カイゴはツライ?第18話~我が世の春を謳歌する狼藉甚だしい介護職員
内藤さんのひどい仕事ぶりは当然介護部長や施設長の耳にまで届いていたが、多少の注意を受ける程度で放置されていた。人手が足りず、経験者で資格を保有している職員は貴重な存在と思われているのだろう。内藤さんは疫病神のように他の職員から嫌われ恐れられながら、我が世の春を謳歌していた。ケアプランの作成など書き仕事があるときは、他の職員にユニットを任せっきりにしてパソコンに向かっていたり、友人の海外挙式に出席すると言って1週間の有給休暇を2度も取ったり、気の弱い20代の職員に副職でやってい