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誰も本音は言わないものだからややこしい

皆さん、こんにちは。
昨日はついに初雪。
クリスマスツリーもエントランスに飾られて
いよいよ冬が来たなと感じています。

これまでは冬の間は
暖かい国で過ごすのがお決まりでした。
今の状況になって
フライトを控えるようになったので
そこで初めてカナダでの冬を迎えたんです。

カナダの冬といえば、
マイナス30~40度にまでなるなんて言われて、
今までは会う人会う人誰しもが
冬の寒さは厳しいぞ~と口を揃えていたので、
暖かい場所を求めて
フロリダやドバイに行っていたというわけです。

だけどこれが全くの間違いで!
氷点下の冬というのは
空気が澄んでいて最高に気持ちが良いし、
真っ白の世界というのも清々しい。
虫の心配もないので、
夏よりテラスに出る機会も増えて
嫌なところが一つもないくらいに良かった。

むしろ夏より冬の方が好きになるという
自分のこれまでの価値観を
ガラリと変えてしまう体験だったんです。

以前にもどこかの記事で言いましたが、
今の「好き」とか「嫌い」とか
自分が当たり前だと思っていることって
人から言われたことに影響されて、
それがあたかも自分の意見かのように
そのまま頭にインプットされてしまう。
そんなことが実は結構あったりします。

まさに、百聞は一見に如かず。
自分で体験して感じることが全ての答えなんです。

それをわかっているはずなのに、
それでも人間っていうのは
耳にした話に簡単に影響されがちなんですよね。

一度素晴らしい冬を体験してみると、
なんで今まで誰一人として
良いところを言ってくれなかったのかな??と
不思議なくらいなのですが、
多くの人は大抵愚痴っぽいものなんです。
これは人間の習性なのでしょう。

例えば奥さん方の井戸端会議といえば、
ウワサ話とか旦那さんの愚痴とか
そんなことではないでしょうか?
誰も自慢話は聞きたくないだろうということで
気を遣って、家族の変なところを
面白おかしく話すこともあると思います。
自分ちの子がいかにできないか、とかね。

本当の本当にはそんなこと思ってなくても、
みんなといると
ついついネガティブな話をしちゃうことって
全然誰でもあると思うんですよ。

だからこそ、人の話というのは
半分本音、半分は嘘、くらいに思って、
自分の考えには影響させないことが大事です。

「嘘」というと語弊がありますが、
人間というのは
ほとんど本音で話している人って少ないです。

自分なりのプライドとか常識とか
色んなフィルターを通して
そこから言葉にしていることが大半なので、
カウンセリングやコンサルでも
本音を引き出すのに
あれこれ時間をかけて
心を覆っている氷を溶かして溶かして、と
そんな作業をしないと
なかなか本音のところに辿り着かなかったりします。

だから例えば誰かのケンカ話なんかを聞いても、
どっちが悪いかの判断はできないのは
当たり前の話なんですよね。

それなのに多くの人は
片方の意見だけを聞いて
すっかり相手の人を悪者にしてしまう。
これが色々なトラブルの元なんです。

何事も中庸(真ん中)に立って、
どちらにも偏らない立ち位置から
物事を捉えていくと
見えていなかった側面が
そこで初めて見えてくるものなんですね。

「好き」とか「嫌い」は偏りです。
嫌いに傾いている時には、
なんでそうなのか?
それは他人の意見や他人の価値観からきた
勘違いの「嫌い」ではないのか?
そんなことを考えてみるといいですね。

そして「好き」が強くなりすぎると
今度は逆に「嫌い」に傾く原因になります。
行き過ぎたら真ん中に戻って考える。
そうするとバランスが
急に崩れることはないでしょう。

今日も優しい自分を思い出して穏やかな一日を。

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