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睡眠・便秘・冷え性



・寝つきが悪い

・夜中に目が覚めてしまう

・便秘

・冷え性、手先・足先が冷える

・肩凝り

・ドライアイ


などに悩む方がとても多いようです。


上記の '根本原因' はすべて同じ。

なんだと思います?



交感神経の過剰興奮



常に神経が興奮状態にある、ということ。

いつもそのような状態でいるので、感じにくいかもしれないですが

リラックスとは真逆の状態 というとなんとなくわかるかも。


常に緊張している。
力んでいる。
ピリピリしたかんじさえする。


そんなかんじが
夜遅くなって、ふとんに入っても続くから
眠りに入りにくく

警戒・緊張が、寝ている間も続いているから
夜中に目が覚めてしまう。





「交感神経」というのは

・目覚めて行動を始めるとき
・仕事をしているとき
・アシュタンガヨガや運動をしているとき
・ケンカしているとき

など、活動をするときに使う神経です。

・寝入るとき
・休んでいるとき
・食べたり、消化しているとき
・リストラティブヨガしているとき
・排尿・排便時

など、リラックスしているようなときには「副交感神経」が働きます。

「副交感神経」と「交感神経」が必要に応じて働くことによって、体内を整えています。
このふたつの神経を「自律神経」と言いますね。
聞いたことあるでしょ。


自律神経は脳の、「間脳・視床下部」というところで制御されていて
私たちの意思、意識でコントロールできるものではありません。


自律神経のバランスを整える
とは、よく聞かれるけれど

自分の意思でどうにもならないものなのに
どうやって整えるの?
それで本当にバランスが取れるの?
という話。


そもそもが

必要に応じて働いてくれているものが、
バランスが乱れたり崩れたりするの?

ここが、知りたいところじゃないですか?





自律神経も、それをコントロールする脳も
「生きる」ために、それぞれのシステムを必要に応じて働かせてくれている。

交感神経の興奮が悪いのでも
副交感神経を優位にしてリラックスさせるのが良いのでも、ないんですね。


自律神経は「自律」して働いてくれている。

※自律; autonomous

自分の気ままを抑え、または自分で立てた規範に従って、
自分のことは自分でやっていくこと。


自律神経の働きは規範(脳からの指令)に従って
必要に応じて、自ずと働いていて

それにそぐわない行動をして、バランスが取れなかったり、調和していないのは...

私たちの意識や思考、行動なのかもしれません。




活動するときに、交感神経の働きは必要なもの。

「交感神経の過剰興奮」というのは
必要以上に働いてしまっているということ。

行きすぎて働かなければいけない理由があるわけです。


BASEの抑制反応によって
行動も、感覚や神経も抑制されている状態にも関わらず
社会的規範を優先させて活動するために、がんばる。

こんな状態の時にヒトは
交感神経を興奮させて活動することができる生きもののようなのです。

しかも
休むことなく、リラックスすることなく
ずっと神経を高ぶらせている。



このあたりをどうにかしなければ
最初に挙げた

睡眠の問題や肩凝り、便秘etc...の「根本改善」は望めないのです。



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