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なんでそんなに怒っちゃうんだろう?

皆さん、こんにちは。

前回の記事で
怒っている人も
この世界には必要なんだけれども、
「闇雲に感情的になるのは良くない」と
そんなお話をしました。

これにはいくつか理由がありますが、
大きな理由のひとつとして
上司や親という立場の場合
「その立場を利用して
不必要に怒りをぶつけている」
ということが往々にしてあるからなんです。

自分が本当にミスをしてしまったことで
怒られている場合にはまだわかる。

だけど自分が「悪いことをした」
「迷惑をかけた」という自覚もないことで
怒鳴られたり怒られた場合には、
すごく深いところで
傷になって残ってしまうことがあります。

人間は嫌な思いをしても
一旦は立ち直るじゃないですか?
だからみんな傷付いても
とりあえず忘れて
日常通りに生きていくことはできるのですが、

理不尽なことで怒られたり、
納得いかない扱いを受ける、
ということが繰り返されると
自分でも気付かないくらい深いところの
潜在意識の部分にその記憶が入ってしまいます。

そうなると非常に厄介なもので、
後々、全く関係のないシチュエーションや
全く関係のない相手に
その恨みや悲しみをぶつけていることがあるんです。

これが
恋愛がうまくいかないのはなんでだろう?
仕事先の人と仲良くできないのはなんでだろう?
家族といつもケンカになるのはなんでだろう?
こうした 原因になっています。

自分でも「もう忘れた」「もう許した」
そう思っていることが
しっかり心に刻まれて
いまだに深い傷になっていることがあるので、
深く掘り下げていったときに
初めて「やっぱりあの時のことは嫌だったんだ!」
「まだ自分は全然許せてなかった!」と
浮き彫りになることがあります。

そして親や上司という立場になったとき、
自分より弱い立場の人に対して
その怒りや苦しみ、悲しみといった
深く眠る感情を
知らず知らずのうちに
ぶちまけていることがあるんですね。

本人もそんな昔のことが
まさか原因になっているとは知らず、
本当に「仕事のために!」「この子のために!」
そう信じ込んで怒っていたりするので
本当に厄介なものなんですよ(^^;

もちろん本当に必要な場面で
指導として、しつけとして、
上手に怒れる人もいるんですけど、
それはちゃんと相手もわかるんですね。
愛情っていうのはちゃんと伝わります。

だけど相手が愛情を感じていない場合、
それは多くの場合で
「立場を利用した怒り」になっています。

色々な人の悩みを深堀りしてみると、
本当に多くの人が
幼少期に体験した嫌な記憶、
親から怒られたときの悲しみ、
自分は愛されていないんじゃないか、という不安、
恋人にされた嫌だったこと、
こういったことの全てが
奥深くにいまだに息しているものなんですね。

人生で嫌な想いをしたことがない
そんな人はいないですから、
ちゃんとその時の自分を癒してあげる
それがとっても大事です。

感情に蓋をするのではなく
完全に癒して消してあげないといけないんですね。

上司や親も人間なので、
見た目は大人だからわかりにくいのですが、
心の中には子供のときの自分が
まだ悲しみの中に存在していたりします。

あまり自分に不必要に怒ってくる人がいたら、
まず考えるべきは

「その人は自分の鏡となって
自分の悪いところを見せてくれている人なのか?」

そして、どう考えても鏡でない場合、
「その人は傷付いている人だと理解して
「許し」という学びを自分に与えている人だ」
と考えてみると良いですよ。

精神の学びの中で
最初は鏡になってくれる人が多く現れます。

鏡の学びが終わってくると、
今度は許しの学びが始まります。
これは少し難易度が高くなってくるので、
まずは鏡の学びを終わっている段階でないと
なかなか混乱してしまうのですが、
許しができるようになってくると
人生は格段に穏やかで平和になるものです。


感情的になって怒っている人は
深く傷付いている人です。

その人がそんな風になってしまうには
必ず理由があります。

生まれたての赤ちゃんの時から
怒りまくっている人なんていないんです。

みんな少しずつ
その一人の人間が形成されていく中で
感じてきたことの積み重なりが
その人自身を良くも悪くもしてしまいます。

ムカつくあの人も、大嫌いなこの人も、
みんな本来の姿ではありません。
その人たちをがんじがらめにしている
色々な悩みや苦しみがそうさせているのです。

このことを理解してあげて下さいね。

今日も優しい自分を思い出して穏やかな一日を。

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