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詰め込みすぎにご用心

余裕が大事と、いつもよく記事でお話していますがあなたの最近の余裕はいかがですか?

たとえば、スケジュールの詰めすぎ、ものの買い込みすぎ、ものの持ちすぎ、心のスペースのなさ・・・・・・、さらに休みのなさ、物理的なスペースやお金の余裕などもそう。

とにかく、詰めすぎてキチキチになった状態でいると結局疲れて何もできなくなったり、回らなくなったり失敗したり、とあまりよい結果にならないことが多いと思いませんか?

自分の状態(心も身体も、自分の周りの環境など)を見て、詰め込みすぎていないか、忙しくしすぎていないか一度にたくさんのことをやりすぎていないか、チェックする姿勢を持つことで、転ばぬ先の杖となります。

全ての時間を効率的に使うことばかり考えていると、余裕がなくなってしまうから、自分がリラックスできて、余裕が持てるような時間をつくるようにして、自分が意図して納得できる時間の使い方をすれば、その時間は無駄ではないはず。

忙しくしているのが好き、という人もいますね。

また忙しくて余裕がなくても、それでうまく行っている人も。

うまく行っているうちはいいのです。

勢いづいてよい忙しさもありますから。

問題は、それがまわらなくなったとき。

それに、いつも走り回っていて息切れしているのに自分でブレーキをかけないとき。

また、一度にたくさんのことを解決しようと自分に必要以上の期待やプレッシャーをかけてしまう場合。

人はつい何でもすべてをいっぺんにやりたくなります。

また、女性はマルチタスキングにかけては、男性よりもずっと上手であり、女性は人生でも期待される役割が多いからか自然とそうした能力を身につけているみたいですね。

何でもいっぺんに手に入れたいし、何でもすべていっぺんに解決したいし、今すぐ、なんとかしたいことがいっぱい。

だからつい、いっぺんにやろうとしちゃう、たくさん詰め込みすぎてしまう、そしてそうしていないときは自分を責めたりしてしまう、なんていうことに。

いっぺんにできることならどうぞいくらでも、なのですがすぐにすべて、というわけにいかないことのほうが多いので、ジレンマです。

ここで、自分に対する根気がものを言いますね。

余裕を持つことは、自分への根気でもあり、また自分への信頼でもあります。

自分への信頼があれば、少し待つこと、一度にやろうとしなくても平気だし、また常に全力疾走していなくても、自分を必要以上に責めたりしないでしょう。

それが余裕のある状態へとつなげることができます。

余裕がある状態のほうが、結局はよい結果につながりやすいし、そこまでのプロセスももっと楽しいものにしようという意識も持てます。

と、ここまで頭でわかっていても、現実的にはいったいどこまでがちょうど良くて、どこからが行き過ぎか、どっちなのかわからないことも。

たとえば、何かうまくいかないことがあっても、それが単純に自分の努力不足なのか、それともこれは何かのメッセージなのか、ときに判断しにくいこともあるものですよね。

同じように、どこからが詰め込みすぎなのでしょう。

どこがどう詰め込みすぎ、とわかるのでしょう。

ここではちょっとした実験も必要かもしれませんが何かを手放したり、やめたりしたときに、ホッとしている自分がいるなら、詰め込みすぎだったのかも。

手放して、いつまでもそのことで心がひっかかる、後悔している自分がいるなら、もしかしたら、やめないほうがよかったのかも。

このあたり、多少の経験と直観も役に立ちます。

実験するには勇気もいりますが、出してみる価値のある勇気です。

ぜひやってみていただきたい。

まずは、自分のスケジュールや、心や身体の状態をチェックすることから始めましょう。

そして自分の余裕度チェックを入れるクセをつけてみてください。

詰め込みすぎて、いろいろたくさんのことを一度にやろうとして苦しんだり失敗するより(もちろんその失敗も意味があるから失敗にはならないけれど)、ひとつ・ふたつのことにフォーカスして余裕を持つのも、結果的にはいいものですよ。

最後に、漫画家である杉浦日向子は、「あそびごころとは、無駄を楽しむ機知のことだ。」と言っていましたが、無駄だと感じられるような余裕がなければ、視野は広がらないから、自分が意図して納得できる、無駄な時間をつくれるようになれれば、心に余裕の萌芽が生まれてくると思います。

常に効率ばかり考えていると、気づかないうちに、窮屈な人間になってしまうので互いに注意して行きましょう!

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