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指摘をしたくなる心理、本音

皆さん、こんにちは。
明るい週末をお迎えでしょうか。

前回の記事では、
できないところを指摘するより
できているところを褒めよう
というお話をしましたね。

タイトルは少し大げさでしたが、
実際に褒められて
嫌な思いをする人はいないですからね。
人が喜ぶことをすることで
必ず良い循環は生まれます。
巡り巡ってあなたのところにくるはずです。

しかしただ褒めれば良いというわけではなくて、
「本当に思っている良いところ」
じゃないとダメです。

ビジネスの現場では
営業さんなんかは
やたらと持ち上げてくれるものですが、
あんまりあることないことだと
ただ軽い人、軽率な人になってしまって
褒める効力もなくなってしまいます。

なんでも誠実な気持ちは
良い波動となって
言葉以上に伝わるものです。

さて、では今日の本題。
指摘する人の本当の心理は何か?
「あなたに良くなってほしい」
というのは建前で、本音はなんでしょう?

実はこれは、
「あなたが○○を直してくれた方が、
私にとって都合が良いからそうして欲しい」

これなんです。

相手が何か、やり方なり性格なりを
直してくれることによって、
その人にとっては好都合なんですね。
例えば、その方が安心だ、とか
その方が仕事がやりやすくなる、とか
何かしらのメリットがあるわけです。

これだけ聞くと、
指摘する人というのは
ものすごく自己中に聞こえるかもしれませんが、
実際にはその人はその人なりに
不安に思う弱い気持ちからそう言ってしまったり、
仕事に対する真面目さからだったり、
色々な要因はあるので
決して自己中からの発言とは限りません。

常に物事には裏表、二面性があります。
どちらを見るかということです。

「良くなってほしい」
「こういうふうになって欲しい」
そう思う相手を思い出してみて下さい。
それはきっと近い関係の人ではないですか?

つまり「自分に影響がある人」なはずです。

だからこそ何か言いたくなる。
自分のやり方でやって欲しくなる。
だってその方が自分の気持ちがラクになるから。

自分に影響がない人に対して
何か指摘したくなることってないと思います。

もしも誰かに何か物を言いたくなった時には、
それはあくまでも「相手のためを思って」ではなく
「自分のためにそうしてほしいんだ」と
「相手にお願いしている立場なんだ」
とういうことを思い出してみると良いですよ。

そうすると、言い方も和らいできます。

「相手のためを思って」も
相手にとってのメリットがない話なら
迷惑なだけということもあります。

ただここで今度は、
「上司からの仕事上の指摘はどうか?」
こんな疑問も出てきますね。

個人的な感情ではなく、
仕事のことで指摘をされること。
それはまた別の話になりますので次回に。

誰しもが心に天使も悪魔ももっています。
優しい天使の自分を思い出して穏やかな一日を。

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