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★【大会・ゲーム戦略】2番打者

2番打者はチームで2番目に打順が多く回る打者で、一般的な「2番打者」のイメージは
● 選球眼が良い
● 小技の技術力が高い(バント・ヒットエンドラン・流し打ち…)
● 足が速い
● 野球をよく知っている

等 になります。役割の幅が広く、さまざまなことができる「オールラウンダー」であることが理想と言えます。


試合状況・シーンにより、求められるものが変わる

「まず1番打者が出塁、2番打者がバント・ヒットエンドラン・右打ちなどで走者を進塁、3・4・5番で走者を返す攻撃 が一般的に”理想”」と言われていますが、1番打者から攻撃が必ず始まるのは初回だけでその他の回では2番打者に打席が回ったところで、違うシチュエーションであることのほうが多く、
● 先頭の1番打者が出塁できなければ、2番打者の最優先事項は”出塁すること”になる。
● 下位打線でチャンスを作り、上位打線で走者を返す(2番打者が走者を返す)ケースがある。

等 打順のめぐりあわせによって様々なケースが想定されます。
このときに2番打者に打率が高い・長打の可能性がある選手がいると、相手から見ると勝負しづらく、自チームからするとより大きな期待をすることができます。

2番打者のスタイルは、一つではない

チームの戦略・その年のチームカラーにより
  「バントをするよりヒッティングを選んだ方が得点率が上がる」
  「バントでアウトを簡単に1つ渡すよりも、
               その他の作戦を選んだ方が良い」
という戦略を組む場合もあるので、2番打者に求める役割はその年のチームカラー・選手が希望するチーム像(どういう攻撃を得意とするチームにしたいか?)を踏まえ年ごとに設定し、監督が(新チームスタート後、チームの見極めができた段階で)ミーティング等選手に伝達・共有するようにします。「今年の2番打者にはこういうことを…」ということを明確にし、2番打者を目指したい選手に対し努力の方向を明確にしてあげることがポイントです。


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