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[ご挨拶]はじめまして、Beatrust 株式会社です。

こんにちは。Beatrust 株式会社、Product Marketing Manager の Atsushi Tsukada と HR Manager の Yudai Watanabe です。いつもBeatrust on note をご覧頂いている方も、今回が初めての方も、本記事を見つけて頂き有難うございます。

こちら Beatrust on note は、Beatrust 株式会社が公式に運営する記事コンテンツ発信のプラットフォームであり、主に企業広報 / 採用広報を目的とした情報を定期的に発信していくものです。Beatrust に少し興味があるという方には、どういった社員が実際に働いているのかインタビュー記事をお届けしたり、Beatrust にはそこまで興味が無いけれどスタートアップやグローバルを目指す会社の働き方に興味があるという方には、我々の企業風土やユニークな会社制度について紹介するコンテンツを書いています。

2023 年年初のご挨拶を兼ねまして、今回は改めて弊社 Beatrust の自己紹介と近況報告をさせていただければと思いますので、ぜひお時間が許す方はご覧くださいませ。

2020 年 3 月創業。Google 出身者 2 名で共同創業した IT スタートアップ

Beatrust は、2020 年 3 月に創業したスタートアップ企業です。SaaS(Software as a service)と呼ばれるクラウド型のソフトウェアを開発する IT 企業です。創業当初は東京都の品川駅直結の「SPROUND」というインキュベーションオフィスに、他のシードラウンドのスタートアップ企業様と共に入居していました。それから約 2 年後、会社のサイズが大きくなるに応じSPROUND は卒業、いよいよ 2022 年 1 月に東京都日本橋(最寄駅:神田)に初の独立したオフィスを構えるに至りました。

共同創業したのは 2 人の元 Google 出身者、原邦雄(現 CEO)と久米雅人です。Google 在籍当時からスタートアップ支援やアクセラレータープログラム等の企画を管掌する部署で同じチームで働いていた2人が、Google を飛び出して作ったのが Beatrust です。原に至っては、米国シリコンバレーで 1 回目、帰国後日本で 2 回目、そしてこれが 3 回目の創業です。

Google で働く中で、従業員同士の自由で自律的な協業が数々のイノベーションを起こしていく様子を目の当たりにした2人は、多くの優秀な社員を抱えながらもその人的資本の有効活用に課題を抱える法人様に向けて “具体的なソリューション” を提案したいと考えるようになり、自らのアイデアをプロダクトという形で提供すべく Beatrust の創業に至りました。

共同創業者の原邦雄(右、現CEO)と久米雅人(左)

イノベーションが生まれる環境には、個々人が積極的にリスクをとって “チャレンジする文化” と、それを組織として許容し応援する “心理的安全性” が担保された風土があること。そしてそのような企業風土を支えているのは、経験豊富で意欲的な従業員と、従業員同士が自由に創発・賞賛しあいながらコラボレーションすることを可能にする理想的なデジタルインフラが存在することが重要であることに気づいた2人は、協業促進に徹底特化した SaaS プロダクトを自らが開発提供することで、企業がよりイノベーティブな組織になるための支援したいと思い至りました。

そんな企業の中で働くことで、従業員はより主体的で活力に満ちた人生を生きることが可能になる。1 人 1 人が「最高の自分」を実現できる社会になり、個人を主体とする生産的で自律的な会社組織が出来上がり、これまで以上に多くのイノベーションが生まれるようになる。それが我々 Beatrust の創業の理念であり、我々が開発提供するプロダクト:Beatrust は、そのための実行手段と位置付けています。

大企業特有の組織課題・風土改革に、真正面から取り組むソリューション

Beatrust のビジョンは「誰もが最高の自分を実現できる世界をつくる」ことです。そのために、人々が自由に繋がり、協業・共創できるプラットフォームを開発提供しています。

そんな我々が掲げるミッションは、「全ての出会いを最適化する」ことです。個の時代を迎えるにあたり、全ての人が持つ経験・知見を可視化し、互いに創発しあいながらアイデアを最大化することで新しいイノベーションに繋がっていく。これこそが我々が支援すべき活動であると考えました。そのためには、ただの履歴書やレジュメの抜粋ではない、パーソナリティも含めてその人を360度から “可視化する仕組み” と、それをスムーズに課題解決や事業創造へとつなげるための “コミュニケーションの動線” がプロダクト要件であると考えています。我々のプロダクトロードマップはこの目的に沿って計画されています。

