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4曲目 心の人間ドッグ

⬇︎目次
1.心の負担を減らすには?
2.好きなことをして暮らすために必須条件
3.信用貯金

1.心の負担を減らすには?

最近思うのが、体の疲労より心の疲労のが圧倒的にダメージが多い気がする。

文字を売るって行為も、4−5時間座りっぱなしで真剣にPCと睨めっこしてるから、体も疲れるし時給にすればもの凄く安くなってしまうけど、心の疲労度は全然ない。僕は漫画家でも無ければ、編集者の人間でもない。

締め切りもなければノルマもない。最低限NOTE運営側から、早く書けよと催促が来て、月一本ぐらいは上げておかないとやる気がないと見なされて、ここの居場所を追い出されるぐらい。

職を無くして、明日から路頭に迷うほど、ここにウエイトは置いてないし、もしそれぐらい稼げてるライターさんだったら、とうの昔に自社でやってるよw

結局、音楽、洋服時代と一緒で好きだから時給安くても、休みなくてもできるし、強制されてやってないので心の健康状態は極めて良い。

だから、好きって本当に大切。あと継続。結果。

僕が音楽時代に費やした時間とお金は今の自分のビジネスに相当な貯金としてリターンしてくれてる。この文字書きも今は作品をたくさん書いて、もしかしたらどれかの記事がバズった時に、そこからがリターンのスタート地点になるなわけだ。

音楽もLIVEやってるだけではお金にならなかった。CDを作り、物販をちゃんとして、レーベルを作り、レコード会社と話をして、流通に載せて、全国にどさ回りして、それでもなかなか売れなくて、最後にそのCDを聞いてくれた、買ってくれたみんなの前でイカしたLIVEをすればようやくファンになってくれる。それを見た県外のアーティストもファンになってその地元に呼んでくれてファンになってくれる。そのアーティストも逆に岡山に呼んで、そのアーティストにも自分のファンは当然ファンになってくれる。みんなが共通のコミュニティーが出来る。そしたらそこし大きな箱でやってみようかとなる。それを約15年ばかし続けた。そしたら大きな箱でもLIVE出来るようになって認知度が増えたり、大きなコラボレーション企画も声がかかるようになった。結局自分一人の力だけでは大きくなれないし、逆に自分で動かない人にチャンスもない。

一度ファンになってくれても、良い曲をリリースできなければファンはシビア。すぐに離れて新しいアーティストに飛びつく。僕たちが生きてきたアンダーグランドなインディーズマーケットはそんなとても厳しい世界だ。

ただし、その瞬間には一円にもならないし、むしろマイナスのが多かったけど、無我夢中で自分が一番楽しんでいたことは、後々良いことも悪いことも綺麗に帰ってきてくれる。ブーメランなんちゃらってやつね。忘れた。

2.好きなことをして暮らすために必須条件

自分だっていきなりBARをしたわけでは無く、自分の歳とともに周りも年齢が上がっていく中で、そろそろクラブキツイよね。そんな声が上がり始めてきた頃、BARでもやってみなって同級生から言われてそれがたまたま超絶流行った。

でも、最初やる前は半信半疑で、金もそんなに無いからアサヒビールの試供缶を紙コップに入れて100均で買ったミックスナッツを提供するところからスタート。当然、そんなものに価格を決めれないので、チップ制にした。他にも、激安スーパーで2リットルのコーラやジンジャエール、烏龍茶を買ってきて、運十円がうん千円の価値を生むこともあった。

今では当たり前に言われてますが、当時は誰も分かってくれなかったこんな話。ジュースや酒はどこでも飲める。でも、誰から買うか、誰が提供するものか、そこが大事だと当時のスタッフに口が酸っぱくなるほど言っていた。

最初は同業者からクソバカにされたし、だいぶ嫌われたよね。この仕事舐めんなよって。

当時はクソ悔しかったけど、要は結果出せば良いんでしょ。出さないと笑われるってことだけは確定してたので、死ぬ気で昼の12時から朝の5時まで3年間働いた。昼は服屋、夜はBAR。要は何やるにもそんぐらい本気でやらないと結果なんて出ない。

売り方は、メニュー無し。投げ銭方式。要はチップ制にした。時にはRAPしたり、時には雨の中走り回って人を笑かしたり、友達の誕生日には走ってケーキ屋に行ってプレゼントを用意した。

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