見出し画像

新疆饭庄。ウイグルの駐京弁レストランは羊肉串と地ビールがコスパ最高で楽しめます

グルメコーナー、今日は僕がヘビーで通ってるウルムチ駐京弁のレストラン「新疆飯庄」(Xīnjiāng fànzhuāng)を紹介します。本題の前にまず「駐京弁」について簡単に解説します。

ご存知のとおり、広い中国では美味しいものがたくさんあります。しかし北京に限っては北京ダックや羊の火鍋以外には、四大料理流派のように中国全土に広がっている料理はそれほど多くないです。

そんな北京のことを一部のネットユーザーは「グルメの砂漠」と揶揄しています。でも首都ならではのグルメの楽しみ方もあります。全国から上京する人がいますので(どれほど美味しいかはさておき)だいたい全土のどこの地方料理でも食べられます。

その代表的なところが「駐京弁」です。これは、地方政府の北京駐在事務所の略で、各省と重要な二級都市はほとんど全て北京に「駐京弁」があります。そして省(県)の場合、数十階のオフィスビルにはホテルやレストランも完備しています。

もちろんレストランでは、その地方のローカル料理を食べることができるんです。北京を観光する一般人にとっても、グルメに関しては「駐京弁」巡りが一つの選択肢として有名なんです。

その中でウルムチの駐京弁レストランが「新疆饭庄」です。

画像1

dianpingでの評価では、5点満点中の4.59点で味、環境、サービスそれぞれが4.35、3.56、3.59となります。環境とサービスの点数が低いのはわかりますね、一部の駐京弁レストランは昔の食堂から転身したものでサービスは想像通りです。さらに人気があればあるほど混みますから、環境の点数もかなり低くなります。

一人当たりの消費額は91元で約1400円です。肉料理中心の新疆料理においてはなかなかお得です。

画像2

↑ホールはこんな感じです。食堂感伝わりますかね。人がいっぱいいっぱいになると、賑やかを超えて、もはやうるさいです。

画像3

↑個室は豪華です。昔ながらの地方政府要員が好きそうなインテリアです(あくまで個人的なイメージ)。

画像4

↑そしてメニューも今時の中国らしくない適当感です。外国人にはハードルが高いですが、ご安心ください。メニュー読まなくてもdianpingのおすすめランキングから注文すれば絶対ハズレなしです。

画像5

1位の自家製ヨーグルトは市販のものより随分酸っぱくて、トッピングに新疆の干し葡萄があります。居酒屋に行って「とりあえずビールください」の感じで、ここにきて注文する際は「とりあえずヨーグルト」の人が多いです。

画像7

2位の炭火焼き肉マンは人気の新疆グルメですが、すぐ売り切れますので食べられるかどうかは運次第。

画像9

3位の羊肉串は金属の串を使う普通バージョンです。のちに豪華バージョンを紹介します。4位は新疆のパンと羊肉の盛り合わせ。5位は人参入りの新疆のお米料理「抓饭」です。若干釜飯っぽいですが、これもまた美味しいです。

画像6

6位のラムチョップは結構量が多いから四人以上いたら頼むほうがおすすめです。7位は新疆代表料理の「大盘鸡」の締めの麺です。「大盘鸡」は鶏肉やじゃがいもの入ってる煮物です。料理自体よりはシメの面が人気です。

8位は豪華バージョンの羊肉串です。ギョリュウの串で大きい肉を串にして豪快に焼くのが新疆ご当地流。

画像9

9位は新疆のミルクティーでここ数年流行ってる市販のものとはちょっと違います。10位は山椒入りの鶏肉料理ですが、羊肉中心の料理の中で相当爽やかな一品だと思います。ピリ辛です。

他にも、おすすめのドリンクがあります。

画像10

↑地酒ビールのwusuビール、アルコール度が高いからすぐ酔っ払いますね。

画像11

↑「奶啤」というミルクの味がするビールのような感じの飲み物ですが、ノンアルコールで子供でも飲めます。

画像12

他にも、主食系は持ち帰りの販売も人気です。

画像13

先ほど紹介したローカルのビールやドリンクなどの特産品も販売してます。干しぶどうや干し棗なども大人気です。

画像14

新鮮なフルーツも置いてますから、僕もここに来た時は肉をいっぱい食べて、帰りにパンや果物を持ち帰ってます。

ウイグル料理屋ってとてもクセになる魔力があって、ついつい定期的に食べに行ってしまいます。中でもここはローカル感があってコスパが良いのでとてもおススメです。


この記事が参加している募集

この街がすき

よろしければサポートをお願いします。Twitterも良かったらどうぞ! https://twitter.com/bijingbball