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バスケ選手を育む

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ミニバスケットボールから始まり、バスケットボールに熱中するお子さんを持つ方へ情報をお届けします。 スポーツを通じて子どもを育む上で大切な事は、どのスポーツにおいても同じで、まず「…
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#中学バスケ

0126 RIP Our Hero -コービーの命日に捧ぐ-

0126 RIP Our Hero -コービーの命日に捧ぐ-

前書きバスケットボールファンのみならず、全世界の多くのアスリート、アメリカ人にとって1月26日は特別な1日になっているに違いない。2020年1月26日、我々にとって偉大な選手がこの世を去ってしまった。この悲しみをまだ受け入れることができない自分がいる。今年もまだ進めない自分がいます。
ただ、今日という日を健康で迎えられたことをバスケットボールファンは噛み締めないといけない。彼は生きることができなか

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バスケコーチが読まなくてはいけない「成功のキーワード」

バスケコーチが読まなくてはいけない「成功のキーワード」

Coach is not an easy job
 ーコーチは簡単な仕事ではないんだ。私はあなたがどんな思いを抱いて、コートに立っているかは知りません。バスケットボールを教えるということがコーチの仕事であるかといえばそれは違います。コーチの仕事というのはバスケットボールというコンツンツを使い、選手たちに成功を教え、人生をより良いものへと導く仕事です。

もし、あなたが生活にゆとりがないのならコーチ

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幸福の在りかを探る ーコーチングの重要性ー

幸福の在りかを探る ーコーチングの重要性ー

前書き今日は「幸福の在りか」を探るということで、初めて触れた『倫理』という考え方からコーチングに生かすことができるポイントをまとめてみたいと思います。
初めて触れた倫理ということで、この道の方からは多くのご指摘があるかと思いますが私なりの主観や経験などの『考え方』を一部参考程度にご覧いただければと思います。

幸福の在りかを学ぶ時代まず触れるべきは、子どもを取り巻く時代の背景です。
昭和、平成、令

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育成の中に隠されたもの

育成の中に隠されたもの

前書き育成機関に目を向けた5年として活動してきた日々の振り返りと新型コロナウイルスによって求められる変革やスポーツシーンを見据えた先にあるものを少しまとめます。

私個人的な意見になりますのでご了承下さい。
私が経営をしてきたクラブ、ペンギンズバスケットボールクラブから世の中を見ていきたいと思います。

2015年ペンギンズバスケットボールクラブ設立
2016年U12/U15設立
2018年法人化

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【DDMO】スペーシングについて

【DDMO】スペーシングについて

前書き前回の記事でも触れていきました、スペーシングについてこちらでより詳しく解説します。
バスケットボールのオフェンスにおいてスペーシングの概念を正しく理解することは、戦術理解において非常に重要です。
選手の皆さんはスペーシングをしなさいと言われても具体的にどのくらいの距離を取ればいいか、チーム全体でどのようなスペースを生み出せばいいかわからないなんてこともありますよね。
DDMOには、スペースに

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【DDMO】ハーフコートのエリア分け

【DDMO】ハーフコートのエリア分け

前書き今回はハーフコートのエリア分けについて解説します。
DDMOではコートをエリア分けし、それぞれのエリアに決まりを作って戦術を組み立てるというのは前回のトランジションでもお話をしました。
前回の記事を読んでいない方はこちらから購読ください。

今回はハーフコートのエリア分けによるルールやその目的を解説します。

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【アスリート教育】指示待っ子の育て方

【アスリート教育】指示待っ子の育て方

前書き以前記事にも取り上げた指示待ちの子どもの育成について解説します。
前回は競技の内容ではなく、競技に関わるプロセスでしっかりと自発的な行動ができるようにするべきであるという内容と主に自己管理の話をしました。

今回はなぜ「指示待ち」の子どもが育まれてしまうのか?というところをメインに展開して参ります。

「指示待ち」の基礎どうして指示待ちの子が育ってしまうのか?というところを個人的に調査しまし

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【バスケ戦術】DDMOについて

【バスケ戦術】DDMOについて

DDMOとはDDMO=ドリブルドライブモーションオフェンス
(ディーディーエムオー)

ドリブル主体のオフェンス戦術の総称です。このオフェンスを有名にしたのが、デリック・ローズが大活躍した2008年のメンフィス大学です。
革新的な年間勝利数を誇った2008年のメンフィス大学。
DDMOは高いスキルと高い精度のアウトサイドシュートを求められる戦術ですが、当時のメンフィス大学は見事にやってのけたのです

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アスリートである前にラーナーになる座学の重要性

アスリートである前にラーナーになる座学の重要性

バスケットボール選手を育むプロセスにおいて軽視されているのが講義形式の練習(勉強)です。

以前にも触れてはいましたが、日本の育成年代ではこのような講義形式の練習が全く行われていません。

体を動かしながら学ぶことは主体的でとてもいいことですが、インプットに目を当てるとその効果は弱いです。

私は自身が指導している子どもたち(4〜6年生男女30名)に2ヶ月間練習後にアンケートを実施、どこまで教わっ

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