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「二兎を追う者は一兎をも得ず」という諺が、大嫌い|人生の時間は有限


みなさま、お疲れ様です。BenBenです。

今日も「時間」の話をします。


皆さん、日々の生活・仕事・勉強、何かしら同時並行で行ってますよね。

体の動きも人生の動きも、全て何かしら並行で行います。鼻で息を吸いながら目で瞬きをし、脳みそで文章を考え、キーボードでパソコンに文字を打ち込むのです。

やっべえ、今息してるから今はそれに集中や。次は脳みそで文章を考えて、人差し指の第一関節を動かしてまずは"h"のキーボードから…」なんてやってたら一通メールを打つだけで1日が終わります。


同様にもっと広い意味でも、皆さんは仕事をしながら子育てを行ったり、部活を行いながら勉学に励んだりするのです。


その一方、「二兎を追う者は一兎をも得ず」という諺があります。

私はこの諺が大嫌いDeath。

二兎のウサギを追う間抜けな少年の図(ありがち)


読んで字の如く、「うさぎを二兎同時に追いかけても、結局両方とも捕らえることはできない。二つのことを同時に成し遂げようとしても、結局どちらも失敗に終わるということ」ということを表した諺です。


私としては、無意味に「一つに集中すること」の美徳に囚われた、アホみたいな考え方だと本気で思っています。時間がもったいねえ



この諺を鵜呑みにしている人は、正しい目標設定ができていないだけ。

この諺になぞらえるとすれば、「捕えたいウサギの足の速さと走る方向」がわかってないだけ。そしてそもそも、「あなたにとって捕えるべきウサギ」を分かっていないだけ。


例えば、30を過ぎたヒョロヒョロおじさんが、家族を養いながら今から野球選手を目指すのが無謀なのは5歳児でも分かります。音速のウサギを素手で追いかける無課金ハンターみたいなものです。


残酷ですが、「その人の資質 x 残された時間」で出来る限界があります
それを最大化することが、あなたの幸せに繋がるのです。


そして、その資質x残された時間で「何がやりたいのか?」が一番大切。上記の例で言うと、「なぜ野球選手を目指したいのか?」。それは本当にあなたが欲しいものなのか。

・ただ、野球がしたい → 草野球チームに入れ
・ただ、莫大な金が欲しい → 自分の能力最大限の職に就け
・東京ドームで打席に立ちたい → クラファン等で貸し切りイベントを行う等検討しろ。(東京ドームである必要すらないかも)


もっと現実的な目標だってあるはず。そしてそれらは同時並行可能です。
会社に勤務しながらでも、勉強だってスポーツだって出来ます。目標設定と時間の使い方次第です。

激務JTCで駐在員やりながら、オンラインで海外大学院生もやっている私が断言します。



但し、それらは「得意」or「好き」じゃないとなかなか成り立ちません。

英語アレルギーで数字が苦手な人が、英語スキルも会計スキルも一気にゲットしたいからと言ってUSCPA(米公認会計士)を目指しても、すぐに心が折れてしまうだけです。


「あなたがどんな足の速さで走れるのか、どの方向なら全力で走れるか」がわかっており、さらにあなたが「使いこなせる適切な道具」を使えば、何匹のウサギでも100%捕獲できます。




あなたにとって正しいウサギを見つけましょう。「二兎追ってたらダメだからとりあえずどっちかだけやろう」って諦めるのは時間が勿体無い。今すぐどっちもやりなさい。




一つのことを極めることも非常に重要ですし、それがキャリアの強みになることだってたくさんあります。

ただし、今は多種多様な環境の中で、複数を掛け合わせて価値が生まれる時代。大半の凡人サラリーマンにとって、正しい掛け算が生きる術に繋がると本気で信じています。


人生の時間は有限です。
あなたにとって大事なウサギを沢山捕まえてから死にましょう。



P.S. 時間に死ぬほど拘るようになった経緯はこちら↓

「時間的資産価値」の記事はこちら!↓

BenBen

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