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Linh社長にインタビュー

こんにちは、ベト勤です!今回はいよいよ日本チームのリーダーでもある社長のLINHさんにインタビューをしました。
以前には、HRnavi社の嶋村様にインタビュー記事 「嶋村チョイス!今月のKEY PERSON」 を執筆していただきました。
社長個人のみならず弊社のことについても詳しく紹介いただき、素晴らしいインタビュー記事なのでぜひご覧ください。改めて、ありがとうございます!

今回は生い立ち、ビートソフト起業に至るまでの過程、普段のスケジュールなどなど、より等身大の社長に迫りたいと思います。

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質問
・名前:NGUYEN HUU LINH(グエン・フゥ・リン)
・年齢: 33歳(1987年生まれ)
・出身地: THANH HOA
・好きな言葉:アメージンググッジョブ!
・休日にすること:家族で出かける、娘と遊ぶ、スポーツ

どんな幼少期~青年期をすごしましたか?
小さいころから本が好きで、小中学校のころからはよく数学や論理についての本を読んでいました。小学生だった当時、OCEAN GIRLというオーストラリアのドラマでPCに興味を持ちました。PCを触ってみたいと思ったので、父に聞いて、近所のパソコン教室でPCがあることを教えてもらい、そこで操作方法を学びました。
中学生の頃はまだ自宅にはPCは無かったので、パソコン教室や近所の印刷屋さんのPCを借りて、ワードとエクセルとパワーポイントを使って父の仕事用の資料を作ったり、Pascalでプログラミングを独学で学びました。高校に上がってからは、それに加えてアルゴリズムとデータ構造やビジュアルベーシックを学校でも学びながら、さらに独学でも勉強しました。ビジュアルベーシックはGUI(Graphical User Interface)の勉強になりました。


ハノイ工科大学へ進学し、なぜHEDSPIのコースで日本語をえらびましたか?
その当時から、ベトナム全国で理系の最高峰といったらハノイ工科大学なので、ハノイ工科大学を選びました。工科大は1年次は全学科共通科目を中心に勉強し、2年次からようやく専攻の授業を勉強するのですが、私は早くITを勉強したかったので、1年次からもITを学べるHEDSPI(Higher Education Development Support Project on ICT)というコースを選びました。HEDSPIは当初はJICAのODAとして設立されたコースで、ハノイ工科大学のIT専攻学生を対象とした、日本語のできるブリッジSEの育成を目的とした日本語教育プロジェクトです。私はHEDSPIの1期生として卒業しました。
また、日本のITSS(ITスキル標準)に基づいたカリキュラムなので、ベトナム国内のどの機関よりも最先端のITを学べると思ったのも理由です。


HEDSPIではどんなことを勉強していたのですか?
N3取得のための日本語の授業に加えて、1、2年次でC言語やアルゴリズム、データ構成、ネットワーキングや通信、コンパイラなど、コンピュータサイエンスの一般的な知識を勉強しました。3年次には、学生がグループになってWebサイトやアプリケーションなどの開発プロジェクトを行いました。4年次からは日本語でITを学ぶ授業が増え、卒業論文に向けた研究に集中していました。5年次は論文執筆がメインでした。

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ハノイ工科大学生時代のLINHさん in ダラット

新人時代~企業に至るまで
大学卒業してすぐ大手日系企業のべトナム子会社でエンジニアとして働き、アプリとオンラインゲームの開発をしていました。大学生の頃から、自分でビジネスをしたいと考えていましたが、そのころにはまだビジネスビジョンがなかったので、自分に何ができるのかを理解するためにまずはベトナムで就職しました。
日本の市場も理解しようと思ったので、次に日本でHR会社のWEB開発エンジニアとして転職し、企業の採用ページなどの作成や運用をしていました。
日本で働いて半年程経った2013年当時、チャイナ・プラスワンの動きが日本でも強まっており、IT業界はベトナムでのアウトソーシングが今後もっと盛んになるだろうと考えたのと、ベトナム人ITエンジニアの給与水準や経験値などを含めてべトナムのIT業界全体を底上げしたいと思うようになりました。そのためにはコンサルティング力が必要だと思ったので、コンサルティングもできる会社を自分で創ろうと思いました。ほぼ顧客ゼロからのスタートで、ITエンジニアが必要そうな日本の会社にたくさんアプローチして開拓していきました。

1日のスケジュール

6:00 起床
身支度し朝食を食べて、娘を保育園に連れていきます。

8:00 出社
まずはメール、Skype、Chatwork等をチェックし、余裕があれば時事ニュースのチェック。
8:30 はチームの報告の時間です。

チームの状況を把握し、問題点を意見し合う。細かい点はミーティング後に個別に指導したりします。

10:00 日本セールスチームミーティング
月曜日と金曜日は日本セールスチームでミーティング。
1週間分のタスクと目標を共有します。金曜日にはタスクの進捗や問題点などを報告・相談します。普段は優しいですがときには厳しく指導します。