Beatrust ミッション:全ての出会いを最適化する

そして我々のプロダクトをより効果的にご活用して頂ける顧客企業様というのは、まさにこういった「イノベーションのための仕組み作り」「部門を超えて活躍する越境人材の育成」「サイロ化されたコミュニケーションの打破」「自律的なコラボレーション機会の提供」「次世代に繋がる新たな価値創造」に課題意識をお持ちであり、そのために具体的な施策を探しておられる会社様だと思っています。実際に、我々の主要な顧客企業様は、日本を代表するような大企業・老舗企業さまが名を連ねております。人的資本の有効活用を(一過性のトレンドや特定部門に限った注力テーマではなく)経営課題そのものであると捉え、次世代のための投資の意味を込めて、インフラ整備や仕組み作りに取り組んでおられる、真に未来志向な会社様たちです。Beatrust を「ただのツール」としてではなく、提供価値(=目指すべき未来)と風土改革に深くご理解・共感いただいてご導入頂いているからこそ、より早く、よりスケール感を持って改革推進頂けているものと感謝しております。

Beatrust はエンタープライズのお客様にむけて風土改革をお手伝いするソリューションを提供しています。キーワードは「タレントコラボレーション」。従業員同士の自律的な協業を促進することを通じ、次世代に向けたイノベーションを創出するデジタルインフラとなることを願っています。

タレントマネジメントのその先へ。個の時代に則った「タレントコラボレーション」を加速させたい

世の中には、horizontal / vertical 問わず、実に多くの管理向け SaaS が存在しています。特に、これまで日本企業が苦手とされてきた HR 領域に、データに基づく戦略的意思決定の仕組みを導入した功績は非常に大きいものと言えます。しかしそれらに共通する前提をみれば、「従業員は会社が管理するもの」であり、適切な人材配置と納得性の高い評価の仕組みを会社が提供しさえすれば、与えられた環境で個々の従業員はより良いパフォーマンスを発揮してくれるだろうという前提に則しています。

これはこれで、一枚岩でロイヤリティの高い組織運営を得意とする日本企業の長所でもありますが、ますます人財市場の流動性が高まりつつあり、組織の在り方も *DAO型(Decentralized Autonomous Organization:分散型自律組織)に近づいていくことが予想される世相において、より個人の自律性と裁量に重きをおいた仕組みへとシフトしていく必要性も一方で増してきていると言えます。

我々 Beatrust は、1 人 1 人が「最高の自分」を実現できるような会社組織の在るべき姿を真摯に見つめ、個人が「その組織の中で働くことの価値」を自認し、やりたいことを最短距離で達成するためのパートナーや知見者を同じ組織の中に最速で発見することが出来る仕組みを提供したいと考えています。そんな理想的なデジタル環境の中から、自然発生的な “取り組み” が生まれ、それが大きく育ちいずれ企業を支えるイノベーションへと繋がっていく。マネジメントのその先、タレント同士の「コラボレーション」が生まれる仕組み作りこそが、Beatrust が提供する価値だと信じています。

*DAO型組織:DAOとは、特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織を指す言葉であり、日本語では「分散型自律組織」と訳されます。株式会社をはじめとする従来の組織とは根本的に異なっており、Web3.0が本格化する時代において盛り上がる組織形態として注目されています。

ダイバーシティあふれたメンバーに、裁量ある働き方を実現させる

2023 年 1 月時点で、社員数は 27 名までに成長致しました(Full Time Employee のみ)。直近半年で倍に増えています。半分がエンジニア、残り半分がセールス・PR・マーケ・コーポレートです。外国籍(非 日本語母語話者)だけで 8 名在籍しており、徐々にグローバルスタートアップとしての風土が出来上がりつつあります。

これは弊社が創業当初からグローバル進出に重きを置いていることの結果でもあります。国籍だけでなく、ダイバーシティ&インクルージョン、そして個人のワークライフバランスを重視した柔軟性の高い就労形態の設計などにも力を入れており、本当に優秀なタレントを世界中から集めたいと考えています。

2023.01月時点での Beatrust の役職別人員構成

1 つとして、弊社は創業当初から「ハイブリットワーク一貫主義」です。エンジニアだけでなく、顧客接点が多いセールスや PR も含め、全ての社員がオフィス出勤 or リモートワークを自身の裁量で自由に組み合わせながら働いています。ミーティングが多い週やイベントがある時は出社中心で、タスクに集中したい日や家族の用事を優先したい時はリモートメインで、といったように、その時々の業務状況や本人の趣向性に合わせて柔軟に組み合わせながら働くことが出来るのが弊社の魅力です。

