ウサギのバイク

「 ウサギのバイク 」
これ曲名なんですけど、
こんなタイトルの絵本ってありそうですよね

ヘルメットを被ったウサギさんが
バイクで野原を駆け抜ける

そんな可愛らしい情景が浮かびます

ちなみに、さらっとググってみたところ、そのようなタイトルの絵本を見つけることはできませんでした

ですので、もしこの投稿を読んだ方の中に絵本作家の方がいたらこのタイトルどうでしょうか!

スピッツとコラボできるかもしれませんよ

ということで、今回は

スピッツの「 ウサギのバイク 」

という曲の歌詞について語りたいと思います

( 正直に言うと、スピッツの曲の中でもそんなにメジャーな曲ではないので、知る人は少ない曲だと思います。でもスピッツにちょっとでも興味があったり、お時間があれば読んでいただけると幸いです。)

*

この曲は1991年11月に発売された
スピッツ2枚目のアルバム

「 名前をつけてやる 」

に収録されており、

アルバムの1曲目でこれが流れるのですが、

まぁ〜イントロが長いんです

歌詞が歌われるまで
何秒かかるか計測したところ、
1分43秒かかっていました

僕が知る中での
イントロが長い曲といえば、

ASIAN KUNG-FU GENERATION

というバンドの

RE:RE:

という曲があるのですが、
こちらは歌い出しまで
1分38秒かかっていました

RE:RE:よりウサギのバイクの方が
僅かに5秒長いんですね

ちなみに、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの
RE:RE:は、「 僕だけがいない街 」
というアニメの主題歌だったので、
聞いたことがある方もいるかもしれませんね

あと、余談なんですけど、
イントロが長い曲をカラオケで
歌うとちょっと恥ずかしい
思いをすることがあります

というのも、イントロが長いと
歌い出しのタイミングが
わからなくなるのです

よし!ここだ!

と思って歌い出すと、
実はまだイントロが続いていて
ちょっと恥ずかしい思いをします

そういうときは、
知らないフリして
そのまま歌っちゃいます

そして友達が

「 いや、まだイントロじゃねぇか! 」

とつっこんでくれるのを待ちます

これでちょっとは救われます

でも滑ったら地獄です

なので

結論、一人カラオケ最強です

*

僕がこの曲を一言で表すなら

不思議の国のアリスのような曲

です

長いイントロは、飛行機が滑走路から離陸するみたいにじわじわと高揚感がましてやがて飛び立つ、そんな盛り上がりを感じるのですが、歌い出した先に待ち構えるのはなんだかよくわからない世界観

というのも歌詞の意味がよくわからんのです

それに僕にとってはなんだかメロディーがファンタジーな世界を演出しているように思えて、さらにウサギというワードも入っているため

よくわからない世界観 +

ファンタジー +

ウサギ


=不思議の国のアリス

という計算式が成り立つのです

スピッツの曲は何を言いたいのかわからない曲って多いんですけど、その中でも特に「 ウサギのバイク 」わからない気がします

しかし

喜びにあふれながら

と歌われるので、少なくとも悲しみにくれる歌ではないと思っています

それに

脈拍のおかしなリズム

と歌われるのですが、喜びと脈拍のおかしなリズムを掛け合わせると、安易かもしれませんが、恋してる人の歌なのかな?と思ったりします

恋してる時のドキドキって恐怖してる時のドキドキとか怒られている時のドキドキとはまた違うじゃないですか
( 心理学的?には同じドキドキらしいですけど )

そんなドキドキを感情やシチュエーションを踏まえて、ちょっと可愛く言い換えると脈拍のおかしなリズムに言い換えられるのかな?と考えます

もちろん恋に限らず、あふれる喜びによって舞い上がる気持ちを表してる、なんて可能性もあります

いずれにせよ、不思議な歌だなぁと思って聞いてます

でも、これまた不思議なんですけど、スピッツの曲の中でもあまり飽きがこない曲なんですよね

なんでかは、わかりませんが

あと、この曲は今から約30年前から
あったわけですが、歌詞を見てみると

優しいあの子も連れていこう
氷の丘を越えて

朝ドラ「 なつぞら 」の主題歌

スピッツの「 優しいあの子 」

を思わせるような歌詞があるのです
( 筆者も最近はじめて知りました )

まぁ、作詞を草野マサムネさんが手がけているので、同じような言い回しが登場してもなんら不思議じゃないんですけどね

*

こんな感じで今回は、「 ウサギのバイク 」を取り上げましたが、ほんとによくわからない歌、って言うのが正直なところなんです

でもそんな謎曲だからこそ、いつまでも歌詞解釈を楽しめる歌でもあるのです

スピッツにはそんな歌詞解釈を楽しめる曲が他にもいろいろあります

有名な「 空も飛べるはず 」や「 ロビンソン 」なんかも改めて歌詞を見ると、その時の感情や思考によって考え方がその都度変わるかもしれません

よくわからない歌詞

だから、スピッツが好きなのです

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