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★【選手育成】フォームの確認

フォームの変化

野球では、投球・打撃・守備・走塁のいずれにおいても"フォーム"がパフォーマンスに重要な役割を担います。
逆に言うと、パフォーマンスがなかなか上がらない選手はフォームに問題があることが多いため、フォームを改善することがパフォーマンスUPへの有効策となります。

毎日繰り返しその動きをしていると、無意識のうちに変わってしまうことがあります。日々の変化は小さなものでも、時間の経過とともに気がつくと大きな変化になっていきます。
どんな選手でも体力・筋力の変化も受けて少しずつフォームは変化していくものなので、フォームがパフォーマンスに影響を及ばすことを理解した上で、”自分のフォームを理解することを意識”することが上達への重要ポイントになります。


良い変化・悪い変化

変化には”良い変化”と”悪い変化”があり、選手の好不調はこの変化が大きく関係してくることが多いです。
不調になった場合”無意識なフォームの変化”が原因になることが多く、この不調は抜け出すのがなかなか難しく出口の見えない状態になり、いわゆる”スランプ”の状態になります。

スランプから抜け出す方法をフォームの観点から言うと、以下のようになります。

(フォームの観点から)スランプから抜け出す方法

① 元のフォームに戻す

もともとのフォームであっても、一度変化したフォームを元に戻すことは難しいです。元のフォームのメカニズムを普段から意識し理解していれば戻し方も理解することができますが、無意識でプレーする中でできたフォームであれば改めて思い出そうとしてもなかなか思い出すことが出来ません。

無意識にできたフォームでもいざというとき思い返すことができるように、特に調子が良い状態のフォームを動画にとっておき記録しておくと有効です。

また”無意識”でできたことを”意識”してやることは意外と難しいので、元のフォームの動きを意図的に時間をかけて繰り返し行なうことで、体に動きを再び覚え込ませるようにすると良いです。

② フォームの変化を受け入れ、そこから進化する

元のフォームに戻そうとしてもなかなかうまくいかないときは、フォームの変化を恐れず受け入れた上でそのフォームを良いものにしていくことを考えると良いです。

元のフォームに戻そうとすると、
        変化したフォーム → 元のフォーム
という一本道を進むための(選択肢がない状態の)練習ばかりとなりますが、変化を受け入れそこから良いものにしようとすると、
        変化したフォーム → ○○のフォーム
                 → ▲▲のフォーム 
                 → ■■のフォーム
と、様々な道を模索する形で練習でのアプローチができます。選択肢が広がり、結果元のフォームよりパフォーマンスが上がることもあります。


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