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#忘れられない先生「予備校」で「大学講義」

もう20数年くらい前のこと。僕は、浪人しました。

あまり、勉強をしなかった僕ですが、なぜか、初回のテスト等はクラスで一番数えた方が早いという才能があった。

高校もしかり、私立で偏差値は40台の男子校でしたが、入学してから、クラス編成のテストがあった。5教科でたしか、学年で2か3位だった。で担任が喜んでいたのも束の間、怠癖がある"もやしっこ”だったので、月日が経つにつれ、学年どころか、クラスで下から数えた方が早くなった。しかし、大学進学コースには編入することはできた。現役時に4校程度、Fランクと言われる大学を受け全滅。浪人が決定。で予備校を探す。テレビでCMをしていた、中堅の予備校に申し込んだ。コースは大学行けたらいいと思っていたので、一番低いコースで提出して、テストを受けた。

偶然性

しばらくして、予備校から電話があった。「コースを変えてください」と。点数が良かったので、公立、有名私学コースにあてがわれた。

でももともと偏差値40位の高校で、怠癖のある人が、授業について行けず、チューターからも見捨てられ、予備校には通うだけになった。

まぁもったいないから、土曜日の2時限ぶっとうしの「日本史」の授業があった。1時限だけは入試対策を行なっていたが、講師の方は同志社大学の考古学を研究している若い助教(昔の助教授でなく研究員)でした。そこで、大学ではどのような講義をしているのか、研究とは。大学での勉強は、自分で何を学ぶかを考える、自主性がないと全くつまんないところだと。

自主性

それが良かった。1時限の入試対策はしっかりノートを取っていた。人に貸すほどびっしりと。2時限目の講義ももうかぶりつくほど、前で話を聞いてとにかく目を光らして聴いていた。

大学では、研究ができ、知識を入れるのでなく、見つけることが主

こんなことになぜか、キラキラした。講師の方も、僕の名前を覚えていた。講師の方は坂口という方でした。

で、大学受験の時がきた。面白いことに、現役の時より、偏差値はだだ下がり、行ける大学なんてない。でも大学に行きたい。勉強がしたい。

瓢箪から駒がでる

夜間大学でいいから、進学しようと、とある私学の夜間部の受験票を予備校に取りに行った、夜に書いていて、あとは郵送するだけ、と、筆を置き、郵送の締め切りを見たら書いていたその日だった。

なんとも辛い気持ちで、受験票をボーと眺めていたら、夜間の短期大学部はまだ1週間余裕があったので、その受験票を短期大学部に書き換え、だした。

4月に短期大学部の夜間学生になった。そして、昼はアルバイト、夜は経済・商学・法学・コンピュータと講義に出た。数学は中学から苦手で、テストでは赤点だったが、授業態度を加味してもらいなんとか下駄を履かせてもらって今まできた。だが経済に数学の公式なんて出てくるとは思わなかった。

今思うと数学はできたかどうかは覚えていないが、本当に有意義な研究生でした。ゼミでは経済英語を専攻。毎日が充実。

コンピューターとの出会い

大学ではコンピューターの授業があった。情報処理の講義に実技でプログラムをする。最初は、DOSコマンド、C言語、COBOL、アッセンブリ、FORTRAN主にVisual BASICだったが、一通り、パソコンのプログラムの基礎は覚えた。

統計学の授業もとても面白かった。マジックを毎週見せられているみたいだった。たとえば生徒がナンバーズをしていて、4桁の数字をみて、「これじゃ絶対当たらないよ」と。なぜなら、全部偶数または奇数を選んでいたから。その理由を数式を書いて説明して下さった。もう釘付けでした。

そんな勉強をさぼって、なまけ癖のある人間が80単位で卒業できるのに100単位オーバーで卒業。で短期大学部なので、転入か編入試験を受けるのだが、大体の人は自校の4年生の夜間に進むのだが、僕は自校の4年生の文学部を受けた。高校の時から、読書が好きだったので、文学部に進みたかったので。文学部は無事に合格。編入すると、同じ学部や、系統ならば前の学部の単位を引き継ぐことができるのだが、36単位しか認められず、普通は履修制限があるのだが、この大学にはなかったので、普通は120単位+卒業(学士)論文で卒業を160単位以上で卒業した。院に上がるのを希望していたが、経済的事情で、諦めた。

先輩という先生

その後社会人になって、会議室で、泣くまで、毎日叱られたりしたが、当時は怒りをもって、恨んでいたが、しかし今となると、自分が悪かったなと思ってる。あんだけ恨んでいた上司の名前も顔も今となっては覚えていない。

時間という先生

まぁ結局退職、病んだんだけど、パワハラとは思ってない。命の危険がない場合は、時が経てばそう思えるといいなと願っている。
さまざまな先輩に会った。「機械オタク」。「昼行灯だが、仕事ができるのを知っているのは僕だけ」

だからと言って

だからと言って僕は人間が好きだとか、性善説ではない。表向きはいい人キャラかもしれない。だが仮面をかぶっているのはたしかです。利己的な人間を少しでも、社会に貢献できる人にして下さった人に

「ありがとう」

敬具

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