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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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#コミニュケーション

【チームビルディングをコミュニケーションスキルの傾聴と承認から考える】多摩市で医療介護福祉サービスを展開している訪問看護部門での研修実施報告

5月10日の午前中は、東京都多摩市で、「日常生活の景色を多様にする」というビジョンを掲げて、 医療介護福祉のサービスを展開している合同会社ライフイズの訪問部門の、訪問看護リハビリステーションラフさまの、 スタッフ、総勢24名(看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、事務)の方々向けに、コミュニケーションに関する研修を行ってきました。 代表の影近さんから、声をかけていただき、午前半日の会社研修の最後のパートを任せていただき、 参加された皆さまと、楽しい90分を過ごし

余裕のある理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはコミュニケーションを先手で行なっている

働いていると、 「報連相は大切」 と、よく聞くフレーズ。 「いやぁ、スタッフの報連相が、まだまだ不十分で。 何度も言っているのだけどね。」 というリーダーの声もよく聞く。 〜〜〜 「報連相」 はスタッフだけがするものなのか。 どうだろう? 私は、 「報連相」 は、リーダーからも、スタッフからも、必要だと考えている。 と言うのも、根本は、報連相は、コミニュケーションの一つだから。 〜〜〜 その前提で考えると、コミニュケーションで、私はある法則を大切

コミニュケーションが上手な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは選択を促している

人が、 「よしっ、やろう!」 と思えるときは、どんな場面? 一つは、 「自分で、物事の選択をしたとき」 がある。 〜〜〜 ただ、スタッフ、特に新人と関わる時は、いきなり、 「さぁ、自分で決めて!」 と言うと、 「いやいや、決めるも何も、まだ、何もわからないんで。」 となるので、その場合は、リーダーからいくつか選択肢を伝えて、その中から選択をしてもらう必要がある。 中堅スタッフであれば、ある程度、その選択肢も自分で決めてもらう関わりも必要なので、この辺り

コミニュケーションが上手な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは、コミニュケーションを細分化している

トム・ソーヤの冒険の作者、マーク・トウェイン氏の名言。 私は、この言葉が好き。 〜〜〜 何か物事を始められない時って、最初にやることのイメージがつかず、あれもこれもとなり、結局取り掛かることができないことってある。 コミニュケーションも同じで、 「コミニュケーション取らなきゃ!」 を 「で、コミニュケーションって、そもそも何?」 と考えると、コミニュケーションは基本的に、 話す 聞く の2つに分けられ、リーダーに多く求められるのは、 聞く こと。 〜

スタッフから相談を受けやすい理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは話を聞く時にパソコンを閉じている

コミニュケーションにおいて、非言語の情報が影響を与えていることは有名な話。 代表的な例が、メラビアンの法則↓ 〜〜〜 つまり、リーダーが、スタッフに、 「いつでも相談してよ!しっかり聞くから!」 と言いつつ、実際にスタッフから話しかけられた時に、 パソコン作業を止めずに、聞いている感じで、 「うんうん、そうなんだ。大変だね。」 と伝えても、スタッフからすると、 「うわっ、話、聞いてくれていない。。(いつでも相談してと言っていたのに)」 となる。 〜〜〜

スタッフの主体性を引き出せる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはペースを合わす名人【コーチングスキルのペーシング】

コーチングスキルのペーシングを、コーチングスクールで学んだ時に、私は、ファシリテーターのコーチに、 「相手が早く話すスタッフの場合に、こちらのペースに合わせてもらうのか、それとも、相手のペースに合わせるのは、どちらが良いのですか?」 という質問をした。 コーチの方は、 「まずは、相手が早く話すなら、こちらも早いペースに合わせてください。」 と応えてくれた。 ちなみに、ペーシングのスキルとは↓ 相手のペースに合わせてコミュニケーションをとるスキルのことで、英語のp

対話の中でスタッフの主体性を引き出す理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは8:2の法則を実践している

スタッフの主体性を引き出す、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーを観察していると、 コミニュケーションにおいて、 「8:2の法則」 が実践できている。 〜〜〜 何が、8:2かと言うと、 「聞く:話す」 の割合。 つまり、8割はスタッフの話しを聞く、そして、2割はリーダーが話すということ。 そして、この2割も、リーダーが一方的に話すと言うより、質問やフィードバックをしたりするもの。 〜〜〜 この8割で何を、引き起こしたいかというと、 「オートクラ

