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【前編】新人研修が始まりました!(2024)

本日もお疲れ様です☕
Black Beard Design Studioです。
先月は例年よりも多くの新入社員をお迎えし、ワクワクでいっぱいな春の空気を感じています!

例年、BBDSでは新卒社員向けに研修を行っております。
期間はおよそ2か月間で、
毎年異なった弊社オリジナルな内容のカリキュラムを用意しております。

そんな新人研修が今年もスタートいたしました!
今回の記事では昨年同様、
【キャラクターセクション】【背景セクション】の研修をご紹介します。

研修内容は毎年ブラッシュアップしており、
昨年とカリキュラム内容が異なっておりますので、
ぜひ今年の記事も最後までご覧いただけますと幸いです!


▼研修関連の過去記事はこちらから


◆キャラクターセクション

お久しぶりです。
キャラクターセクション松本です。
今年もキャラ班に新入社員を迎えることができ、大変嬉しく思っています。
セクション一丸となって全力でサポートしていけるように頑張ります!

研修内容

キャラクターセクションの課題は去年と同様、
自社開発ゲーム「インクオン( Ink on )」のを3Dゲームモデルにしてみよう!という内容です。

今年は…

和月 桐姫
「インクオン(Ink on)」より
©2021 Black Beard Design Studio Inc.

この子をつくります!

今年もモデルからスカルプト、テクスチャ作成にセットアップ…と、
より実践に近い流れで制作していただきます。
完全な2Dっぽい見た目ではなく、質感ものせます。
細かい仕様についてはここでは省きますが、
ルックのイメージとしては、
Nintendo switchに出てくるくらいのミドルレンジな仕上がりを想定しています。
今年はどんな風に出来上がるのか、どうぞお楽しみに!

目的

「ゲーム制作のフローを体験してみよう」

去年と同様、とにかく実践形式がいちばん!
ということで、
社内で今回用に作成した実際の案件想定の仕様書とデザイン画をもとにスケジュールを立て、骨入り素体のモデルから制作をスタートします。
桐姫は服装こそシンプルめですが、そのぶんキャラ制作の基礎やコツが学べるキャラだと思います!

新入社員の意気込み

今年も研修への意気込みを伺ってみました。
一緒に成長していきましょう!

Y.Tさん
キャラクターモデルをマップの中で動かせる状態にまで仕上げる、という作業は、自分が今まで学生時代にやってきたような制作とはまるで違い、
とてもワクワクする反面、不安なところもあります。
ですが、研修で実際に業界の最前線で働く先輩の方々に教えていただきながら制作していくので、出来る限り多くの事を学び、吸収出来るようにしていきたいです。
そして研修が終わった後も常に学んでいく姿勢を育てるためにも、頑張っていこうと思います。

新人研修の展望・まとめ

ゲームモデル制作では、とにかく覚えることがたくさんあります。
頭で覚えることもあれば、体や感覚でつかむことも重要です。
この機会に、わからないところはどんどん聞いておきましょう。
はじめは大変だと思いますが、
1体作り切れれば、自信にもつながりますので、張り切っていきましょう!

以上、キャラクターセクションでした。



◆背景セクション

こんにちは。
背景セクションの新人研修担当となりました島袋と申します。
今年は新たに4名が背景班に加わりました!
人数は多いですが、しっかり交流していきながら、充実した研修に出来ればと思っております!

研修の流れ

・4月の研修

4月はアセット制作をメインとした研修を行います。
前半では、樽や街灯などmayaをメインとしたアセット制作の研修を行い、
後半にはZbrushを使用してレンガ壁の制作を行う予定です。
会社移転の都合で、昨年まで使用していた実物の樽が無くなってしまったので、
今年は自分達で集めたリファレンスを参考に制作してもらっています。

今は無き、会社の樽
(去年制作)

mayaでモデリング、Substance 3D Painterでテクスチャー制作を行い、
仕事で制作する際のワークフローの習得を狙います。
またスケジュール管理も社会人として大切な要素になりますので、
新卒の方自身で各アセットごとにスケジュールを組んでいただきます。

・5月の研修

5月は去年と同様箱庭構成での背景制作を行っていきます。
制作の際にはホワイトボックスから制作していただき、
レイアウト・ライティング・コリジョン作成まで行っていただきます。

昨年の作品

こちらではゲーム背景の基礎を学んでもらうために、背景制作一連のフローを体験していただきます。
制作するにあたり、Substance DesignerやZbrushなどのツールも使用していく予定です。

・座学について(セクション合同)

今年もデザイナーとしての技術的な研修と並行し、座学形式の研修も行っていきます。

今年は1コマ60分×4のセットを予定しており、
背景、キャラ、エフェクトの新人が参加するため、様々なセクションの先輩に講義をお願いしました!

