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★【打撃】左投手を打つ

日本人の場合右利きが多いため、投手は右投手であることが多いです。
左投手は普段対戦が少ないためあまり経験することがないですが、右投手との違いを理解しておくと経験が少なくても慌てずに打撃に向かうことができます。


ボールの軌道が変わる

左投手は、利き腕(ボールを投げる腕)が右投手と違うためボールの軌道が違ってきます。リリースポイントが  
     右投手は3塁ベース寄り   左投手は1塁ベース寄り
となります。

打撃では”ボールとバットを正面衝突”させることで力を最大限ボールに伝え飛ばすことができるため、軌道から言うと
       右投手は左中間方向   左投手は右中間方向
に打つのが一番ボールが正面衝突し飛ぶことになります。

※ 右打者が左投手を打つ場合

例えば右打者が左投手のボールを引っ張り過ぎた場合、軌道の角度に対しバットの角度がつき過ぎてしまうため、真芯で捉えたとしてもボールにバットの力を十分に伝えることができません。

角度がつくため、ボールをたたく力が弱くなってしまう

ここで強引に引っ張らずに右中間方向へ打つと、軌道の角度に対しバットの角度が垂直となるため、ボールに十分力を伝えることができ飛距離が伸びることになります。

角度がないため、バットの力がボールに十分に伝わる

飛距離が伸びれば、ヒットゾーンに打球が飛ぶ・ヒットになる可能性が高くなります。

右打者の打ち方

上記ボールの軌道も踏まえ、基本的には右狙いの打ち方が有効です。
特に変化球投手等あまり球が速くない投手の場合、引っ張ろうとするとバットが遠回りし引っ掛けやすくなるため、三ゴロ・遊ゴロになってしまうケースが多くなります。
球が速い投手の場合も考え方は同様になりますが、右打ちを意識するあまり振り遅れファールになる・空振りする可能性も多いため、イメージは”センター返し”するようにスイングすると良いです。あくまで無理に引っ張ることがないように注意して打撃に向かいます。

左打者の打ち方

左打者は上記ボールの軌道が”背中側からボールが来る”イメージになるため、右肩(体)が開きやすくなってしまいます。そうならないよう、右足のつま先と右肩の開きを抑えることを意識してスイングすることがポイントになります。
また、体が開くとバットが遠回りになってしまうのでインサイドアウトのスイングを意識し左方向に打つ打ち方が有効になります。

※ ”左投手は左打者が苦手”が多い

一般的に”左投手vs左打者の場合は左投手が有利”と言われますが、左投手が左打者を苦手(投げにくい・コントロールを乱す)とするケースも多くあります。
試合の中で、対戦相手の左投手が左打者にどのような意識で投げているか?チェックすることで攻略の糸口をつかめることがあります。


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