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はじめに:このノートの目的

いきなりですが,

最近のバスフィッシング,ちょっと難しすぎませんか?

ライブスコープとか,特殊なルアーの使い方とか,私は正直ついて来れていません.最近は,中途半端に仕入れた知識で新しいルアーを試してみるものの,やりきれずに終わってしまうということも増えてきました.でも,そういう新しいテクニックを試すことがバスフィッシングの面白さだったんでしたっけ?例えオーソドックスな釣り方しか知らなかったとしても,その中で適切な釣り方を判断するプロセスにバスフィッシングの面白さはあったのではなかったでしょうか.

このノートでは,私がこれまで断片的に蓄積してきたバスフィッシングの知識をなるべくシンプルに,体系的に整理することで,まずは私自身がその面白さを取り戻したいと考えています.特殊なテクニックや,単に多くの魚を釣ることではなく,釣り場に立ち,自分の責任で考え,判断し,実行することの面白さ,それが釣果につながることの喜びにスポットライトを当てていくつもりです.

ちなみに,私は釣り歴はそれなりにあるものの,トーナメンターでもなければ,スーパーロコと呼ばれるような方々でもありません.最近は仕事も忙しく,釣行回数も年に数回程度です.ただ,本職はアカデミアの研究者をやっていますので,考えを整理してまとめることについてはそれなりの努力を続けてきたつもりです.それもあって,このノートのタイトルはバスフィッシング研究ノートとしました.

ノートの構成ですが,まずは雑記帳として日々思いついたことを書き溜めていこうと思います.それがある程度溜まってきたら,理論編としてそれらを整理してまとめるつもりです.また,その間に私が釣りに行くこともあるでしょう.その際は,実践編と称して,その時点までに整理できた理論の観点から釣行の振り返りを行いたいと思います.こうした活動を通じて,少ない釣行を最大限に楽しみ,そこからなるべく多くを学びたいと考えています.

こちらで想定する読者としては,私のようにバスフィッシングの知識に溺れてしまった感のある中・上級者や,基本動作を一通り身につけて,次は釣り方を自分で選べるようになりたいと考えている初級者のお役に立てればと考えています.

どうぞよろしくお願いいたします.

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