BASE解説 2
BASE解説 1 では、
私たちヒトが生きるための「安全装置」として脳内に注意・警告の信号が備わっています。
そのアラームシステムのことを、
Brain Alarm System Entrainment(脳内警告系信号路)=BASE
と言います。
と、お話しました。
今回は、
生存維持のための注意・警告のアラームであるBASEに気づかずにいるとどんな影響があるの?
というお話をしようかと思います。
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画像from :https://b-cles.jp/car/meisha/subaru_forester_1st.html
「車」です。
生存を維持するための「安全装置」としてのシグナル=BASEが発令された状態で行動することは、「車の運転」でいえば、
ブレーキを踏みながらアクセルを踏んで進んでいる
そんな状態です。
ブレーキを踏んでいるのに、アクセルも踏み込んで「スピード出ないな?」と感じている、そんな運転する人は普通いませんね?
ところが
BASEが発令されたままでいつもと同じように行動するのは、ブレーキ踏みながらアクセルも踏んでいるのと同じような状態なのです。
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BASEは、重力に対してカラダを支える背骨を安定させ「姿勢保持」をする腸腰筋を抑制します。
腸腰筋はまた「推進力」の機能も持っていますので、歩く・動く・行動することなど…も抑制されます。
さらには、活動するときの神経、交感神経も抑制されます。
姿勢が保てず
進めない、歩けない、動けない
活動できない
つまり運転で言えば「ブレーキ」
これが実は、自分の許容範囲を超えて頑張り過ぎていますよ、という、注意・警告のシグナル=BASEなのです。
脳(本能)からブレーキかけられているのです。
ところが、
私たちヒトの生活では、やらなくてはならないことがあり…
仕事は休めないし
朝9時に出勤
約束もあるし
あれもこれもやりたい
もっとやりたいことがある
そのために、知らずに頑張ってしまうし
無理もしてしまう
「ブレーキ」がかかっている状態であるにも関わらず、交感神経を過剰に興奮させてやる気を出して行動してしまっていて、
しかも、そのことに気づいていないのです。
つまり運転だと、
ブレーキがかかっているのに、アクセルを踏み込んで、無理やり進もうとしているのと同じなのです。
・頑張らないと動けない
・寝ても寝ても疲れがとれない
・だけど、とりあえず、仕事に行く
こんな方、いらっしゃいませんか?
・
さて
車の運転でブレーキとアクセルを両踏みを続けていたらどうなるか…
エンジンもブレーキもタイヤも…いつか壊れてしまうことは容易に想像できます。
ちなみに
車というボディがあって、
エンジン・ハンドル・アクセル・ブレーキ・タイヤ・ミラー・ライト etc..
構造と機能があります。
どんなに完璧に整備されててもドライバー がいなければ機能しない。
ドライバーが目的のために行く場所を決め、エンジンをかけて、運転します。
ヒトの場合も、
ヒトというカラダに、
心臓・肝臓・腎臓・骨や筋肉・神経と神経伝達物質・内分泌 etc...
いろいろな部位・機能と働きがあります。
全て、各部位を統括し目的のために働く司令を出す『司令塔』がなければ動かないのです。
それが『脳』です。
どんなに車を整備しても、ドライバーが安全運転できなければ、事故の危険性は高まるし、車もいい状態を保てないのと同じように、ヒトも、脳内のバランスが整わなければ、カラダも心もうまく機能しないのです。
BASEのシグナルは、ヒトの許容範囲を超えているのにも関わらず、それに気づかなかったり無視し続けた行動や思考をすると発令されます。
BASEが発令された状態が、今日お伝えした、
ブレーキとアクセル、両踏み運転
これをし続けたことによる故障や不調です。
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