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#12 我慢の在庫が8月で切れました

こんにちわ。id_butterです。

人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話 の12話目です。

タイトルの通りです。
#7 で「この人、ほんとクズだ。」ってなった後の話です。

冷静でいよう、離婚届を出すまでは。
そう思っていた気持ちがこと切れた。と同時に、我慢の在庫切れ。

家にいるのが、つらい。
嫌いな人と同じ空間で暮らしたことがなかったので(だいたいの人はそうだと思うけど)想定外のストレスだ。

・お風呂に入るのに緊張する
・お風呂上がりもリラックスできない
・リビングで普通に座ってられない
・着替えとかやりにくい
・一緒に洗濯物を洗うのがいや
・自分の洗濯物に触られるのがいや
・隣の席でご飯食べるのがいや
・なんか時々トイレとかお風呂場が異様に臭い

我が家は狭いので、スペースを分け切れず、時間を分けることにした。
朝は起きていても、夫が家を出て行くまでベッドから出ない。
晩ご飯も彼と子ども達だけで食べてもらう。

これだけ聞くと、めっちゃ気分が落ちそうだと思うでしょう?

考え方を都合よく変えて、一人を楽しむことにしました。
たくさんマニキュアを買い込んできて、子どもが寝た後は一人で集中。
昼間に仕事中の手元を見ながら少しほんわか気分。
家族の晩ご飯中は、夜の散歩。30分早歩きにはちょうどいい時期です。

急変した母を見て、少し不安そうな子ども達。
抱きしめる時間を増やしつつも、ごめん、1人の時間は譲れないよ。
闇落ちしそうなんですよ。
水平で冷静な自分を保ちたいんだもん。
それに、パパと子ども達がゆっくり暮らす最後の時間なんだし。

一昨日、夫は背中を丸めて布団につっぷして声を殺して泣いていた。
私は見なかったフリをして、部屋の前を通り過ぎてベッドに潜り込んだ。

その数分後、「起きてる?」声をかけられた。
「俺、もうつらすぎて、早く家を出て行きたい。子ども達といるのもつらくなってきた。」

…… 止めてないよ、どうぞ。と思ってしまった私は鬼、いやクズだろうか。

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