スタッフのモチベーションを引き上げている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはフィードフォワードが上手

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーがスタッフ時代に、 「このリーダーと話すと、不思議とモチベーションが上がるんだよね🎵」 というリーダーに出会ったことありますか? 私は、パッと思い浮かぶ人が、1人いる。 〜〜〜 その方は、理学療法士などの専門職ではなく、前の会社の創業者。 話を聞いてくれるなどはもちろんだけど、それ以上に、 「山田君なら、もっと、こういうこともできるんじゃない?!」 「山田君は、目の奥の色が良いね。経営とか、向いているよ。」 と、未

ふんわり伝えてしまう理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーが明確に伝えられるようになる方法

スタッフに、伝えたいことがある時に、ふんわりと、 「じゃ、この件は、○○な感じで、よろしく〜。」 という伝え方をする、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーの方は、この記事のタイトルや、今の伝え方を見て、ドキッとしたかな?!(私は、ドキッとした!!) 〜〜〜 ふんわり伝えてしまうのには、いくつか理由があると思うけど、 ・自分の思考がまとまっていない ・スタッフに遠慮している この2つが、大きな要因だと考えている。 考えているというより、私がふんわり伝えてし

質問の意図を明確にして、相手、そして自分と関わる〜コーチの技〜

最近、とある方のお話を聞いていて、 「意図を明確にする」 ことの大切さを、改めて認識した。 〜〜〜 コーチングスキルの代表例として、 「質問」 があり、質問も、いくつかに分かれるのだけど、 その中で、 クローズドクエスチョン→YES、NOで答えられるもの オープンクエスチョン→YES、NOで答えられるもの がある。 〜〜〜 こちらに関して、クローズドクエスチョンが良いとか、オープンクエスチョンが良いなどの話をしたいのではなく、 相手との対話の中で、質

【多職種連携におけるコミュニケーションについて】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士向けの病院リハ科での研修実施報告📝

1月17日は、神奈川県相模原市にある、医療法人財団 愛慈会 相和病院のリハビリテーション科で、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務員の方々向けに、 「多職種連携におけるコミュニケーション」について、臨床業務前の貴重な1時間を使わせていただき、研修を行ってきました。 相和病院のホームページは↓ 今回の研修、全3回行うことになっており、1月17日はその第1回目ということで、 ・コミュニケーションの概要 ・コミュニケーションにおける非言語的情報の重要性 ・コミュニケーシ

「対話を1回で終わらせない」対話を重ねていく意味

対話は、1回では終わらない。 むしろ、その1回が対話のスタートなんだよね。 「対話は大事。」 よく言われることだけど、 「この前、対話したから大丈夫!分かり合えた!」 となった場合、多くは、その本人はそう思っていても、相手からすると、??ということはある。 〜〜〜 組織において、スタッフからの要望などを聞くために対話を行うと、多く聞かれるのが、 「あぁ、○○さんとは、こないだ話したよ。だから、もう大丈夫。」 そんな声なんだけど、実は、そう思っているのは、役職

コミニュケーションがズレていないと思っているのは自分だけ〜リーダーに必要な考え方〜

「コミニュケーションはズレるもの。」 そう聞くと、どうだろう? 「うんうん、そうそう、そうだよね。当たり前じゃん!」 と思う一方で、どこかで、 「とは言え、自分は大丈夫。」 普段からスタッフとコミニュケーションとっているし。 普段から、自分の思いは伝えているし。」 そんな風に考えるリーダーは多いんじゃないかな。(かくゆう私が、そう) 〜〜〜 人は性質上、この、 「自分は大丈夫!」 と思う傾向にあるし、なにより、そう言い聞かせたい、そんな傾向もあるんだよね

お互いの期待を超えて:コーチングセッションで関わり方をリクエストする

「今日のこの時間での関わり方のリクエストをお願いします。」 私のコーチングセッションの始まりの多くは、このフレーズからスタートする。 その理由として、セッション自体にある種の緊張感をもたらす意味合いが多い。 というのも、とくに継続しているクライアントの方に関して言うなら、 コーチである私が、 「あぁ、このクライアントの方は、こうやって関わって欲しいだろうな。」 クライアントの方も、 「まささんは、私のこと分かっているから、こうやって関わってくれるだろうな。」