≪座学内容≫
①maya基本
②SubstancePainter 基本
③ZBrush基本
④デザイナーの基本

上記に加え、新人研修中でも様々な先輩と関わる機会を増やすため、
今回は交流会も実施いたします。

≪交流会テーマ≫
①新人研修について
②3年目で思う事
③ベテランデザイナー
④プロジェクトマネージャーからのお話

内容としてはそれぞれの年代からの
「新人の時こうしておけばよかった!」
「こうした動きをしてほしい」といったお話を交えつつ、雑談ベースで交流していく会になります。

先日の交流会では、去年の新人がピシッとアドバイスをしている姿を見て感動してしまいました笑

講義形式でのカリキュラムを並行して行う理由は主に2つあり、
一度社内で知識を共有し、改めて基本を学び直すことができ、
新入社員の知っていること・知らないことの知識量を均等化することを狙っています。
また、 講義や交流会を通して様々な先輩と関われる機会を増やし、
セクション間での最適な相互関係を構築していければと考えています!

以上の全カリキュラムの修了が今回の研修のゴールとなる予定です。

新入社員の意気込み

研修に際し、研修に参加中のメンバーに今後の意気込みを聞いてみました!
一緒に頑張っていきましょう!

H.Aさん
デザイナーとしての技術も大事にしつつ、社会人としての責任感を持ちたいと思っております。
実務に入ったらクライアントやリーダーに沿って物を制作していくと思いうので、研修では自分のやり方にこだわるより、先輩方に言われたことをちゃんとやることを優先したいと思っております。
そして、他の先輩方に信頼してもらえる仲間になれるよう頑張っていきます。

N.Tさん
今回の新人研修では、学生時代の作品作りから、プロとしての作品作りが出来るようになるよう、1から叩き直していただくような感覚で取り組んでいます。
自分自身、デザイナーとして未熟だと感じることが多い今、今回の研修を少しも無駄にはせず、先輩方の知恵や技術をたくさん吸収し、いち早く成長していきたいです。

S.Kさん
学生の制作と大きく変わるところは、期限・規則などの決まり事があることだと考えています。
なので、研修期間を通してプロとして作品・データ作りが出来るように知識と技術を身に着け、
いち早くプロとしての制作が出来るようになり、現場で活躍していきたいです。

K.Iさん
プロのデザイナーになるということは、制作物に責任が伴ってくるものであると思います。
そのためこの研修を通じて、プロとしてのスケジュールや仕様の管理、伝え方などを身に着けていきたいです。
またその中でもこだわりを忘れずデザイナーとしてのスキルも伸ばしていきたいと思います。

新人研修の展望・まとめ

新人研修は毎年鮮度が変わるため、
情勢やご入社いただく方に合わせて都度調整しておりますが、
今年は主に2つの項目にポイントを置いております。

1つ目は、作業フローの習得やスタートアップに必要な知識を学んでいただくこと
特に、作業フローの一環として、製品になるデータとはどういったものかを触れていきます。
プロのCG制作では、「見た目の質」「データの質」「管理の質」と3つの要素が必要だと考えておりますので、
研修を通してこれらを少しずつ身に着け、今後の皆さんの糧にして貰えたらと思います!

2つ目は、今年は特にコミュニケーション、人との繋がりを重視したカリキュラム/座組の意識
1人で悩む時間も大切ですが、時には先輩に教わったり、
また新人同士で教えあったり、会社全体で1チームであることの強みを感じて貰えたらと思います。

研修明けには、プロ目線のCG制作と、会社メンバーと交流のしやすい関係性を会得してもらえたら嬉しいです!

以上背景セクションでした。
後編もどうぞお楽しみに!


最後に・お知らせ

いかがでしたでしょうか?
本カリキュラム修了後には後編の投稿を計画しております。
こちらでは実際にどのような研修が行われたのかをまとめていく予定ですので、ぜひ更新をお楽しみに!

また、BBDSでは3DCGデザイナーを積極採用中です。
新卒採用もおこなっておりますので、
2025年卒の学生の方はぜひ
▼HPの新卒者向けページもあわせてご覧いただけますと幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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