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BASEと腰痛

筆者がBASEに出会ったきっかけは腰痛で立ち上がることさえできなくなったからでした。

BASEとの出会い


腰痛やギックリ腰のツラさは、よーーくわかります。


治ってからも、「またあの痛みがやってくるんじゃないか…」という不安に苛まれて過ごす日々が続くし…

これさえなくなってくれれば、と思いますよね。


腰痛の原因がわかれば治せるのでは?といろいろと調べて、

腹筋が弱いんだ、いや背筋が弱 いんだ、いやいや腹筋と背筋のバランスだとかで、筋トレやストレッチをしてみたり。


腸腰筋が原因だ!と、イイ線行ってみても、やっぱり鍛えたり伸ばしたり。


腰痛の80%は原因不明 というのもありました。

原因がわからないなら…やっぱり対症しかないので、鍛えたり伸ばしたりヨガしたりストレスをなくす努力をしたり…etc

そして、またやってくるだろう痛みに怯えて過ごす…


BASEに出会えていなければ今もそのぐるぐるを繰り返していたんだと思います。



BASE論では腰痛の原因はハッキリとしています。

BASEの発令による腸腰筋の機能抑制



以下、紐解いていきます。


その前に BASE とは 

こちらを読んでおくと、繋がりやすいです。



画像1

image from: https://www.yoganatomy.com/the-psoas-muscle/

赤いところ、みんな合わせて腸腰筋群。

(以下、腸腰筋としますね)

ヒトが許容範囲を越えて行動し続けると、安全装置としてBASEのアラームシステムが作動して、腸腰筋を抑制しますよ、

というお話はBASE解説 2でしましたが、覚えてますか?


腸腰筋が抑制された状態が、車の運転でいえば「ブレーキ」なんですよ、というお話でしたね。

1gという重力下において、常に、

・カラダを支え、姿勢の保持をする

・運動の推進をする

という重要な働きをしてくれている、腸腰筋。

この筋肉にブレーキがかかるのが先ほどの、

BASEの発令による腸腰筋の機能抑制です


腸腰筋の機能が抑制されると、その働きをどこかがカバーしなくては、行動どころか姿勢の保持さえできません。

その代表で頑張るのが「脊柱起立筋」

背中側の筋肉

画像2

image from: https://www.yoganatomy.com/erector-spinae-muscles/

前側が使えないから後ろ側でカバー

ってこの時点でもう腰に来そうな感じしますね。


腸腰筋が機能しない間、ずーっと起立筋がその分をカバーしていたらどうでしょう?

立っているときも座っているときもずっと

腸腰筋が機能していない分を起立筋が頑張れば背中や腰がずっと緊張状態。負担が来ます。

寝ている間もずっと

背中側の筋肉が前側の分をカバーして働いていたら、朝起きたときに腰が痛い・背中がバリバリする・寝違いになる...

腸腰筋が働かないと寝返りも打てないのです。

(赤ちゃんでもできるのに!)

寝返りを打って寝ている間に体勢を変えられれば寝違いも起きないんですね。


前述のとおり、

腸腰筋は1gの重力下でずっと働く筋肉です。

地球上に生きている限り、重力はノンストップでかかっていますが、その重量に抗いながら、常に姿勢の保持と行動の推進をしています。

この働きを別な筋肉が補うことは大変な負担となり、疲労、血行不良となり腰痛の原因となります。


腰痛に悩む方ならわかると思いますが、痛みは突然やって来るわけではなく、「ずっとなんだか重い感じがしていた」とか、「ちょっと前から怪しい感じだった」とかじゃないですか?

ずっと安全装置=BASEが作動してたのです。

あの一撃がやって来るときも、BASEの抑制反応による誤作動で、なんてことはない動きでピキッと…突然動けなくなるのです。


腰痛の原因は腸腰筋が働かないから。

腸腰筋が働かない原因はBASEのアラーム発令による抑制反応です。

腸腰筋をいくら鍛えても機能にブレーキがかかっているから働かない。

腹筋したり、スクワットをして脚腰を強くしても根本は改善されない。

背中や腰が張るのを緩めたりほぐしたりしてもそれは一時の対症でしかないのです。(気持ちいいですが..)



腰痛による悩みを解消するなら

何より

BASEのリセットです。


*おまけのつぶやき*

背骨と骨盤と股関節というカラダの中心になる大事な部位にまたがってついている筋肉=腸腰筋に脳が「ブレーキ」かけるなんて、相当なものですね。

脳(本能)はそこまでして大事な信号を出してくれてるんだ、ということなんですよ。


BASEについて、お問い合わせ・ご予約は

こちら

まで、お願いいたします。



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