11:00 ビートイノベーターズチームとミーティング
ビートソフトの子会社のBIはビートソフト社内にオフィスがあり、子会社とも直接定期的にミーティングをしています。現状を把握し、計画表などの資料を作成して、スタッフの皆が同じ方向を向いて目標を立てられるように指示します。

12:00 ランチ
気分転換を兼ねて、外食をすることが殆どです。よく食べるのは、バインクオンやチキンライスです。日本にいたときは日本のから揚げが大好きで、よく居酒屋の天狗の500円ランチでから揚げ定食を食べていました。
映画を観たり、ニュースを読んだり、仕事が忙しい時は昼休みにも仕事をします。

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お気に入りのバインクオン、Bánh cuốn Cao Bằng

13:00 英語圏セールスチームとミーティング
現状を把握し、目標数字に到達するためにどうすればいいか、話し合いをします。

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イギリス人マネージャーを含めてミーティング

14:00 開発チームとミーティング
問題解決、稼働率アップの話し合い。

15:00 外出
弊社に投資してくれている、投資家の方々とミーティングします。事業計画や財務報告を定期的にしています。

17:30 退社
急ぎの仕事が無ければ17時頃には退社し、その足で娘を保育園に迎えに行き、一緒に帰ります。

18:00 帰宅
夕食の時間まで少し仕事をします。

19:00 夕食
家族3人で夕食の時間です。

21:00 友人やスタッフとのパーティーや、お客さんと仕事のミーティングがあるときもありますが、普段は家族団らんの時間の後は、再び自室で仕事をします。

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日本チームのスタッフと忘年会

24:00 就寝

スタッフのマネジメントで気を付けていることはなんですか?ビートソフトには日本人スタッフも在籍していますが、日本人のマネジメントはべトナム人とどう違いますか?
お客様とスタッフがHAPPYになって、生産能力あげることができれば、社員は定着すると思っているので、社員に楽しく働いてもらうにはどうしたらいいかを常に考えています。社内のイベントやパーティーも大事ですが、それ以上に普段からスタッフと対話することが何より大切だと思っているので、常に自分が何かサポートできることは無いか?とスタッフに聞いています。スタッフをマネージメントするというより、サポートをするという気持ちで接しています。日本人スタッフのマネジメントに難しさや違いを感じるというようなことは特にありません。日本語で話すかベトナム語で話すかの言語の違いくらいでしょうか。ビートソフトの日本人スタッフは歴代皆ベトナム生活に順応していて、ベトナム人スタッフとの仲も良く、良く一緒に遊びに行っていますね。

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マイチャウでの社員旅行

趣味はなんですか?
バスケットボール、ランニング、卓球です。大学一年生の頃からバスケが好きで、ポジションはPGです。最近は忙しいので頻度は減りましたが、今でも時々大学時代からの友人とバスケットボールをしています。ランニングは一人でできるので、忙しくてバスケをする暇がないときや出張中などはランニングをします。オフィスを改装する前にはオフィスに卓球台を置いていたので、よく息抜きに卓球をしていました。

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2年前にロンビエンマラソン大会に出場したときの写真

休みの日は何をしますか?
仕事がない日はなるべく家族サービスに時間を使いたいので、家族でショッピングモールに行ったり、お茶をしたり、公園に行って娘と遊びます。

好きな日本の食べ物は何ですか?
やっぱり鶏のから揚げとラーメンですね。とくに一蘭と一風堂のラーメンが好きです。お酒はとても強いというわけではないですが、飲みに行くのは好きで、日本の居酒屋メニューは大体好物です。日本で働いていたときにはよく居酒屋の天狗の500円のから揚げランチを食べていました。

読者の皆様に一言!
日本の若い人にはどんどん海外に出て、日本と世界の架け橋となる人が増えて欲しいと思っています。ビートソフトはそうした人が経験を積み、活躍できる場になりたいと考えているので、常時日本人インターン生を募集しています。また日本市場の更なる拡大のためにも、インターン生だけではなく営業スタッフも募集中です。やる気が大事だと思っているので、未経験者も歓迎します。IT業界への興味と、創造性・主体性がある方からのご応募、お待ちしています!

お忙しい中ご回答をありがとうございました~!インタビュー中もLINHさんのITへの情熱がとても伝わりました。中学校時代からすでにITに興味を持っていたのは流石でしたね!

最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた~!

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