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日々の幸せを見つけた。

河野企画代表、チューバ奏者、指揮者、金管バンド専門家、英語通訳、企画運営の河野一之です。

日々の幸せを見つける。


この話題は日本だとよく詐欺師とか怪しい宗教の人が取り上げるものな感じもするけど、もちろんここでは違う

新型コロナウィルスによって音楽家としての実働的仕事が激減した。

実働的な仕事は例えばチューバや指揮棒を持って演奏やレッスンに行ったり、通訳作業や企画の運営を行うなどの仕事だ。

こういう仕事が激減したことによって僕自身ものすごい発見があった。それは

日常の中にあった幸福の発見


である。実働がなくなったのでこれまでより8割増で家にいることが増えた。また遠出も自粛を求められている中で地元にいる時間も必然的に増えた。そうした中で発見したのが日常にこれまでも本当は存在していた幸福の存在だ。

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1、妻との時間が増えた

大好きなので妻と結婚した。なので一緒の空間や同じ屋根の下にいるというのはとても幸福なことだ。

でもこれまではお互いフリーランスとして働いているので一緒に食事を取るのは週の中でも1〜2回、それも外食か、あまり凝った料理は作れない中での食事だった。

でもこの状況下になりお互い在宅でいることが多くなってどちらかが少し時間をかけた料理を作り昼食を共にすることが増えた。(起きる時間が違うので朝は別々、夜は基本的にはタンパク質摂取目的でしか食事を取らないので)

その妻との昼食の時間は数少ない音楽から離れる時間で、二人でTVを見ながら食事をしたり今度あれしようこれしようなんて今後の予定を決めたりしている。このコロナ禍で知ったのは彼女の作るハンバーグがかなりうまいということだ。

なかなか共同作業をしない二人ではあるけど、どちらかが料理をしている最中はどちらかが洗い物や片付けを行うなどフェアになるように気をつけている。他の家事も同様にお互いの手が空いている方、また得意なものを行う。

親しき中にも礼儀ありはこだわりがあるので必ずお礼も忘れない。

そんな感じで結婚して二年、こんなに「家」で一緒にいるのは初めてでなんだか新鮮で楽しく、そんな時間に幸せを感じる。

2、自然の移り変わり、些細なことに気づくようになった。

在宅が増えることで部屋にいる時間が増えた。それは結構なストレスで、僕は同じことをするのでも外で行う方が好きだ。

ということで今も登校中の小・中学生の視線を感じながらベランダでこのnoteを書いている。

また緊急事態宣言の安倍総理のお話通り近所の散歩はOKということで前々から歩くのが好きだった自分のウォーキング時間はだいぶ増えた。

僕の体感的には僕の世界がコロナ禍に堕ちたのは2月下旬。

その時はまだまだ寒く日が暮れるのもとても早かった。暖房を使っていたし、外には生き物も少なく緑もまだまだ少なかった。

でも毎朝ベランダにでていると、季節の移り変わりにより徐々に鳥たちの鳴き声が増えたり、木々の緑の濃さも増してくる。

朝の1時間ほどベランダにいるけれどその間の空の色や移り変わり方も違うし風の柔らかさも全然違う。

緊急事態宣言が終わってからは徐々に子供達の通学も増え鳥の鳴き声と通勤する大人が出す車や電話の音だけだった「朝の音」に子供達の話し声や歩く音、ランドセルが軋む音、中学生になってきて声が低くなってきたり雨が午後に降るのであれば傘が地面に擦れる音が加わってきた。(声を音として聞こえているのでもちろん会話の内容なんてわからない。)(ちょうど今だれかがいたずらしたみたいで非常ベルの音も聞こえたw)

うちのそばに家が建つようでその工事のおじさんたちの切磋琢磨やちょっと騒音気味の工事音(一曲作れそうw)

でも一番は空気の色が変わったというか雰囲気が変わった。

それは本当に世界の色が変わったのかもしれないし、それを見ている僕自身の変化かもしれない。そしてその色んな変化に面白みを感じるし、その感情に幸せを感じる。

コロナがなかったら絶対にこんなにゆっくり自分の家から半径200mをゆっくり感じることなんてなかった。

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3、世界の優しさを再認識した。

コロナという危機の元SNSやインターネット、マスメディアを見ているとネガティブな内容が多かったが、家族や親戚、仲間たち、友人たちという自分と同じコミュニティにいる人達同士ではとても優しい世界が広がった。

マスクはあるのか?ご飯は食べられてるか?仕事は?健康は?

とそれぞれ声を掛け合い親切や優しさの輪が広がっていた。

さらにJapan United Brass Projectを開催した際は日本のみならず英国、NZ、オーストラリアの友人たちがお金、演奏、親切心などそれぞれがその時提供できるものを使ってこの国々のそれぞれ必要なところに支援をした。

政府もこれまで集めた税金を使い危機的状況に陥った方々への支援も世界最大規模の予算を決め行なっているし、台湾やNZは自分たちが達成したコロナ断絶の情報を世界に分け隔てなく提供している。

ネガティブな内容や、直さなきゃいけない箇所があるのは重々わかっている。でもそれらがあるのと同様に世界は優しさでも溢れている。

それにより少なくとも僕の身の回りで人生の終わりを迎えた人はいない。みんなどうにか生きている。

優しさ無くしてこの今の現状はなかった。平和ボケと言われればそれまでだけど、僕の目には世界は着実に平和、平穏へ向かっている。

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最後に

よく書くけれども、自分の世界を作っているのは自分だ。

見ているもの、感じているもの全てそうだ。

それをネガティブなもので埋め尽くすのも自分、些細な幸せを積み上げてポジティブな世界にするのも自分。両者を理解しその上で幸せな世界にするのも自分。

コロナ=悪の情報はもう飽きたし、専門家やマスメディアが日々まとめてくれているので僕はコロナがもたらしたポジティブな面を書いてみた。

こういうことも考えられるようになったしね。

きっと世界は元のコロナ前の世界に戻ろうとする、100%無理なのに。
なのでこのコロナがもたらしたポジティブな面を持ってWith Covid-19とよくいうけれどそうした新世界へいきたいと思うこの頃。

今日はそんな話。


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