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指摘するより褒めまくれ

今日はどちらかというと
既にカウンセラーなど
何かアドバイスをする立場の人たち向きの
内容かもしれません。

というのも、
僕の周りは経営者の繋がりが多くて、
そういう人たちは
経営を通して学んできた
「マインド」の部分を
セミナーなどで教えていたりもします。

そこである一人の経営者兼セミナー講師の方が
こんなことを言うんです。

「人から指摘を受けたとき、
多くの人は嫌だと思う。
その人のことを嫌いになることもある。
だけど指摘してくる側は
「あなたにもっと良くなってほしい」
というポジティブな気持ちから
あなたを指摘しているんだ。
そう思うことで
指摘に感謝ができるようになる」と。

これはその方のセミナーの内容を
かいつまんだものなのですが、
僕はこれを聞いて
ちょっと違和感を感じました。

これは「人との関係を良くするには」
というテーマだったわけなのですが、
指摘をされた人が
「わ~この人自分のこと
すごい考えて言ってくれてるんだ~(^^♪
愛情がある人だな~」
と思うことはよっぽど可能性が低い話です。
これは理想論でしかありません。

もちろん、そこまでポジティブに
それも無理なく、自然と、
そう思えるようになっている人がいるんだとしたら、
それは素晴らしいことですが、
普通の人がこれをやろうとすると
多分頭が痛くなってきます(^^;
だって色々と我慢が出てくるはずだから。

基本的には人間も動物も
「できていないところを指摘する」ではなく、
「できているところを褒める」
これが鉄則だと思っています。

誰でも、できているところを
ちゃんと見てくれている人には
好印象を持ちますし、
もっと良くしてあげたいと思うものです。

指摘をするというのは
「自分が正しい」「あなたが間違っている」
を主張するための行為であって、

そこに
「あなたはどうしたいか?」
という尊重の気持ちが抜けている場合が多いです。

相手にとっては
「あなたに良くなってほしい」なんていう
上から目線は求めてないかもしれないわけで、
聞かれていないことを指摘するのは
逆に関係を崩すリスクもあります。

この「聞かれていないのに」
というところがとっても重要。

相手が「良くなりたいとき」
「変わりたいと思い始めたとき」
その時には向こうから意見を聞いてくるんです。

そのタイミングが
その人が初めて指摘を求めている時なんです。
意見を聞かれて初めて成立するのが
「あなたに良くなってほしい」なんですね。

そしてその場合にだけ、
何か指摘をしても
「ありがとう」と言ってもらえます。

聞かれてもいないことを
どんなに指摘しても
相手は変わらないどころか、
意固地になって
絶対変わるもんか!となることだってあるんです。

ヒーラーさんやライフコーチさん、
時にはパーソナルトレーナーさんも、
何かアドバイスする立場にいる方で
「クライアントさんが言った通りに行動してくれない」
と悩んでいる人がたまにおられますので、
指摘ではないアプローチを考えるといいですね。

シータヒーリングの世界では
必ず相談者さんの意志を確認しながら進めます。
誰にでもその人なりの変化のペースとか、
変化のタイミングがありますので、
アドバイスする側は
そこの見極めも大事なように感じます。

それでは「指摘する人の本当の気持ちは何か?」
これを次回には解説してみますね。

今日も優しい自分を思い出して穏やかな一日を。

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