで、高校1年生で数学を数IIIまで全部終わらせることは必要でしょう。それでも、全ての時間を勉強にかけなくてもできるはずです。

全国でトップクラスになりたいならもう少し集中して勉強する必要がありますが。

とはいえ、これは、成績がノンストップで伸び続けた場合であって、誰もが成績が順調に伸び続けるとは限りません。スランプになったりすることもあるかも知れません。

その場合は、私の開発した勉強法を使えば、成績が伸び続けます。このやり方なら、高校時代を犠牲にすることなく、余裕を持って東京大学に入ることが可能です。

私がやった、数学でZ会で120点中115点をコンスタントに取れるようになった勉強法は以下からご覧いただけます。これをやれば誰でも東大に入れると思います。


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