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海外生活で遭遇した わけわからん経験たち

海外で暮らすと、わけわからん経験に遭遇する確率が上がる気がするのは私だけなんでしょうか。今日は、私のそんな海外わけわからん体験をつづろうと思います。

ごめん明後日からアパート無くなるわ。
パリでインターンしてた時のこと。知り合いのアパートに居候していたのですが、ある日突然電話が。「ごめん、明後日でアパート引き払わなくちゃいけなくなったわ!」。私「え、明後日⁉え⁉」…次の日には家具全部なくなり、乾いたパスタをかじりながら明日の宿を探すというサバイバルを経験したのでした。理由はいまだに謎のままです…

今日の夕飯は山にある。ヘスポンチュスを探しに、君も来るんだ。
フランスの田舎の知り合いのところに居候していた時のこと。晩御飯を取りに山に入る、と言い出す同居人。「ヘスポンチュスが旬だからな、今は。」どうやら山菜のことらしいのですが、これがイバラの中にしか生えない山菜で。全身傷だらけで晩御飯を探しながら「私やっぱり文明が好きだわ…」と痛感したのでした。

今日の昼ごはんは、軍手無しでは作れないんだ。
こちらもフランスの田舎で居候していた時のこと。昼ごはんを採りに林に入る、と言い出す同居人。「Ortieの新芽が旬だからな、今は。」とおもむろに軍手を取り出す。Ortieってヨーロッパにたくさん生えてる雑草なんですが、葉っぱ全体が見えない細かい毒トゲで覆われていて触れると激痛が数日間治らない。それでスープを作るらしいのですが、軍手しててもトゲが入ってくる。激痛に耐えて昼ご飯を採取しながら「イオンに行きたい…」と強く思ったのでした。

洗濯機の配管は自分でやれ
ベルギー来てすぐのこと。洗濯機を届けてくれたはいいものの「んー必要な留め具がないなぁ…あのさ、留め具1ユーロとかで買えるからさ、あと自分でやって?」と言い残し、洗濯機置くだけおいて帰っていったグーフィみたいな業者。その日の私のYoutubeの検索履歴は「洗濯機 配管」で埋め尽くされた…。
留め具の名前を突き止め、道具屋に走り、洗面所の排水管に洗濯機のホースをつなぎ、ペンチで留め具を調整し、無事使えるようになるまで丸一日かかった、そんな経験。

仕事初日にレッカー車
こっちで仕事はじめた初日。駐車OKマークのところに止めてたのに誰かの家の前だったらしく仕事初日にレッカーで没収されかれかけました。警察から私宛で会社に電話あった時にはもう死んだと思った。そして25ユーロ罰金。。あの駐車OKの看板なんなんだよ…

電車はストで無い。駅で寝てくれ。でもサツには気をつけな。
ストライキはフランスのテッパンですね。私ももれなく遭遇。乗り継ぎの23時の電車がストでキャンセルされた。しかもここはフランス人すら名前わからんようなド田舎で回り真っ暗、ホテルというか街すら無い。「ベンチで寝ていいけど、警察来たら身を隠しな、めんどうなことになるから」と言い残して帰る駅員。2月の凍える駅で身をひそめながら迎えた朝日のありがたさは忘れません。

富山の漁村からフランス留学・就労→日本で就労→ベルギー移住。プレゼンクリエーターをしていましたが現在移住先のベルギーでの新しい生活で俄然人生もがき中。ここでは「留学」「語学」「海外移住」「ベルギー」を中心に日々の考えを振り返るために書いていこうと思ってます。