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中国エンジニアについて調べてみましたよ

本題に入る前にちょっとだけ中国のわかものについての話題を。

週末、昔上海でとってもお世話になった先輩とコーヒー飲みながらおしゃべりしてました。5年前に僕が上海にちょっとだけいたので、当時の昔話で盛り上がったのですが、その当時に彼の部下として働いていた20歳の上海人の話になりました。

彼は高卒で、髪はロン毛の金髪、クラブと女の子が大好きなイケイケの若者で、当時はショップの店員と先輩のアシスタント(少々)をしていました。給料はけっこう低かったと思います。

そんな彼は今は25歳になり、2回ほど転職した後に、今は誰もが知ってる某動画プラットフォームで働いています。最近は僕の先輩に「動画を使ったビジネス」の提案をしてきてるとのこと、変わりましたねぇ。給料も日本の20代の平均給料よりずっと良い額もらってるとのことです。

中国で働くのって大変なことも多いですが、社会の成長が凄いので頑張れば伸びるって夢があります。まあ、頑張れば伸びるってのはどこでも一緒か。

そして今日は中国エンジニアの実情についての記事を見つけたのでみんなにシェアします。

中国エンジニアの調査記事を見つけたよ

中国29の省、26万人以上のエンジニアを調査した結果が発表されました。(ちょっと前の記事ですが)

まず前提知識としてですが、「中国互联网络信息中心」(CNNIC)の調査結果によると、中国のインターネット利用者は8億人を突破、今年の増加分だけで5000万人以上とのこと。

サービスの発展スピードがものすごく、宅配サービス、オンラインショッピング、ショートムービーなど途切れることなく新しいサービスが生まれている。そのためエンジニアへの負担がどんどん増していると書かれてます。

以前に中国テック企業のブラック労働について書いたのでこちらもご覧ください。

中国エンジニアの生態について

年齢と性別のデモグラですけど、もう若いメンズがほとんどって結果が出てます、35過ぎておっさんになったら、違うキャリアに進んでいくんですね、そのまま続けてるとクビにされるかも。(急激にエンジニア需要高まってるからこんな分布で、今後はこの通りとは限りませんが)

↑年齢分布。35歳以上は6.7%しかいない

↑性別分布。その他0.6%っていったい。。

また、エンジニアの恋と結婚についての調査が個人的に面白かった。25-35でみんな結婚していくんですね。そして24歳以下が結婚率0%、40歳以上は全員結婚って本当ですか笑。

深センより北京の方がエンジニア多いよ

中国のテックの話するとみんな深センのことばっかり話すと思うのですが、そんなことはありません。確かに深センは特区でスタートアップ多いですが中国は広いし、もっと安い街がいっぱいあるので。

また特にWebサービスのスタートアップとかVCは北京が一番多いです。みんな北京に来ましょう、よくある大企業の視察ツアーも北京に来たほうが良いと思いますよ、待ってます。

↑各地ごとの分布、一番多いのは北京だよ

ジョブホッピングは日本より盛んか

一度も転職しないエンジニアは全体の17.6%。1-3回の人が全体の58.5%になり、5回以上のジョブホッパーも13.4%もいます。この辺りはだいぶ日本と違うかも、カルチャーと企業の制度の違いによるものですね。

↑一年以内でも転職経験者が3割以上。3年働けとか何それって感じ

言語はJSとJavaが多いですね、ちょっと意外でした。アプリの開発とかデータ分析したいって人がもっと多いと思ってたのですが、Pythonとか13.3%だけ。

↑iOSよりAndroidの方が多いってのも日本とは違うよね、Appleのプレゼンスがどんどん下がるわね

おまたせしました給料について

やっぱりどのくらい給料もらってるのって気になりますよね、日本でもHuaweiがめっちゃ高いとか報道されてますしね。

↑経験年齢別の給料の分布、単位は元です

年間10-20万元のエンジニアが約50%ですね。(20万元で300万円くらいでしょうか)それより上の20-25万元の人たちが10%ほど。あくまでこの資料の平均ですが、3年程度の経験で10-20万、3-5年のエンジニアで10-25万、6年以上の人たちで半分以上は20万元を超え、40%近くが25-50万元となるようですね。

とうですか、みなさんの印象ほど給料高くないのではないですかね。までもこれはあくまで調査のデータで、もし業績良い企業だけで調査すればかなり異なってくると思います。そこにいる優秀で頑張ってる人たちはもっと給料高いはずですね。

またこちらは住んでる家の家賃は?に関する調査結果

↑毎月の家賃、一番大きい紫のは「もう家買って賃貸ではない」

これは地域差があるのでバラバラですが、給料の割には家賃は抑えてるように感じますね。

みなさんご存知の通り、中国の一級都市(北京とか上海とか)は賃貸も家買うのも日本より高いです。この調査にも彼らは多分に含まれてると思いますがそれでも30%以上が家を買い、10.8%も買う準備をしている、43%が買わなくても良いと回答してるとのこと。

この辺の意識も「家と車を買って一人前」みたいな、中国の伝統カルチャーとは違ってきてますね。


いかがですか。noteのユーザーはエンジニアも多いと思いますし、中国で働きたいかもって方いらっしゃるかとも思ったので、多少は参考になりましたか?
こちらではエンジニアの地位は高く給料も良いです。また、Webスタートアップが一番豊富な街は北京ですよ、要は「ちょっと寂しいんで北京で待ってます」って言いたかったです。

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(参考資料)


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