実際、群馬在住でありながらチームミーティングがある曜日だけ出社して働くエンジニアや、顧客対応を特定の曜日に集中させ、それ以外は神戸から働くようにしているカスタマーサクセスなど、裁量ある働き方を実現している社員がたくさんいます。

「スタートアップだから、きっと激務なのでは?」「若い人が多い会社なのだろう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。むしろシニアで経験豊富な社員が多いことこそ、弊社の特徴だと考えています。大手外資 IT 企業で執行役員を務めていたエグゼクティブもいれば、何社もスタートアップを渡り歩いてきた歴戦の猛者もいます。子育て世代の社員もいれば、地方移住してリモートメインで働く社員もいます。国籍に至っては、日本に加え、カナダ・スペイン・ドイツ・ブラジル・ナイジェリア出身者がいます。

よく働く社員は、息抜きの仕方もとても上手です。高い業務生産性を維持するためには、適切な休憩や、プライベートを整えることが重要であることをよく心得ています。適切なオンオフのメリハリと、プロフェッショナルとして相手を思いやる配慮と、良い心理的安全性が保たれているのが Beatrust らしい働き方(“Trust” の体現)です。

コミュニケーション密度を高める工夫は須く実装

このように、出社状況がバラバラな中において、情報共有の頻度やコミュニケーションの密度を保つことには非常に工夫が要ります。Beatrust では、会社として開催する定期的なオフラインイベント(通称:オフサイト)と、日常業務を円滑にするためのデジタルツールの最大限の利用を通じて、これを可能にしています。もちろん、使う側である社員 1 人 1 人のリテラシーと理解・納得感を高めることにも力を入れています。

普段はリモートワークメインであり、Slack を使ったチャットやGoogle Meet / Teams 等でのオンラインミーティングが多いですが、毎週金曜日のTGIFイベントに来られる社員はオフィスに集まったり、毎月 1 回 “All Hands” という全社会議でチーム間の取り組みを共有したり、個人が取り組んだ成果を賞賛するような場を設けています。先日はチームビルディングを兼ねたオフサイトイベントとして豊洲でバーベキューを楽しみました。

また最近、今後の会社内のミーティングを(ほぼ)全て英語で執り行う決定を行いました。Beatrust には 非日本語母語話者も多く、これによりコミュニケーションの精度が上がったという声も聞こえています。もちろん、全ての社員が海外経験豊富なわけではないため、会社として個人のラーニングを支援するような制度も速やかに作りました。会社として法人契約した外部の英会話スクールとの特別プログラムの提供や、またそれ以外にも、本人の意欲次第で積極的な 学び直し(リスキリング) のための資金援助を会社として一部負担することも行っており、メンバーからは好評を得ています。

これからは人財市場の流動化が進むことが想定されます。変化する市場・顧客には、相対する我々自身がいち早く備えて変化しなければなりません。Beatrust は会社としてメンバー 1 人 1 人の成長と自己実現に寄り添いながら、組織力とサービスをアップデートしていきます。

2022.11月 ファンオフサイトでの一枚。チームもだいぶ大きくなりました。

Beatrust の2023年現在とこれから

創業から 3 年が過ぎ、皆様のご支援のおかげで Beatrust は一層力強い会社組織へと成長してきました。導入社数も増加し、昨年末時点で、サービスをお使いのエンドユーザー数は 20,000 人の大台を突破いたしました。

2023 年は、より精度の高いPMF(Product Market Fit)のために、顧客企業様のご期待を理解すること、1 人 1 人のユーザーの日常業務の中の便益に寄り添った力強いプロダクトへと進化することが目標です。そして、ビジネスの面においては、日本国内の法人様におけるタテ・ヨコの利用促進に力を注ぐことはもちろんのこと、創業当初よりの目論見でもあった海外マーケットへの進出に向けた先行調査・テストケース作りに取り組んでいきたいと考えています。

今後も、Beatrust のヒト・モノ・コトを感じていただけるような情報をお伝えしていきますので、少しでも興味を持っていただけましたら、Beatrust on note をぜひフォローいただければ幸いです。

今後とも Beatrust をどうぞ宜しくお願い致します。


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