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冬の鬱、鬱と体重

お久しぶりすぎるにろです。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
いやーーー今年も本当に忙しかった、、、もう12月だということに驚きです。

ドイツではオクトーバーフェストの終わる10月ころから、翌年の3月まで、長い冬の始まり、、、となります。日がどんどん短くなり、夏時間が終わる10月最後の日曜日からは、午後3時台から暗くなり、雪のふらない、けれども非常に冷える11月は、ドイツ人も魔の季節、と呼びます。秋からは晴れの日もかなり少なくなり、お日様の見えない日が1週間つづくなどもざら。
そんな中で冬季は、うつ状態になる人がとても増えるのです。


いつものジョギングコース、ミュンヘンオリンピアパークの山頂より

この写真の様な、暗く曇った日が長く続きます。
ドイツ全体の鬱と診断されている人たちは、530万人、その中で、女性の鬱の割合は毎年、男性の2から3倍とされています。やはりホルモンバランスが乱れやすので影響されやすいのだと思います。ちなみにドイツの総人口からすると、家族やともだちのグループのなかの4人に1人が鬱であるということになります。決して少なくありません。ドイツ人も休みが多く見えてかなり働いていますし、意外といろいろ厳しい決まりなどもあるので、真面目にきちきちとルールに従い生きることで疲れている人は多いのだと思います。

ドイツではサイコセラピーに通うことがかなり普通なので、鬱の統計は割ときちんととれていると思います。それでも、辛いけれど我慢して通っていない人もいるのでしょう。
鬱になる原因は様々ですが、大きく分けると三つ。

  1. 社会に馴染めない、自分だけがはみ出しているという疎外感(84%)

  2. 恋人との別れや離婚など、パートナーとの別れ(45%)

  3. 対人関係の疲れ(72%)

この数字をみると、概ね、どこの国でも落ち込む原因は変わらないのかなぁと思います。

私は、悩みが少なさそうとか言われることがずっと多かった人生ですが、そんなことは決してなく、多分人並みに悩みながら生きてきたし、人生の壁も何度かあったし、程度は酷くないかもしれませんが、HSPのような、大勢の中で働いたりすると人の目が気になったり、対人関係が気になり、自分らしく働いたり、自分の力を発揮することができないなかったり、基本的に人がどう思っているのかがとても気になってしまって、そのことで長い時間悩んでしまったりしていました。
年齢と、経験を重ねて、自分との付き合いかた、かわし方もわかってきたり、なにより自分に合わない環境に身をおこくことを避ける様にしたことで、かなり改善されました。
とにかく私は浮き沈みはあってもフリーランスがとても向いているし、音楽に関わる仕事をすることで幸福感を得られる人なので、今の道は自分で、最終的にちゃんと選んで歩いてる道、と言えそうです。

さて、話がそれましたが、私の周りにも何人か、鬱や鬱気味、冬季に鬱になりやすい人などがいます。そして、よく、なにかアドバイスがないかと言われます。

私は、20年、ほぼ毎日、というペースで運動をしてきているのがかなり助けになっているのか、とても悩んだ時も、鬱になることはありません。
一番辛かったのは2人目の出産後かなぁ、、と思うのですが、それでも明らかに動けない、とか布団から出られないとか、人に会えない、、というふうになったことはありません。

私は、とても太りやすい体質なことと、食べるのが好きなので太りやすい、、、というのが理由で、スポーツを生涯やろう、と決めたのですが、最近、ふと、スポーツのおかげで私は辛いことがあっても鬱にならずにやってこれたのかな、と思いました。それは友人のスピーチからです。

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