美味しいものは 海を超えて コラボする
仕事で行ったベトナム・ハノイ。
現地で知り合った方が教えてくれた
人気の高級チョコレート店「MAROU(マルゥ)」。
濃厚なチョコレートの味・パッケージ商品のインパクト・カフェの雰囲気など、今でもよく覚えていますが、約3年後、ベトナムと日本のコラボという意外な形で再会しました。
「MAROU・Hanoi(マルゥ・ハノイ店)」
「MAROU」はフランス人男性2人が始めた ベトナム産カカオを使った高級チョコレート店。
ベトナム初の「Bean to Bar(豆からチョコバーへ)」のメーカーで、
一つの産地のカカオのみを使用した「シングル・オリジン」にこだわっています。
最近よく耳にしますよね。。。「シングル・オリジン」
茶では合組・コーヒーではブレンドといって、商品の味を均一・一定にするために茶葉や豆を混合します。
これに対して「シングル・オリジン」は、
1つの農園で1つの品種のお茶や、産地ごと・生産者ごとにロットに分けられたコーヒーのことです。
チョコレートでも「シングル・オリジン」のトレンドが広がっているようですね。
また、チョコレートの世界では「Bean to Bar」という焙煎から製造までを一貫して手掛けるというメーカーやお店が増えています。
「チョコレートづくりのストーリーや商品づくりが面白いから、是非ぜひ行ってみて」
と、「MAROU」を教えてくれた日本人は、実は大学の教員でマーケティングの研究者さんでした。
「海外出張のたびに、現地のスーパーやデパート・カフェ・各種食材専門店を覗くのが大好き」
とお話したら、ハノイの日系・ベトナム系の小売店・レストラン・カフェを案内してくださいました。
その中でも「MAROU」は先生のイチ押しの一つ。
(もう一つはまたの機会に書きます)
こぢんまりとした大きさの店舗で、シンプルな外観。
(外観写真、取り忘れた~(TT))
店内はとてもお洒落で、小売りのチョコレートもパッケージが素敵。
値段は、80グラムの板チョコが120,000~150,000VND(600~750円)とかなりお高め。
欧州の有名なチョコレートメーカーに比べても、かなり攻めた?価格。
ベトナムの大卒初任給は、月250ドル程度(約27,000円)ということから考えると・・・なかなかの値段です。
カフェスペースで、ホットチョコレートとエクレアを頂きました。
(参照:3つ上の写真)
ホットチョコレートは とても濃厚でもったりした口当たり。
甘さもしっかりしていて、
エクレアといったスイーツと合わせて飲むものというより、それだけで完結する重厚な感じ。
壁にはカカオを求めてベトナム奥地まで入っていったフランス人のお2人の様子が 写真やルートを記した地図、イラストで掲示され、商品化までのストーリーを表現、
生産者と一緒に映った写真などで、ベトナムの生産者に還元していることも紹介していました。
ベトナム「MAROU」と日本の菓子メーカーのコラボ
2021年2月バレンタインシーズン。
今年はどんなチョコレートが出店してるかな・・・と、地元のデパートに行ったら。
ベトナムの「MAROU」と
日本の「PRESS BUTTER SAND」が数量限定のコラボ商品を販売していました!
私は、このPRESS BUTTER SANDが大好きで「自分へのご褒美」に購入するのですが、
「え?ハノイでホットチョコを飲んだ、あのMAROU?」
と、このコラボには、びっくり!しました。
※写真(下)はMarouとのコラボではなく
マロンフレーバーです。
「美味しいものを作る」ということで、世界はつながるんですね。
使用しているチョコレートはシングルオリジンではなく、カカオ75%オリジナルブレンド。ベトナム3地域のカカオを使用し「フルーティーな酸味と甘さ、スパイシーで複雑な香りと風味が絶妙なバランスを追求」したとのこと。
原料のカカオの量や価格との折り合いもあるんだろうな。。。というのは推測。
(追伸)
日本ではあまり歩かないのに、外国に行くと、街を歩きます。
本業の合間(仕事前の早朝・仕事後の夜・仕事の隙間時間)に
各国・各都市のお店やカフェを覗くのが大好きでした。
この出張では、その他にもこんなところに行ってみました。
●AEON(日本資本):ハノイ中心部から車で30分程度。
●AEON FIVIマート:(AEONとベトナム企業が資本提携)
●VINマート(ベトナム資本):ベトナム不動産大手Vinグループが運営。
●ロッテマート(韓国資本):日本人も多く住むエリア
●コン市場(ダナン)
ベトナムも含め、他の国のことも少しずつ書いていきたいと思います。